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【モダホラ3後】リビングエンド:対面考察①

まえがき

記事を開いていただきありがとうございます!
名古屋でモダンをプレイしているAzuと申します。

お盆休みにMOでリビングエンドを回していたので、自分の考えをまとめるためによく対面したデッキの考察を書くことにしました。

前回記事ではモダホラ3後のリビエンをざっくり紹介しています。ぜひこちらもご覧ください!


主要デッキ対面考察

リビエン側から見た対面と、相手側から見たリビエンそれぞれの考察を書いていきます。
いちプレイヤーの視点からになりますのでズレていることも多々あると思いますがおゆるしください。

バントナドゥ

お巡りさんこの人です

・ナドゥと手甲と春心のナントゥーコが揃うと相互作用で勝てるデッキです。サーチが大量に入っている上にナドゥ自体に大量ドローに近い性質があり、再現性が非常に高いです。

■リビエン側考察
・マナクリ・ナドゥ・春心のナントゥーコをリビエンで一気に流してそのまま勝つパターンが強いですが、相手の練度が高いと展開スビードの調整などで上手くかわされやすいです。
・春心のナントゥーコの授与モードはクリーチャーでないので否定の契約で打ち消すことができます、追放して死せる生で帰ってこなくなるため積極的に狙いましょう。授与モードを緻密で戻すことはできないので注意です。
・悲嘆は召喚の調べ・召喚士の契約・一つの指輪を落としたいのでこれらを撃たれる前のターンに使います。サーチから忍耐が厳しいだけでなく、普通にナドゥか春心のナントゥーコが出てきてそのまま負けるケースもあります。
・緻密は根の壁・春心のナントゥーコに撃ちます、召喚の調べX=3はゲームエンドなのでできるだけ展開を遅延して墓地を溜めたい。
・緻密をナドゥ用に残すのは悪手です。緻密で戻しても次のターンに負けるだけなので意味がないです、そもそも緻密を構えていても召喚の調べで出てきたら戻せないです。
・忍耐がハンドにあると察知したときは忍耐用に緻密を残します。死せる生スタック忍耐を緻密で返すと一気に有利になります。
・サイドボードは基盤砕き・活性の力・忍耐を入れるのが良いと思っています。ウルザの物語・手甲・春心のナントゥーコと割るものに困りません。よくサイドインされる魂無き看守も割れます。
・サイドの徴用は指輪を取れると強そうですが緑のカードのサイドインが多く青2枚ピッチが準備できないケースがあり入れないことにしました。そもそも指輪を取ったら勝ちというゲームでもありません。
・忍耐のサイドインは中長期ゲームを見ています。盤面を流すために墓地が雑魚いのに死せる生をして2回目の死せる生が必要になケースがあったり、忍耐を合わされた時の次の死せる生を使う前に相手の墓地を掃除する必要があったりします。諜報土地からナドゥや春心のナントゥーコを落とされるケースでも必要になります。中長期戦で1枚引ければと思い2枚取っています。

■ナドゥ側考察
・リビエン側とスピード勝負をしてはダメです。リビエンの方が少しスピードが速いので展開すると並べたクリーチャーを全滅させられます。
・ナドゥ素出しで次のターンにコンボに入ろうとするのはダメです。返しにリビエンで流されます。ナドゥを出すならそのターンに勝ちましょう。
・春心のナントゥーコは授与で使うとリビエンされた後に死なずに戦場に残ります。相手にターンを返すときは特に授与で使うのが強いと思っています。
・根の壁はマナを使わないターンも毎ターン起動して、いつでも墓地に送れるように-4/1にしておく方法もあります。そうするとリビエンを撃たれたターンに根の壁から2マナ出せます(召喚の調べ用なら3マナ分出せます)。
・忍耐はリビエンに合わせて撃つと緻密ピッチで返されるリスクがあります。リビエン側のエンドに撃っておくと緻密されてもTOP指定ですぐ引けるので確実に墓地を追放できます。

