2025/2 モダン リビングエンド デッキ紹介

割引あり

2024/12の禁止改定から2025/2のCCFの間に調整したデッキ構築のまとめです。
対面考察とサイドボードは有料設定にしていますがXでリポストすることで全文無料で読めます。

リビングエンドとは

リビングエンドは死せる生をキーカードとした
続唱と墓地を使うコンボデッキです。

ずるして唱える

1〜2ターン目に諜報土地やサイクリングでクリーチャーを墓地に落として3ターン目に続唱から死せる生を唱え盤面をリセット。墓地のクリーチャーを蘇らせてビートダウンで勝利するのが基本の動きです。

死せる生といえばこいつら

サイクリングし続けると自然と手札に続唱呪文とピッチスペルが集まります。
サイクリングは手札を入れ替えているだけなので手札枚数は減っていません。
不要な手札はコストにしてピッチスペルで妨害しながら戦うことができます。

手札は投げ捨てるもの

忍耐、緻密、否定の力はピッチスペルとして優秀ですが、ハードキャストも優秀です。

…仮に忍耐がピッチで唱えられず墓地を戻す能力がなかったとしても、緑で3/3/4 瞬速 到達というスペックを持っているクリーチャーなんて他にいません。普通に使っても強いです。
さらに墓地を戻す能力が相手にとって致命的になることがある。

緻密も4/3/3飛行でわかりやすくアドが取れる。
否定の力も3マナで撃って強い。

影のエースたち

死せる生という超必殺技を構えながらこれらのカードでクロックパーミ的に戦うこともできます。
クリーチャーが少ないフェアデッキ…青黒眼魔、赤青ウィザードなどに対して有効ですね。
サイド後に相手が妨害札を多めに引いた時も忍耐緻密だけで勝ててしまいます。

サイドボードは基本的には相手の妨害の対処ですが
続唱カードを使う特性上、2マナまでのカードを入れると"確定ガチャ"をすることができます。
例えば真昼の決闘はストームに対して強力な妨害カードです。しかし引けなければ意味が無い。

イラストかっこいいよね

普通のデッキなら1枚入れてもなかなか引けません。
それをリビングエンドは1枚入れただけで8枚の続唱カードと合わせて実質9枚の真昼の決闘を入れることが出来ます。
しかもこれを否定の力や徴用で守れます。

他にも2マナ以下で相手のデッキを機能停止させるカードを1枚の枠で9枚入れることができます。
この場合は死せる生が使えないため忍耐と緻密で戦うことになりますが十分です。
それどころか機能停止したデッキ相手には断片無き工作員の2点クロックすら脅威になりえます。

まとめると…こんなデッキってことですね。
・基本は続唱から死せる生を唱えるコンボで戦う。
・忍耐や緻密のクロックパーミも強力。
・サイド後に特殊な戦い方で勝つこともできる。

2024/12禁止改定後の立ち位置

リビングエンドにとって厳しい禁止改定でした。

禁止改定前は目立つ墓地デッキが御霊のみであり、環境内の墓地のガードが下がっていて簡単に墓地のクリーチャーを蘇らせることができていました。

しかし禁止改定後は信仰無き物あさりの解禁によってジャンド独創力・グリクシス眼魔・赤黒昂揚といったデッキが大暴れ。
オパールのモックス解禁によって脱出基地や親和がメタゲームに現れました。
中でも脱出基地は大きな大会で結果を残し
その他上位デッキも墓地を利用したギミックを含むため、多くのデッキがコンボ対策としてメインから墓地対策を取り始めました。

リビングエンドの大会入賞リスト数は減少。
この世から死滅したかのように見えました。

しかしリビングエンドは死滅していませんでした。
メイン4枚の忍耐で墓地コンボを咎め。
サイドボードに続唱で唱える死せる生以外のカードを採用して軸をずらし。
あの手この手で戦うことで、稀にMOリーグの5-0リストが上がる程度には生存しているのでした。

デッキリスト

2025/2のCCFで使用したリストです。
ひたすらMOリーグに潜って調整しました。

一般的なリストと比べると
メインに徴用を入れているのが特徴的かな。
スレイベンの魔除けやゴジレックの命令の対策。

好きなカードをいくつかピックアップして
紹介して終わりにしようと思います。

死せる生

死せる生

手札に来ると完全に無駄になるカード。
減らしたいのにデッキから枯れると続唱が撃てなくなるため減らしきれないカード。
手札に来たこのカードをなんとか使えないか毎日毎日考えました。

敵の徴用、予言により、絶望の力、ヴェンディリオン三人衆、大嵐の雄鹿、上げ潮キオーラ、グリッドの脈動。

全部だめでした。それぞれ単体が弱すぎます。
死せる生を有効活用するカードに枠を割くよりも強いカードを1枚入れるのがいいと考えました。
さらに有効活用不可の死せる生を減らして3枚に。
浮いた2枠に徴用を入れています。

巨大な空亀

でかい!

色んな使い道があるカード。

青緑であるため全てのピッチスペルのコストに。
相手の生物をバウンスして時間稼ぎ。
断片無き工作員をバウンスして再続唱。
続唱カードを墓地から拾って続唱。
忍耐や緻密をバウンスして再利用。
墓地の否定の力や徴用を拾って再利用。
場や墓地のサイクリング生物を戻して回答探し。

そして復活するとでかい!!しかも飛んでる!

護法を持ってることは内緒にしておいてください。
そして使ってる方は覚えておいてください。

「あ、護法持ってるんで…」
こう言ってはダメです。
対戦相手がやっぱりこっちって感じで対象を変えてもいいよって裁定になる可能性があります。

「対象とられました。護法誘発しました。」
こう言ってください。
護法は誘発型能力です。アクションによって能力が誘発すると巻き戻しができない裁定になります。
さあ、護法で勝ちましょう!

溜め込み屋のアウフ

見た目弱そう

ベルチャーが流行りだして気づいた。
リビングエンドはベルチャーに全く勝てない。

勝てなさすぎてベルチャーが最強に思えてきて
自分でベルチャー組んで回すに至りました。
ベルチャー回してて思ったのは
溜め込み屋のアウフに全く勝てないということ。

じゃあ続唱からアウフ出せば最強なのでは?
溜め込み屋のアウフ10枚体制の完成です。
1枚だと拒絶の閃光で消されたときにいちいち忍耐か空亀で墓地から拾わないといけないので2枚。
この構成でベルチャーに有利をとれています。

おわり

デッキの紹介は以上です!
有料部分は対面考察とサイドボードです。
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ぜひリポストお願いします!

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