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人生の推し #推し短歌

十八の春に惹かれた微笑みが今は隣に大小二つ


大学生になりたての春。体験入部で対応してくれた先輩の笑顔が、とても印象的だった。
それから十五年の時が流れ、笑顔が素敵なその人は今、同じ家で暮らしている。

段々と大きくなってきた息子が笑った顔がどんどん夫に似て気がして、時折はっとさせられる。

笑顔が素敵で、私にないものを沢山持っていて、私と子供達を導いてくれる夫。
そんな夫にどんどん笑顔が似てきて、いつか私のようにその笑顔を見出す人がいるのかなあ、なんて考える息子。

そんな「人生の推し達」に囲まれた生活を、しっかり噛み締めたいと思う。

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