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お店の名前(AZRONE)の由来

先週は医とはなにか?
についてお伝えしました。

ぼくは東洋医学を仕事としていますが、
西洋医学の知識もそれなりにあると自負しています。

どの業界もそうと思いますが、鍼灸業界は歴史も長いため流派というものが存在します。
すごくざっくりわけると、
・東洋医学派
・西洋医学派
とわかれます。

全ての先生とは言いませんが、
大体東洋医学派の先生は西洋医学派の先生を嫌い
西洋医学派の先生は東洋医学派の先生を嫌う。
こうなっています。

幸いぼくの師匠はそうではありませんでした。
ぼくの師匠は上海の先生なのですが、
中国の鍼灸師は皆ドクターなので西洋医学のデータもきちんと見ることができるのです。

施術自体は東洋医学の施術でしたが、
その前の検査の段階では西洋医学のデータもみて治療方針を固めていました。

ぼくはこのやり方が本来あるべき姿ではないかと考えているので
ぼくも師匠のように検査は西洋医学的な検査をしっかりすることを重視しています。

東洋医学と西洋医学は対象的ですが、目的は一つ患者さんを救うことです。
やり方が違うだけでゴールは一緒だと思います。

東洋医学に得意なことがあり不得意なことがある。
西洋医学に得意なことがあり不得意なことがある。

であれば互いに補い合って健康というゴールのために
手を取り合えば良いのではないかと思います。

ぼくの治療院の名前はAZRONEという名前です。
AZZURRO E MARRONEというイタリア語からきています。

青と茶という意味で、イタリアのファッション用語でよく使われます。
イタリアファッションはネイビーのスーツに茶色の小物を合わせるというのが基本になっています。

青は寒色、茶は暖色というように色彩学では相対関係にある二つの色が
合わさると互いが互いに引き立て合うのです。

ぼくはこのAZZURRO E MARRONEが東洋医学の陰陽論と意味が似ているなと感じました。
ぼくの治療は東洋医学ですが西洋医学的な視点も大事にし両者を融合した治療を行なっているので
このAZZURRO E MARRONEという言葉は東洋と西洋の融合という意味でもすごくぼくのコンセプトにあっているなと思いこの名前にしました。

また、なぜ青と茶になったかというとこの二つは自然の色なのです。
青は青空
茶は大地
をあらわしています。

東洋医学に天地人三才思想という思想があります。
天の陽気と地の陰気とが調和することによって、人の気が生成されるという思想です。

私たちはまさに天地(青空と大地)からエネルギーをもらっています。
なくてはならない存在です。

ぼくの院も患者さんや地域の方々にとってなくてはならない存在になりたい。
という思いも込められています。

そういった治療院を目指しますのでどうぞ今後ともよろしくお願いいたします!

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