マルドゥエネルギー

死せる生スタックで全部サクリます

・高速で横並び展開して殴ったあとにゴブリンの砲撃やフレージでトドメを刺すデッキです。思考囲いのサポートも強力です。

■リビエン側考察
・オークの弓使いが入っているためサイクリングスタックでキャストされないようタイミングをずらしてサイクリングすることを意識。波起こしや気前のよいエントは引っかからないので後回しにして通常サイクリングをオークにかからないよう処理必要。
・多少墓地が弱くても最速3T続唱推奨、墓地溜める間にマリオネットの見習いやゴブリンの砲撃が出ると死せる生が使えなくなって負けます。
・ライフが厳しい戦いになりやすいため通りの悪霊は可能な限り悲嘆のコストにしたいところです。
・緻密はフレージ脱出に当てるのがベストと思います。次点がマリオネットの見習い。これらに当てれないと負けるため他はスルーが良いと思ってます。
・基盤砕きはサイドインしなくてOK。魂標ランタンを採用せずにラクドスの魔除けで頑張る型があって無駄になるケースがあるのと、そもそも2マナも払って魂標ランタン割って起動させてたら殴られて負ける。魂標ランタンは死せる生で流しながら使わせるのがベストと思ってます。未認可霊柩車は2マナなので悲嘆で落とせます。もしくは否定の力でなんとかしましょう。通っても2マナアクションをパスされているため朦朧の没入とかが間に合うこともある。
・サイド後忍耐2〜3枚推奨。適当に撃ってもフレージに強いのと、墓地雑魚いのに最短3T死せる生をせざるをえないケースが多々あり忍耐で墓地掃除してから再度リビエンしたいケースがあります。またマリオネットの見習いやオークの弓使いを瞬速ブロックで打ち取れることがあります。

■マルドゥエネルギー側考察
・アジャニを変身させると死せる生側が非常に対処しにくく、また変身を止めることも難しいです。早期変身→+0連打で勝てることがあります。赤クリーチャーが無くダメージを飛ばせない場合は勝負を急がずに-5を狙うのも有効です。
・先攻3Tアクションはフレージも強いです。死せる生で帰ってきてもすぐ死にますが、計6点ドレインはこのマッチでは強力です。
・アジャニ&トークンがまとめて死せる生で流れるのは負け筋です。先手2Tから次ターンに変身できるハンドなら強いですが、とりあえず置いたあとすぐ死せる生で流れるとマナとカードを完全に無駄に使っているためこのアド差で負けることがあります。
・死せる生を撃たれるマナ域になってきたら、盤面展開が十分であればマリオネットの見習いやゴブリンの砲撃を設置するのがベストな選択肢です。色めき立つ猛竜からこれらを狙うのもアリと思います。ただしこれらは2T目に出すと死せる生解決時に出せるダメージが小さい上にクロックも細いので負け筋になります。
・死せる生を撃たれるマナ域になったとき、2マナ域の選択肢としてオークの弓使いも強力です。死せる生を撃たずにサイクリングだけするケースをケアできる上に、死せる生解決でアジャニが流れるのを猫トークンやオセロットを墓地に送ることで回避できます。死せる性解決後にエンドに出して返しにマリオネットの見習いを出して4点ダメージ確定盤面を作るのも強いです。
・魂標ランタンやラクドスの魔除け等の対策カードを狙ってハードマリガンする必要は無いと思います。狙ってマリガンしてクロックが細くなるのは明確な負け筋です。
・魂標ランタンは否定の力の恰好の的であり、ラクドスの魔除けは2マナ域が渋滞しやすくなる上にオークの弓使いと同時構えでないと機能しにくく意外と使いにくいです。
・リビエン側は最速死せる生を目指すためハンドに後続サイクリングが残りやすく、墓地を一回追放するメリットは意外と少ないです。構えることによって展開が細くなり、クリーチャーも流れるためリビエン側が立て直して勝つケースがあります。

ボロスエネルギー

これが一番強い

・高速で横並び展開して殴り切るデッキです。マナベースが安定しており血染めの月を採用できるのが強みです。

■リビエン側考察
・基本はマルドゥエネルギーと同じです。
・マリオネットの見習いとゴブリンの砲撃が無いためこれによって死せる生を撃てなくなることがなく、ライフと相談しながら墓地を溜めて強いタイミングで死せる生を撃つことができます。
・アジャニ変身+0で削りきられることがあるためライフ計算に変身ケースを含める必要があります。
・メイン血染めの月で負けることがあるため常にケア必要です。特に相手がフェッチ平地したら警戒しましょう。
・サイドボードも基本はマルドゥエネルギーと同じでOKと思います。思考囲いが無いため続唱の枚数に余裕があり1枚減らしてOKと思っています。

