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双極性障害Ⅱ型の彼女とバセドウ病の僕
初めまして、あずとおこです。
僕たちはお互い病気を患っています。あずの病気は双極性障害Ⅱ型と全般性不安障害、他にもPTSDなどが併発しています。
僕も最近バセドウ病という病気になってしまいました。
2人とも完治されない病気と言われており、状態がよくなる(寛解になる)ことを目標に一生懸命生きています。
寛解後も安心はできません。再発の可能性もあるため内服を続けて予防し続ける必要があります。
理解されない病気
僕らの病気は理解されにくいものです。というのも目に見えて病気って感じがしないからです。
それゆえ社会では、頑張っていない人、サボっている人、甘えている人などとレッテルを貼られてしまいます。
双極性障害Ⅱ型
双極性障害とは簡単に説明すると、普段に比べて少しテンションの高い軽躁状態と気分が落ち込むうつ状態を繰り返す病気です。気分障害とも言われておりその名の通り気分の浮き沈みのような状態になるため、症状を性格の良し悪しで捉えられてしまいます。
彼女は朝がとても辛いようです。夜に抗うつ薬を内服しますがその薬には強い眠気を誘う副作用があります。それが朝も残っており起きるのが辛く感じるのです。
また、彼女の病気は職場でも周知されていますが、周りの人と同じ仕事量をこなしているのにも関わらず彼女だけお給料が低いままなんだそうです。
なんで働いているのか、どうして昇給されないのか、頑張っても報われない、行きたくもない職場に毎朝通っています。そして気分が落ちると朝起き上がることができなくなるのです。
しかし何も知らない人が彼女の姿を見ると、甘え、だらしない、ちゃんとしなさい、夜更かしするからでしょ、サボってるだけじゃん、と思ってしまうんです。
彼女が起き上がれないのは甘えではなく、それくらい辛いと感じる何かがあるからなんです。
彼女はブログで日常を書いています。応援よろしくお願いします。
◆メンヘラナースの日々の記録
バセドウ病
バセドウ病とは自己免疫疾患の一種で、簡単にいうと何もしていない状態でも体の中ではマラソンをしているのと同じような状態になる病気です。
甲状腺ホルモンが過剰分泌することでエネルギーの消費量が増えてしまいます。なので脈拍も安静時で110/分、ピーク時が125/分、動悸も激しく、代謝が異常によくなるので暑がりになる、体重が減少する、息が切れる、倦怠感がある、という具合に表面上ではただの疲れやすい人に見えるんです。
なので僕も病気が発覚する前はサボっている人、体調を崩しやすい人というように誤解されていて、何をそんなに疲れることがあるんだって言われたこともありました。
病気が発覚し、1ヶ月療養期間をいただきましたが、それ以降は普通に出勤しています。
「おこくんの席は残しておくけど、あまり長い期間休むようならこっちも考えないといけないからね。」そんな言葉もありました。
病気が治っていないので転職もできず、治療にお金もかかるので寛解になっていなくても働くしかない状況になっています。目に見えてわかるような症状は体重の減少、少し痩せたね?と言われるくらいですね。
良き理解者
彼女は僕の良き理解者です。僕が病気になったときに僕の病気のことを一生懸命勉強してくれました。なんの病気なのか、今後どう影響してくるのか、治療法はなんなのか、副作用はどうか、どうサポートすればいいのか。
僕は自分が病気になった自覚がありませんでした。なので少し良くなっただけで仕事に行こうとしたり、薬を飲み忘れたりと認識が甘かったんです。
そんな僕を叱ってくれた彼女。病気の自覚を持つように、薬を飲み忘れないように連絡も毎回連絡をしてくれました。病院を紹介してくれたのも彼女です。
僕は彼女に救ってもらったと思っています。彼女がいなかったら、病気の発覚が遅れていたかも、治療が遅れていたかも、認識の甘さで症状が悪化していたかもしれません。
彼女には感謝しています。
だからこそ、僕も彼女を支えられるように、理解者になれるように、これから勉強して良き理解者になろうと決意しました。
本当に彼女に感謝しているんです。
2人で一人前
お互い自分には何かが欠けていると、そう感じています。病気だから普通の人間ではないと感じているんです。お互い弱い部分が多くて、お互いが弱い部分を補っています。
僕らは2人合わせて一人前なんです。
だから僕らは一緒にいられるんじゃないかと、出会えたんじゃないかとも思っています。
彼女の中で足りないものは僕が補って、僕の中で足りないものは彼女が補ってくれています。
良きパートナーのように。
毎月の医療費
普通ならあまり計算する必要のない出費、僕らの医療費は痛手です。
2人で¥30,000近く毎月かかっています。
お互い偏見を持たれているのでお給料は上がりません。手取りも少ない中、医療費は普通の人よりもかかるんです。
病気は病気
それはわかっていただきたい。
今後のnote
これからも僕たちのことをここに書き記していこうと考えています。
同じ境遇の人、同じ病気の人に読んでいただけたらと思います。
あるいは家族や友人が病気の場合、どう接すればいいのか、なにかサポートできるのか、支援はあるのかなど、参考にしていただけたらと思います。
つらい時期ですが僕らは2人で一生懸命生きています。
これからもよろしくお願いします。
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