第1回目の明科のアウトドア拠点検討委員会が開かれました!
正式名称「第1回 安曇野市東部アウトドア拠点整備基本構想策定委員会」が
令和5年6月14日 市役所の本庁舎で開催されました。
冒頭、太田市長から「昨年度、明科地域が過疎指定されたが、カヌーを中心に
長峰山や廃線敷などポテンシャルがあるので、安曇野市と明科地域の振興を目的に策定をお願いしたい」という趣旨のご挨拶でスタートしました。
各委員からのご意見
一通りの資料説明後、各委員から意見を聞くことができましたが、ほとんどが現役で活動されている方で、それも他の地域での活動と比較した広い視点でコメントされていたので形式的ではない、可能性をとても感じられる委員会でした。
全ての意見は拾えませんでしたが、以下のような意見がありました。
<拠点について>
・住民の交流拠点として、まちなかで開かれた拠点がいい
・お金を生む事業である飲食や直売所をどうするか検討が必要
・拠点は観光・スポーツ・商工などをつなぐインターフェースになる。
さらに福祉や歴史、防災や安心を付加すれば様々な市民が集いやすくなる。
逆に“アウトドア拠点”とすると、アウトドアに興味ない方は
滞在しづらくなるのでネーミングも大切。
(市長)施設のネーミングは策定員会の中で検討していく。
また教育という視点も 視野に入れることで市民の親しみも増す。
例えば白馬はスキー、諏訪湖はボート。明科もカヌークラブなどが
できれば教育につながってくる。
<川関係>
・河川のルール作り、安全管理、情報発信がキーワードになりそう
・三川合流やワサビ田など、水が豊富なのに水のアピールが足りない?
・子供連れで楽しめるウォーターアクティビティのスポットが少ない
・カヌーのゴールは龍門渕だが、穂高川と高瀬川にスタート地点がない。
<里山関係>
・アクティビティの発信、イベント開催、周遊、整備がキーワードになりそう
・三川合流も元は北アルプスの山の雪が解けて分かれてまた出会う場所なので
山と川に通じた拠点にしていきたい。
・長峰山のガイドツアーはあるが、地元ガイドが高齢化もあり少ないので
ガイドの育成は大切。
<まちなか>
・アウトドアアクティビティとまちなかを繋げて盛り上げていきたい。
・交通の便は南北は電車や国道があるが、東西の導線という視点も入れていきたい
・各活動分野や業種、小中高校、企業が連携して、点から面でのつながりが重要。
最後に「また来たいと思える場所に大切なのは「人とのふれあい」と「体験」の視点」という意見が印象的でした。
明科には魅力的な人が多いので、そこを繋げて発信していきたいですね。
本日配布された資料
明科地域を色々な角度から分析した資料で
今回のアウトドア拠点の策定を進める中で必要な内容が盛りだくさんでした。
資料1 組織体制
分科会に参加する団体と委員会の構成メンバーによる組織体制です。
資料2 基本構想策定の趣旨、位置づけ
策定に向けた対象エリアや期間などの前提についての資料です。
資料3-1 現状把握調査等の報告(上位・関連計画の整理)
安曇野市全体の計画や過疎計画、まちづくり計画などの中で、今回のアウトドア拠点に関わる内容が抜粋でまとめられています。とはいえ、各計画自体ががっちりした内容なので、なかなかのボリュームですが、目指す方向感として参考にすべき資料が共有されました。
資料3-2 現状把握調査等の報告(事業環境等)
明科地域、安曇野市に関する観光客や周辺地域との競合に関するデータ分析資料になります。季節ごとの観光客数やどの県外からの来訪者が多いかなど、今後方向性を決める上で裏付けになるデータでした。
資料4 基本構想策定に係る今後のスケジュール
今年度末に基本構想策定なので、そこを目指して分科会と策定員会の各スケジュールが記載されています。
委員名簿
太田市長を筆頭に市の関係部署、有識者、明科を中心に広く活動されている方が
委員になっています。
参考資料
明科地域における地域資源リスト
長峰荘にはじまり、廃線敷、御宝田など一覧でまとめられています。