【WSET diploma対策】第5回 ドライテイスティングのすすめ【テクニック篇】
WSET Diploma受験生向けのワインコーチのアズアズです。このnoteは、WSETのDiploma試験を受験中のこんな方に向けて書いています。
・ワイン業界で仕事をしている人
・子育て中で自分の時間を確保するのが難しい人
・アウトプットが苦手な人
・英語が得意ではない人
・不器用な人
テイスティング対策は順調ですか?
妊娠や授乳のため試飲の練習ができません
という方がいますが、そんなことはありません。
体質的にお酒が飲めないくても
Diplomaになった方はいます。
飲めない人の方がむしろ、
繊細なアロマやフレーバーを
キャッチしやすいという場合もあります。
私は4年間のDiploma受験中、
妊娠&授乳のため丸2年は
禁酒していました。
授乳中でもお酒を飲む方はいますが、
私はまったく飲みませんでした。
お酒を飲まない時期に、
スピリッツ(以前のDiploma科目にありました)や
フォーティファイド(酒精強化)の試験を受け、
合格しました。
ワインが飲めないで挑戦するなんて、
絶体絶命だと、当時は嘆いていましたが、
よくよく考えてみると、
ワインが飲めなくてもできる勉強は
ありました。
むしろ、夜間でも早朝でも、
いつもお酒がが入っていない状態なので
二日酔いで勉強できないなんてこともなく、
集中力の質を高い状態を保てていました。
セオリーがやばい、という人。
テイスティングに自信ない、という人。
もはや何から手をつけたら良いかわからない人。
人によって課題が異なるかと思いますが、
Diplomaのテイスティング対策については、
キャプラン・ワイン・アカデミーの
対策講座を受講されるのが良いです。
実際の試験と同じような条件で、
頻出のワインを効率よく
テイスティングすることができますよ。
そうは言っても、
スクールに通う時間なんてないです
という人もいると思います。
2人の乳幼児を育てていた私もそうでした。
今日はそんな人に向けて、
ワインがなくてもできる
テイスティング対策法をご紹介します。
「ドライ・テイスティング」という言葉は
広く使われるようになりましたね。
ドライ・テイスティングとは、
まるで実際にワインを試飲しているかのように、
コメントを書き出す訓練です。
たとえば、
異なる品種の白ワイン3種類について
コメントを書いてみます。
・樽熟成されたカリフォルニアのシャルドネ
・ヴーヴレイの白ワイン
・アルザス産のリースリングのグランクリュ
この3つのワインについて、
ワインを飲まずに(テイスティングせずに)
一連のコメントを書けるように練習するのです。
こんな組み合わせでも良いかもしれませんね。
・サンセールの白
・マールボロのソーヴィニョン・ブラン
・カサブランカのソーヴィニョン・ブラン
試験で出るワインは、パターンがあり、
出るワインの傾向は、ある程度決まっています。
Diploma試験では典型的なスタイルのワインが出されます。
その場合テイスティングしなくても練習しておけば
ある程度書けるはずなのです。
ドライテイスティングの連取うは、
セオリー対策にも役立ちます。
ワインを用意しなくてもよいので、
ちょっとした時間に練習できます。
そういった練習をふだんから積み重ねていき、
実際にワインを目の前に試飲するときには、
頭の中に身につけた知識を総動員し、
自分自身の感覚に落とし込んでいきましょう。
ここで、受験仲間と一緒にできる
楽しいゲームをご紹介します。
ワインの名前や情報は伏せて、
テイスティングコメントだけを相手に知らせます。
そして、なんのワインか当ててもらうのです。
テイスティングコメントが正確で、相手がある程度勉強しているなら、
ワインを言い当てることができるかもしれません。
まったく違うワインの名前が出てきたなら、
テイスティングのコメントが少し違っているか、
当てる方の人のワインの知識が足りない可能性もあります。
お酒を飲めないから、時間がないから、
テイスティングの対策ができない、
なんてことはないです。
ワインがなくてもできる勉強や練習はあります。
そして、
Diplomaの受験勉強も大事だけど、
ぜひイマココを楽しんでくださいね!
ドライテイスティングのすすめでした。
あなたの受験を応援しています。