■ボロスエネルギー側考察
・基本はマルドゥエネルギーと同じです。
・最適解は最速展開全殴りと思います。死せる生側の土地事故や続唱事故だけで勝てることがあるため、構えすぎると機を逃します。
・リビエン側は変身アジャニに干渉するのが難しく、ブロッカー兼アタッカーを並べながら+0で削りきるのがメインの勝ち手段と思います。
・死せる生の対応で電気放出をオセロットに撃ち、アジャニを変身させつつオセロットを戦場に戻すことでリビエンで全てを失うことを防げます。
・アジャニを2体出してレジェンドルールで墓地に送って変身させるムーブが強いです。変身後+0で展開しながら火力を撃つことができ、死せる生を使われても墓地に落ちた方のアジャニがまた出てくるため次のターンに赤クリーチャーを準備できれば+0から4点以上飛ばせます。そうした場合、生物の方のアジャニを火力で落とすともう一度+0を使うことで一気にライフを削ることができます。しかもリビエン側は猫をコンバットで落とすとアジャニ変身から上記の大ダメージを受けるため猫が実質アンブロになることがあります。このプランが非常に強力。なぜこれをマルドゥエネルギーの項目に書かずにボロスエネルギーの項目に書いたかというと、マルドゥエネルギーはもっと強いプランがいくつもありこのプランの優先度が低いからです(…)。

ジェスカイエネルギー

変身して対抗呪文回収で負け

・除去や打ち消しで1対1交換を繰り返してタミヨウや指輪でリソース補充するコントロールデッキです。フィニッシャーはフレージが使用されています。

■リビエン側考察
・タミヨウは多少無理してでも緻密ピッチが正解と思います。メイン戦で出てくると朦朧への没入でも使わない限り処理することができません。アド量産された上に変身して打ち消し回収され死せる生が通らなくなるのが負け筋です。
・タミヨウが出ない場合は相手の勝ち筋がリングで爆アド封殺くらいになります。否定の力を持っているなら一つの指輪を狙ってじっくり構えて悲嘆が来てから仕掛けるか、6マナまで伸ばして否定の力構えながら仕掛けるか、続唱を2、3ターン連続で唱えるとだいたい死せる生が通って勝てます。
・フレージ素キャストは緻密してもおいしくないので脱出に合わせるようにしましょう。
・サイド後は記憶への放逐が3枚くらい入って別ゲーになります。忍耐をフルサイドインして緻密忍耐の瞬速8枚体制で相手のエンドに展開する戦法が妨害しづらく有効です。
・徴用サイドインが有効で一つの指輪かテフェリーを奪えると概ね勝ちです。一つの指輪を奪えるとデッキに大量に入っているピッチスペルを強く使えるため非常に強力です。テフェリーは説明するまでもなく圧倒的に刺さりますが、フレージで落とされるおそれがあるため必ず+1を使い続けましょう。

■ジェスカイエネルギー側考察
・リビエン側は1Tタミヨウに対応できるカードが緻密くらいしか無いです。タミヨウがあれば緩めのキープで良いと思います。
・タミヨウは殴り続けて爆アド取るのも強いですが早期変身するのも強いです。否定の力だけを構える場合は3T目に語りの調律&手がかりサクって変身+2すると返しのターンにリビエンされても否定の力ピッチで消せますしすぐ-3で否定の力を回収できて概ね勝ちです。悲嘆で否定の力落とされてリビエン通るケースも本来死ぬタミヨウが忠誠4で残るのでまくれることがあります。
・緻密はピッチで悲嘆に当てましょう。長引いてくるとエンドに素出しして殴りたくなると思いますが、リビエン側も瞬速緻密でブロックするなどして抵抗するため緻密ビートプランで勝つのは難しいです。悲嘆がいずれ来るので持っておきましょう。
・サイドから入る徴用でテフェリーを奪われると負けます。どうしようもないケース以外は対抗呪文を構えながら出すのが良いと思います。
・外科的摘出は必要なのか?と思っていますがどうなんでしょう…?死せる生は否定の力や記憶への放逐では墓地に落ちないですし、帰ってくるときは大抵大量に帰るので1種追放しても間に合わないケースが多々あります。

黒単ネクロ

動きは実は地味だったりする(?)

