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【WSET diploma対策】第6回 私は英語ができません【英語篇】

WSET Diploma受験生向けのワインコーチのアズアズです。このnoteは、こんな受験生に向けて書いています。

・ワイン業界で仕事をしている人
・子育て中で自分の時間を確保するのが難しい人
・アウトプットが苦手な人
・英語が得意ではない人
・不器用な人

Diploma試験はイギリスの試験。
罫線だけが入った白紙の解答用紙に
ひたすら英語で論述するスタイルです。

英語を母国語とする受験生にとっても
難関と言われている試験です。

英語の勉強してから受けようかなと思ったあなた、
それだけはやめてください。

私のように、Diplomaの勉強をしながら
英語力を身につけることはできます。

英語力アップのために英語を勉強するなんて
時間とエネルギーがもったいないです。

Diplomaを受ければ、
ワインを学びながら英語力をレベルアップ
させることができます。

私がDiploma受験を始めたころは、
日本でのDiploma取得者は
10人に満たなかったんです。

英語が不得意な日本人の代表である私が
ディプロマを受けるなんて
無謀とも言える挑戦でした。

日本語での情報はほとんどなくて、
リサーチするにも英語だったので苦労しました。

当時は翻訳ソフトもなかったし、
スマホもタブレットも持っていませんでした。
よく受けたなぁ(笑)

特に、一番最初に学習する科目である
D1(ワイン生産:栽培・醸造・熟成)は
専門用語が多くテキストも難解です。

おそらく、英語を母語とする人でも、
化学が不得意だと簡単には読めない内容でしょう。

でもね、D1はすごく大事です!

D1の試験に合格できたからといっても、
D1をきちんとアウトプットできるレベルで
理解できていないと、どこかでつまずきます。
難関のD3に合格することは到底できません。

英語が苦手、化学も苦手な私は、
そうとう苦労しましたよ。

読んでも読んでもわからない単語だらけ。
単語の意味が判明しても、何が書いてあるのか
いまいち理解できないことも多かったです。

でもね、

英語だから、理解できないのですか。
日本語だったら、理解できるんですか。
日本語なら、ちゃんと説明できるんですか。

って聞かれたら、わたしの場合は、
日本語でも十分に理解できていなかったんです。

英語というフィルターを通してインプットするから
余計にややこしいんですが、そもそも、
母国語できちんと理解できていなかったのでした。

日本語レベルで理解できていないのなら、
英語でアウトプットできるはずがありません。

日本語↔︎英語を上手に訳せるようになりましょう、
ということではありません。

英語にも内容にも自信がない人は、
まずは日本語で栽培・醸造・熟成について
理解を深めましょう。

そこで、おすすめのテキストは、

アカデミー・デュ・ヴァン ワイン受験講座 (日本語)

かなり詳しいところまで書かれていて、
図や表が豊富に使われていて分かりやすいです。

それほど突っ込んだ内容には言及されていませんが、
WSETのアプローチで端的に書かれています。

この本の秀逸な点は、
たとえばシャルドネについて書かれたページなら、

シャブリ、サンタ・バーバラ、マーガレット・リヴァーの
3つの産地について、気候や醸造がもたらす、
味わいの違いが説明されています。

これは、D3のテイスティング試験で、
出題されやすい王道の組み合わせ。

この本はDiploma対策に使えますよ!

↑この本はD1対策で最もおすすめ。

栽培・醸造・熟成について、日本語で
これほどわかりやすく書かれている本は、
他にはないでしょう(今はあるかな?)。

写真も豊富です。

残念ながら、絶版のためもう手に入りません。
アマゾンでもメルカリでも、売ってないです。

私は、地元の図書館で借りました。

WSET Level 2 (英語)
WSET Level 3 (英語)

日本語での理解を深めると同時に、
Level 3の英語版テキストを使って、
アウトプット練習をしましょう。

Level 3の英語テキストを読むのに苦労するなら、
Level 2の英語テキストから。

Level3のテキストを完璧に理解すれば、
Diplomaの試験ではかなり点数が取れますよ。

私自身は、3度目に挑戦したUnit3(現D3)の試験対策は、
ほぼLevel3の英語テキストのみで合格しました。

D1を制する者は、Diplomaを制する。

繰り返しになりますが、D1の内容は、
Diploma受験中、ずっとついて回るんです。

スパークリングでも、酒精強化でも、
そして難関のD3(スティルワイン)でも、
栽培・醸造・熟成についてアウトプットできるレベルで
理解できていないと太刀打ちできないんです。

D3の試験で不合格になるときって、
D1の理解が十分でないから…というケースも多いですよ。

私は、ワイン用語の単語帳を作っていました。

Diploma試験では、
スペルミスは見逃してもらえますが、
ワイン用語と固有名詞については
正しいスペルが求められます。

文法は「主語+述語」ぐらいわかればOKです。

一般的な基礎単語は覚えましょう。
インプットやリサーチのスピードも速くなります。

そもそもの基礎的な英語力をつけたいという
レベルの方は、試験日が迫っていない時期に、
TOEIC600点や英検2級程度の対策本などを使って
英語力強化をしておくと良いでしょう。

この点については、ネット上にたくさんの情報があるので
ご自身にあった方法を見つけていただくのが良いと思いますが、
参考までに私が使った本の最新版をご紹介しておきますね。

おすすめの本をあれこれ紹介しましたが、
Diploma対策には、これさ読めば、これさえやれば、合格する!
という魔法の本も方法もは存在しません。

これをやらないと合格できない!
という勉強法やテキストもありません。

いろんな情報が入手できる時代ですから、
ご自身にあった勉強法・テキストを、
早い段階で見つけて実践してみてくださいね。

あなたの挑戦を、応援しています。

良かったらこの記事の感想を聞かせてくださいね。

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アズアズ🍷 WSET Diplomaサポート&地域教育活動家
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