【モダホラ3】モダン:リビングエンド③
まえがき
名古屋でモダンをプレイしているAzuと申します。
前回に引き続きリビエンエンドの対面考察を書いていこうと思います。
前回記事は以下リンク先から御覧ください。
主要デッキ対面考察
前回のつづきです。
リビエン側から見た対面と、相手側から見たリビエンそれぞれの考察を書いていきます。
いちプレイヤーの視点からになりますのでズレていることも多々あると思いますがおゆるしください。
ルビーストーム
・基本的に1ターン目諜報、2ターン目ルビーの大メダルorモンスーンの魔道士ラル、3ターン目ストーム開始で勝ちの流れを目指すデッキです。デッキトップを唱えながら進めるコンボのためめくれ型によっては勝手に事故って止まることもあります。
■リビエン側考察
・ルビーストームはシンプルなコンボに見えてカードそれぞれの理解が試されるデッキだと思っています。、役割は「大メダル」「マナ加速儀式」「衝動ドロー」「トドメ」で構成されており、このうちのどれかが無くなるとコンボが止まります。ただし「大メダル」と「トドメ」は1枚あれば完遂可能。
「大メダル」:ルビーの大メダル、ラル
「マナ加速儀式」:捨て身の儀式、発熱の儀式、魔力変
「衝動的ドロー」:レンの決意、無謀なる衝動、不可能の一瞥
「トドメ」:炎の中の過去、願い
※ラル変身は「トドメ」にもなる
・悲嘆・否定の力は基本的にルビーの大メダルに当てますが、悲嘆で見た時に「大メダル」を複数持っているようなら「衝動的ドロー」を削るのが良いと思っています。「マナ加速儀式」で「衝動的ドロー」は探せないが「衝動的ドロー」で「マナ加速儀式」を探せるため。
・緻密はラルに当てましょう。クリーチャーが少ないですがラルが致命的なためサイド後も残します。
・悲嘆でラルを落とすと死せる生で帰ってきて返しのターンで負けてしまいます。
・ルビーの大メダルを基盤砕きで割りたくなりますが、サイドインは悪手だと思っています。50%の確率でラルからスタートするため基盤砕きは手札に腐りやすいです、他の置物も基本的に入っていない。仮にルビーの大メダルを割れたとしても2ターン目に2マナを基盤砕きに使うと3ターン目死せる生をした場合の盤面が弱すぎて殴り切る前にコンボを決められてしまいます。
・忍耐4枚サイドインして炎の中の過去に合わせて撃つのがサイド後プランとして有効だと思っています。ラル変身-6はどうにもならないので割り切るのが強いと思っています。
・不可能の一瞥で追放されたカードのうち唱えなかったカードは墓地に送られます。これによってラルを墓地に送るテクニックがあります。ランダムに行う場合はそう頻出する場面ではありませんが、余裕があればケアしましょう。
・試したことがないのですがサイドからドラニスの判事を1枚入れると有効かもしれません。知見者いましたら教えてください…。
■ルビーストーム側考察
・ラルは死せる生で死んでしまうため出してターンを返すのは悪手です。出したらそのターンのうちに勝ちましょう。
・リビングエンドは諜報やサイクリングで妨害カードを探すのが得意なデッキのため、基本的に最速で仕掛けるのが正解と思います。
・フェッチから諜報土地でラルを墓地に落とすと相手の死せる生で帰ってくることができるため死せる生を牽制することができます。
・商業地区がハンドにある場合、ラルに緻密を当てられた時にライブラリ上に置いてから商業地区をセットして諜報で墓地に落として死せる生制することができます。
・相手の死せる生でクリーチャーが帰ってきても不可能の一瞥で生成したエルドラージトークンでブロックしてターンを稼げることがあります。
・不可能の一瞥でラル唱えずに墓地に送ることで死せる生を牽制することができます。
エスパー御霊
・超能力蛙やルーティングでアトラクサやグリセルブランドを墓地に落として御霊の復讐で釣り上げたあとにアトラクサかグリセルブランドの大量ドローで回収した儚い存在でブリンクして戦場に残して制圧するムーブを必殺技として持つデッキです。
・御霊の復讐やアトラクサをサーチするカードが無いため、初手で揃わない場合はコントロールデッキの動きを取りながらルーティングでデッキを掘って揃うのを待つ動きを取ります。
■死せる生側考察
・メインは祈りながら死せる生しかないです。緻密はファラジの考古学者か超能力蛙に当てましょう。
・サイドは避け難い裏切りプランがベスト。無いなら忍耐に頼るしかありません。
・避け難い裏切りで奪うクリーチャーはライフが8点以上あればグリセルブランドがベスト。骨の皇帝から出た悲嘆をブロックできずに負けるというようなことが無いよう注意しましょう。次点でアトラクサが有効です。リビングエンドというデッキはカードタイプがバランス良く入っており5枚回収できることも珍しくありません。一度グリセルブランドやアトラクサが出ると悲嘆・否定の力・緻密・忍耐のピッチキャストで一気に有利になることがあります。
・避け難い裏切りでグリセルブランドを奪えたら起動スタック孤独をケアして起動をできるだけ先伸ばしにしましょう。
・伝説のエルドラージが入っていることがありますが避け難い裏切りで奪うのは悪手と思います。孤独で追放されてしまった時に全てを失います。グリセルブランドやアトラクサであればハンドを補充して次のアクションに繋げられます。
