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アルコール依存症家族の転落人生⑧

アルコール依存症が発覚して。


母親の手術⑧


当時
心臓の悪い母親が
急に入院することになった。

脈が40くらいになり
病院に行ってそのまま救急車。
そのまま、とりあせずペースメーカの埋め込み手術が始まり
大動脈弁を取り替える大がかりな手術が決まっていた。

この辺記憶が曖昧。
自分もショックなことが多すぎて
記憶から消そう消そうと
脳が働いたんだよね。。。

覚えてないいろいろ(笑)。

心臓手術のあとだったか?
手術前に手術に関する説明をドクターから聞くときだったか?

とにかく私は
急遽遠い実家に泊まりがけで帰ることになった。

家に
彼と
息子と
にゃんこを残して。

特にこの時
借金に関しては
弁護士さんと相談していたし
なるようにしかならん。。。
彼の具合は悪そうだったけど
車だから仕事には行けてるし
とりあえず大丈夫だろう!
何かあったら連絡してね、息子よ!

この時点で
大学生息子の就活は終わっていたし
あとは卒論を出せば
卒業できる状態。。。
息子も特に
心配ごとはない。。。はずだった。


夜実家で
お風呂に入り髪を乾かしていた。
その時は
何度も息子から電話がかかってきていたが
出られなくて


ようやく電話に出た。


電話口の先がザワザワしている。
無線の音も聞こえる。

「あ、おかあ?
今、、、
今ね、大変なことになっていて。」
「今警察が来てて。
おとうが飲酒運転で警察に連れていかれそう」
「今実況見分で大変。
おとうの受け答えがおかしい。」

途切れ途切れの電話。
警察官とのやり取りの合間に
私に電話を掛けてきてる。

ザワザワザワザワ。。。
息子、もしかして泣いてる。
彼に怒鳴ってる声が聞こえる。

どうも彼が、
ちっとも警察の言うことを聞かなくて
飲酒の検査の数値もかなり高くて
でも公道を走ってるところを
警察官が目視した訳じゃないから免停ではないみたい。
でも警察には行かなくちゃならないらしい。

この時点で夜中の11時。
ご近所中大騒ぎになってるらしい。


いやいやいやいや。
こりゃ無理だ。
私はこの時間に東京には戻れない。

え?しかも飲酒運転?


飲酒運転?


それはどういうことだ?


まだまだアルコール依存症に気づかないアホ女であった(笑)。、














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