・悲嘆スキャムやハンデスの1対1交換をした後にネクロドミナンス・一つの指輪で大量のリソースを獲得するデッキです。基本的にはコンバット等でライフを削ってから魂の撃ち込みで削り切るプランを取ります。

■リビエン側考察
・ネクロと一つの指輪を悲嘆や否定の力で対処すると機能停止することがあります。ドローソースが無いため黒単ネクロ側は探し直すのが苦手です。
・こちらが悲嘆を構えていてもハンデスで落とされる悲嘆は1Tで使ってしまうのがいいと思います。土地の大半が両面土地であるため土地を落として事故らせて勝てることもあります。
・ハンデスが大量に入っているため初手でこちらの朦朧への没入や気前のよいエントを落とされるケースがあります。後手の場合、朦朧への没入と気前のよいエントだけでキープするのはリスクがあるため他がよくても1マリガンはしてよと思っています。土地多めでキープして諜報土地で墓地を溜めながら続唱呪文を探すプランがハンデスに強く戦いやすいと思っています。
・ボガートの獲物攫いが基本4枚入っているためいつ墓地が無くなるかわかりません、緻密が無いなら墓地が弱くても最短最速の死せる生推奨です。
・ネクロドミナンスが出ていると相手の墓地に落ちるカードが代わりに追放されます。こちらの悲嘆で黙示録シェオルドレッドを落としても死せる生で帰ってきませんし、死せる生スタックでダウスィーの虚空歩き生贄起動から帰ってきて死せる生を再キャストするムーブもできないですし、死せる生で生贄になったクリーチャーは追放されて次の死せる生で帰ってこなくなります。…当たり前なのですが忘れがちなので注意が必要です。
・ネクロドミナンスとシェオルドレッドでライブラリーを引ききられると、魂の撃ち込み×4とオークの弓使い×4の16点分の火力を出すことができます(シェオルの4マナが出てるということはオークの弓使いを相手エンドに2体、返しの相手ターンアップキープ2体出し切れます)。死なないようにライフ管理しましょう。オークの弓使いのダメージを計算し忘れやすいので注意。
・サイド後は墓地対策カードとしてダウスィーの虚空歩きが入ってくるためボガードの獲物攫いと合わせて墓地追放カードがあまりにも多くなります。そのためサイドプランは避けがたい裏切り&徴用と忍耐緻密を計8枚入れたミッドレンジプランが有効と思っています。避け難い裏切りは黙示録シェオルドレッドを、徴用は一つの指輪を奪うと強いです。
・避け難い裏切りプランを取る場合、外科的摘出を忍耐で躊躇いなく回避することができるので覚えておくといいでしょう。
・ネクロドミナンスを徴用で奪うとサイクリングで墓地にクリーチャーを送れなくなります。しかもライフが足りなくなって死んでしまうケースがあります。なのでネクロドミナンスは極力否定の力か悲嘆で対処しましょう。
・ネクロドミナンスや指輪を奪った場合、ドローに対応してオークの弓使いキャストで死ぬことがあるため警戒しましょう。

■黒単ネクロ側考察
・ハンデスで続唱を落とすより悲嘆・否定の力を落としてネクロドミナンスや一つの指輪を着地させる方が強いケースがあります。続唱は捨てさせてもサイクリングでまたすぐ引かれてしまいますが、悲嘆・否定の力を捨てさせるともともとあったピッチコストを使って探さなければならないケースが大半で、コストを維持しながら再度妨害を構えるのがとても難しいです。
・ダウスィーの虚空歩きは死せる生のスタックで生贄起動すると、解決時に帰ってきて自分のターンに再度生贄起動して死せる生を唱え直して盤面をもとに戻すことができます。いつでも起動できるように殴らず立たせておきましょう。ネクロドミナンスが出ているとこの動きができなくなるので注意です。

あとがき

ひとまずここで区切りたいと思います。
以下のデッキもそれぞれ書きたいと思っています。
 ・ルビーストーム
 ・エスパー御霊
 ・青黒マークタイド
 ・アミュレットタイタン
 ・裂け目エルドラージ
 ・エルドラージトロン

今回は以上です、長文・駄文にお付き合いくださりありがとうございました!ご意見・ご質問・コメントなどあればぜひX(@Azu561370497069)に連絡をいただければと思います!

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