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Hiphopの一番の凄さは銃社会に対してリリックで対抗したこと

みなさんhiphopに対してどういうイメージをお持ちでしょうか。

ぼくが初めて聴いたラップはDragon Ashという日本のグループで、
小学生の頃ラップがかっこよくて聴いていたんですが、
おばあちゃんから強く反対されたのを覚えています。
ラップに対して不良というイメージがあったのです。

それから、ぼくが高校生の頃にはダンススタジオが増えてhiphopダンスの
レッスンを受ける子供たちも多かったですし、
今ではダンスが小学生の必須科目となっています。

ぼくより少し上の世代はラップやダンスに対して「不良」
というイメージを持っている方は多いのではないでしょうか?


ぼくは何の分野に対しても歴史を学ぶということを大事にしています。
それは、歴史を学べば自分の感じ方がより深くなるのです。
学ばなければ感じないことが感じれるようになるのです。
また流行とは流れです。
歴史を学びどういう流れで今に繋がっているかを知れば未来も予測できるのです。
これがビジネスチャンスになるとも思っているので歴史を学ぶということを大事にしています。

今回hiphopの歴史にふれ感じたことがあったのでそれをお伝えしたいなと思います。


Hiphopが生まれたのは1970年代です。
奴隷として労働を課せられていたアフリカ系アメリカ人たちは、
白人社会からのひどい人種差別を受け、生活もまともに送ることができませんでした。
そのため、お金を稼いでいくためにドラッグ売買や売春、犯罪を繰り返しました。
そして暴力も散々受けてきました。
この暴力とは銃で殺されてきたということです。
その貧しく厳しい黒人たちの生活を変えることができないだろうか。
という思いから行動を起こした人たちがいました。
そして黒人たちはヒップホップの文化を通して自己表現をするようになるのです。

ぼくは黒人のラップの深みはここにあると思います。
世界中の心を掴む要因はここにあると思います。

それは銃に対してリリックで返したということです。
色んな意味での黒人の勝利を表していると思います。

銃に対して銃で対抗するということは黒人の負けなのです。
銃に対してリリックで返す。
これは勝利だしこれが心を掴んだ一番の要因であると思います。

日本のhiphopも素晴らしいと思いますが、
黒人のhiphopとの影響力の差は歴然としていると思います。

それは日本の文化は銃ではなく言葉の暴力だからです。
モラルハラスメントが蔓延している国だからです。
言葉に対して言葉で対抗しても意味がないのです。

言葉に対してはまた別のアプローチが必要なんだなと感じました。
鬼滅の刃のヒットはこのことが大きく関連していると思っています。

モラハラに対するアプローチが非常に上手くいったから国内国外でこれだけ影響を齎せていると思います。

という考察でした。

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