・外科的摘出がサイドインされることがあり、忍耐はこれに合わせて撃つこともできます。単純に避け難い裏切りを引ききった時も忍耐で戻すと改めて続唱から唱えられるようになります。
■エスパー御霊側考察
・御霊の復讐は否定の力をケアして相手のターンに撃ちましょう。
・超能力蛙が戦場にいてハンドにアトラクサが2枚ある時は1枚捨てたあとに優先権を放棄することで忍耐をケアすることができます。
・サイド後は避け難い裏切りが入ってくることがあります。そのため墓地対策をせずに続唱対策のみをサイドインするのも有効と思います。
・避け難い裏切りでアトラクサやグリセルブランドを奪われた場合は誘発・起動に合わせて孤独を切りましょう。引かれると緻密を構えられるリスクがあります。
青黒マークタイド
・打ち消しハンデスで1対1交換を続けるデッキですが、超能力蛙とタミヨウがアド源になっており計算上でトータル有利になるデッキです。リソースが枯渇した相手を濁浪の執政で倒します。
■死せる生側考察
・緻密はタミヨウか超能力蛙の先に出た方に当てましょう。死せる生を構えるとこれらを出せないため、下に送られることがほとんどです。緻密を合わせられないと厳しい戦いになります。
・サイド後は否定の力を全アウトして忍耐緻密8枚体制で相手のエンドに動くのが強いと思っています。
・忍耐は適当に出しても強いですが、できれば濁浪の執政が出る直前に合わせましょう。常に相手の墓地とマナをカウントすることでピッタリ合わせることができます。
・オークの弓使いをサイクリングに合わせられないようにタイミングをずらしましょう。
・オークの弓使いをケアするために先にサイクリングを切って後から波起こしや気前のよいエントを切りましょう。
・自分に忍耐を撃つことで湖での水難でクリーチャーを破壊したり打ち消したりされるのを防ぐことができます。死せる生が撃てなくなりますが、状況によっては強力なため覚えておきましょう。
■青黒マークタイド側考察
・タミヨウについては
・オークの弓使いだけで削り切るのは難しいです。サイクリングに有効そうですが、波起こしを4枚採用しているリストが主流であり諜報土地と合わせてサイクリング無しで立ち回られます。アドバンテージにも繋がらないためこれでキープするのは強くないかなと思います。
・超能力蛙やタミヨウは対処されにくくアドバンテージに繋がるため定着してロックして勝てるケースがあります。これらはキープ基準にできるかもしれません。
・タミヨウと外科的摘出については前回記事のジェスカイエネルギーの項目に書いています。ディミーアマークタイドにも同じことが言えます。
裂け目エルドラージ
・エルドラージランプに裂け目の突破と引き裂かれし永劫エムラクール(または穢すものウラモグ)を4枚ずつ入れたデッキです。裂け目の突破で出す用のクリーチャーはウギンの迷宮に刻印する役割もあり、無駄になりにくいです。
・マナ加速から3ターン目に裂け目の突破を唱えるケースもあれば、一つの指輪のドローで自然に揃うのを待つケースもあります。高速で難題の予見者や運命を貪るものを展開するムーブも強力で、裂け目の突破無しで勝つ試合も珍しくありません。
■リビエン側考察
・裂け目の突破と一つの指輪が通ると概ね負けのためこれを唱えられる前のターンに悲嘆を使いましょう。自分は初手に悲嘆と死せる生があれば初手で撃っていますが、運命を貪るものを公開されたら1、2ターン待ってます。他の運命を貪るものを入れたデッキも主に指輪を狙いたいため。
・緻密は唱えた時誘発の無い難題の予見者かカーンに当てるのがベスト。
・悲嘆か否定の力が無いと厳しいマッチです。初手で無ければ1マリして探してもいいかもしれません。
・避け難い裏切りがあればサイド後が楽です。一つの指輪のプロテクションで避けられるため忘れないようにしましょう。
・サイド後に避け難い裏切りに切り替えていたとしても、石の脳を対処できる場合は必ず対処しましょう。当たり前の話ですが上手い相手は避け難い裏切りプランを考慮してカード名選択を行います。死せる生が選択されるはずだと思い込むのは危険です。
■裂け目エルドラージ側考察
・難題の予見者を強く使えるマッチではありません。相手のデッキがリビエンとわかっているなら難題の予見者のみのキープは負け筋と思います。
・サイド後は避け難い裏切りが入ってくるケースがあります。待機で唱えられた場合は一つの指輪のプロテクションで回避することができます。
・避け難い裏切りが入っていることを確信するなら、対策でサイド後に最も大きいクリーチャーを運命を貪るものにすることで有利に戦えます。
・サイド後に撹乱のフルートや石の脳でカード名を指定する時は撃たれたら厳しい方を選択しましょう。例えば全てを塵が撃てるなら死せる生は効きにくいです。
・相手の墓地にクリーチャーが少ないのに続唱されるケースの撹乱のフルートは避け難い裏切りを選択しましょう。
あとがき
8月中旬のMOプレイ経験をもとに書いていますが、よく見るタイプは書いたかなと思うのでこのシリーズはひとまず今回で終わりにしようと思います。ウルザトロンも好きなのでトロンの記事も書きたいなと思ってます!
最後まで読んでいただきありがとうございました!ご意見・ご質問・コメントなどあればぜひX(@Azu561370497069)に連絡をいただければと思います!