専門用語を使わないワインの専門家になると決意した『沈黙のWebライティング: Webマーケッターボーンの激闘』【書評】
「伝えたいことをわかりやすい文章で伝えられるようになりたい。」
夏ぐらいから伝えたいことがあふれ出てくるようになり、メルマガやLINE公式の発信頻度が上がってきました。
伝えたいことがあると、文章を書くのが楽しくなりますね。
さらに、伝えたいことをもっとわかりやすい文章で伝えられるようになりたい、という欲も出てきました。
そこで読んでみたのが、ライターの友人がおすすめしてくれたこの本。
分厚い本。かなりの文量とコンテンツだけど、ストーリー形式の対談で書かれているので、どんどん読み進めたくなって一気に読み終わってしまいました。
気づき① 専門用語を使わずに、誰にでもわかる言葉でワインを伝えよう
「専門家が何を言っているのかわからない現象」というフレーズが心に突き刺さりました。
専門用語を多用して、読み手に伝わった気になってしまうことは、ワイン業界人あるあるです(笑)
実は、専門用語を使って説明する方が、専門用語を使わずしてわかりやすく伝えるよりもハードルが低いんですよね。
たとえば、渋みが強くて力強いワインを、「タンニン豊富な」ワインと表現することがありますが、そもそも「タンニン」って何ですか?となってしまったらそこで読み手は離脱してしまいますよね。
書き手にとってはあたりまえの用語でも、読み手にとっては知らない単語。もうその時点で、読み手への配慮が欠けた文章になってしまっています。
私のお客さまの90パーセントは、ワインのことをよく知らない人です。
だから、ワインを学んだことがない人にも伝わるような、わかりやすい言葉でワインを伝えるように心がけています。それでも、時には「今のところについて、もっと詳しく教えてください。」と聞かれることがあります。
この本を読んで、読者の目線に合わせて文章を書くことを心がけようと、改めて自分に約束しました。
気づき② 読み手は、「読みたい」のではなく「知りたい」のである。
伝えたいことがあるからこそ、文章を書くときには、つい「読んでほしい」と意気込んでしまう私です。
ですがWeb上では、読み手は私の文章を読みたいのではなく、特定のことについて「知りたい」のですよね。そこに意識が向いていないと、知りたいことを検索している読者のニーズの役に立つことができないんですね。
シンプルなことだけど、難しいなぁ。。。
読み手の立場に立った、いえ、知りたくて検索する人の立場に立った文章を書けるようになりたいです。
想像力をつけるには、きっと経験あるのみですね。
気づき③ そうは言っても、見栄えって大切なんだね。
この本には読まれる文章のコツがたくさん紹介されていましたが、その中でも目からうろこだったのが、文章の見た目についてでした。
なにが書かれているかや、SEOを意識したライティングはもちろん大事ですが、読まれている文章において工夫されていること。それは、「改行や行間への配慮」。そして、「漢字とひらがなの比率」だそうです。なるほど、Web上で上位検索されている文章は、見た目の読みやすさにおいても読み手への配慮がなされているんですね。
将来は出版をしたいと思っているので、これから研鑽を積んでいこうと思います。
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