最終話原稿を提出した
細々と漫画家としてお仕事をさせてもらっている。
今日、この3年ほど続けさせてもらったコミカライズのお仕事の最終話を提出した。
まだ細かい修正はあるだろうし、この後も単行本作業だとか表紙だとかが残ってるので完全な終了ではないのだけれど、とにかく終わった。
コミカライズというのは原作付きのお仕事なので、もともと全体の尺が決まっている場合も多い。
私の場合はとりあえず原作小説1巻分という契約で、最初は「まあ1年半くらいかな?」と思って始めたのが2021年初夏くらい。ありがたいことに続編が決まって、なんだかんだ丸3年くらいやってた形になる。
もうちょっと遡ると、前作コミカライズも2年やっていた。前作と今作の間の休みを全く取らずにぶっ続けで仕事をしていたので(というか前作の最後の方は今作の準備もかぶっていたりしたので)、かれこれ5年くらい稼働していた計算になる。
5年かぁ〜〜〜
会社勤めで考えれば長いとも短いとも言えない。そもそも何十年とぶっ続けでやるのが仕事だという人もいるし。数年ごとに区切りがある方が不思議かもしれない。個人的な体感としてはやはり短かったようには思う。
コロナ禍もあったし、新しい趣味にもハマったし、合間合間で同人活動もやってたし、2022年あたりからはタガが外れたように旅行も楽しんでいた。
なんだかんだ普通に遊んで普通に仕事をしていたのだが、いざ明日からしばらくは月一の締め切りに追われないのだ…と思うと変な感覚である。
現に今も「終わった〜〜〜〜〜!!!」という感覚ではなく、「終わっ……た……??でもまだ作業あるし、他にも何かやるべきことなかったっけ…」と思いながらこの文章をぽちぽち打っている。
要するに休みの実感がわかずにぼーっとしている。
アシスタント時代に仕事と仕事の境目で丸2ヶ月ニートになった期間があったけど、それがかれこれ10年近く前なので、10年ぶりの夏休みにわくわくするような戸惑うような感覚だ。
読みたい本をたくさん読めば良いし、映画もゲームも積んでるものはたくさんある。
大きいものも小さいものもいくつか旅行の予定も組んでいる。
やれば良い。やれば良いのだが……
人間急には動けないし休めもしない不思議。
とりあえず部屋の掃除かな。あと洗濯物も回して、髪も切りたい。病院も行かなきゃ。
意外にやることあるな?
なんだかんだと過ごしているうちにせっかくの休みも忙しく終わっていたら休むのが下手くそすぎて笑うが、結構な確率でそうなりそうな気もする。
とりあえず同人誌は二冊くらい作って、TRPGのリプレイ動画ももう一本作ろう。
同時並行で次の仕事の準備もしつつ……
ほら、やっぱり休みはあんまりなさそう。
次の仕事。
まだハッキリとはわからないけど、幸福なことに次の仕事も一応決まってはいて、2026年半ばくらいまではひとまず漫画家と名乗って良さそうだ。
願わくば2050年くらいまでは駆け抜けたいので、一つ一つの仕事は2〜3年ずつだとしても頑張ろうと思う。
というわけで、次回の情報解禁が出来ます時まで、今までのコミカライズ担当作も宜しくお願いします。
にわか令嬢は王太子殿下の雇われ婚約者: 1 (ZERO-SUMコミックス)
…全4巻完結済み
メイドに転生したら、うっかり竜王様の胃袋掴んじゃいました~元ポンコツOLは最強料理人!?~1巻 (Berry's COMICS)
…電子版は1〜6巻、紙書籍は1〜4巻まで発売中。最終巻は8月発売予定です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?