見出し画像

【雑記】オカルト・オカルト・SF!

しばらく経ってしまったんですが、今週、新しい連載小説の第一話を投稿しました。

大衆娯楽文化が勃興した90年代アメリカを舞台に、怪奇・超常現象に首を突っ込みたがるお騒がせ探偵(自称)の”先生”と、そんな彼女に引っ張りまわされる助手の”ダニエル君”を主役とした、バディもののサスペンス・・・もしくはスリラー・・・あるいはアクション小説です。どうぞ良しなに。

自分、ホラー映画は苦手なんですが、オカルト、特に都市伝説は昔から大好きで、「消えるヒッチハイカー」とか「ベットの下の斧男」とか「客の消えるブティック」とか「下水道に住むワニ」とか「ケンタッキーフライドラット」とか「エイズの世界にようこそ!」とかそういうのが大大大好きなのであります。嘘か本当かは重要じゃない。「ひょっとしたらそんなことがあるかもな」と思わせる虚構が、現実に根を下ろす様を見るのが好きなんだ・・・現代だとフェイクニュースやデマとかで散々言われそうですが。

ホラーは苦手と言いましたが、ジャンプスケア系がダメなだけでじわじわ来るような恐怖感とかよくよく考えてみるとゾッとする話なんかは大好きで、ネットロアや実話怪談もその昔は大ハマりしていた時もあります。noteではドントさんの禍話がチョー面白いしめっちゃ怖いのでお勧めですね。集合体マンションめちゃくちゃ怖い。


さて、「ダニエル探偵助手の怪奇事件調査ファイル」ですが、FILE No.2以降は全く書けておりません!まだネタ出し段階!構想としては「X-ファイル」「コワすぎ!」のような路線で、1話完結方式でやっていく予定です。色々と小ネタやボツ原稿はあるのでその辺をリビルドしてニンジャ石板チックに投稿してもいいかなあと考え中ですが、具体的に動き出すのはもう少し先になりそうです。



はい。

ここからが本題です。

実は今『裏世界ピクニック』という小説にドハマりしておりまして。

かいつまんで説明すると、陰キャと陽キャの女子大生2人組が、ネットロアや実話怪談の怪物や怪奇現象が闊歩する裏世界をサバイバルする百合SF小説です。「くねくね」や「八尺様」のようなメジャーなものから、かなりマニアックな怪談も登場していて、作者のその道の知識の深さが垣間見れてチョー面白い。『大絶滅恐竜タイムウォーズ』を読んだ後だとその読みやすさに感動してしまう。そういえばつい最近アニメ化も発表されましたね。すごいタイムリーだ。


陰キャと陽キャの関係性が沼

『裏世界ピクニック』のやべーところは、陰キャ・紙越空魚と陽キャ・仁科鳥子がお互いに向け合う感情が巻数を追う毎にガンガン上昇していき、最新巻に至ってはそれはもうとんでもないことになるわけです。普通この手の小説は、続巻が出る毎に新たなキーマンとなる登場人物が増えていって、一昔前だとラノベだとヒロインの人数が両手で数えるくらいになるのが世の常でしたが、『裏世界ピクニック』はこの陰キャと陽キャのたった2人で物語をドライブさせているのですごい。陰キャがいかにも人畜無害でコミュ障ですよ~みたいな面で進行役を務めていると思ったらヤベー前歴持ちだったり、陽キャも陽キャで人との接し方が極端で距離感バグらせてたりするし、あとお互いにかわいいかわいいと褒め合うのはやめよう。その共依存のような関係性は・・・俺を・・・狂わせる・・・。


百合のこととか何も分からない


そもそもは上のインタビュー記事(2018年!?)を読んだことがきっかけで『裏世界ピクニック』も『大絶滅恐竜タイムウォーズ』も手に取ったんですけど、「クソデカ感情」とか「関係性」みたいな、ここ数年自分の中でうまく説明できなかった要素を見事に言語化されていて思わず膝を打ってしまった。とは言え、これが世に出たのはもう2年も前のことで、創作やエンタメ作品の最前線をちゃんと知ることの重要性を噛み締めるなどしています。

あと、本当に百合のことは分からない。うかつに語ろうものなら死角から蜂の巣にされそうなのでビビっています。ちなみに好きなプリキュアは『スイートプリキュア♪』で、放送当時から響と奏の関係性が胸に突き刺さって抜けません。誰か助けてほしい。

アニメや映画、週刊連載の漫画なんかは時世の流れのようなものが見て取れるけど、小説はなかなか難しい・・・ライトノベルではなろう系小説や異世界ものが流行っているとかそんなレベルの知識しかない。というか一般文庫作品でもイラストレーターを起用した作品がどんどん出てきたし、ライト文芸なるジャンルもある。そこに近代文学やら時代小説やらSF小説やら池井戸潤やら東野圭吾やら有川浩やらまで入ってくると何も分からん。一体何がどうなってんだ。

という訳で、この訳分らんエンタメ大海を漕ぎ出すにあたって、タイムライン上に浮上してくる作品はチョー参考になります。皆様いつも大変お世話になっております。そういう訳で私は今『皆勤の徒』を読んでいます。だいたい、いつも流行の2周遅れでコンテンツに追いつくのだ。

スキを付けていないのは「こいつはヤベえな」と途中で引き返したからです。まだ初めの方ですが、端的に言ってヤバい。全体的にチョーグロテスクなのに、この化け物みたいな主人公に感情移入しまくりでつらい。助けて。


(終わりです)


いいなと思ったら応援しよう!

azitarou
ここは記事下のサポートエリア!わたしをサポートしたいと思ったそんなあなたに、わたしのamazonほしいものリスト! https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/1XCLS13WI5P8R?ref_=wl_share