2023年の夏、オーボンの休み（雑記）
気が付けば盆休み最終日、今年は会社の人間とバーベキューをやったし、親族でご飯を食べに行ったし、久々に友人とも会ったし、何だかんだでお盆らしい過ごし方をした気はするのだが、前半の異常な暑さと台風襲来の気圧乱高下でずっとグッタリした体調だったので全然体が休まった気がしない。本当はもっといろいろとやりたいことがあったはずなんだけどマジで何もできてない。セミの鳴き声もいつの間にかツクツクボウシに変わっており、一昔前だったら夏の終わりに一抹の寂しさを覚えたものだが、こう毎日暑いと「夏、さっさとくたばってくれ……」という気持ちしかない。夏、さっさとくたばってくれ……。
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この休みの間は、暇さえあればずっとテレビでRTA in Japanを流していました。数年前から我が家でもおなじみの光景となっており、ゲームのスーパープレイ生配信をバラエティ番組やラジオ感覚で観られるなんてすごい時代になったもんである。個人的にはRPGのバグ技攻略よりも走者の異常な操作捌きが見られるアクションゲームが好きなのだが、今回はときめきメモリアルとかブレワイを目隠しでクリアするヤバイ人間が見れたのが良かった。音だけで間合いやカーソル位置を把握するとか現代の座頭市もかくやの所業である。いったい何が彼らを駆り立てるのか。
今回は幕間のBGMがOverClocked ReMixだったのも「おおっ」となったポイントだった。OverClocked ReMixはゲーム音楽アレンジを投稿・配信している海外コミュニティで、自分は10年近く前に存在を知りちょくちょく聴いていたからチャット欄で「この曲何？」「アレンジいいな」とちょっと盛り上がっているのを見る度に（ククク……お前らは知らないと思うがこれらは全部無料で配信されているんだぜ……）と後方ベガ立ち気分になれたので良かったです。
せっかくなので流れた途端にチャット欄が結構ざわついてたThinkerのリミックスが収録されたアーマードコアのトリビュートアルバムのリンクを貼っときます。
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龍が如く7をクリアしました。クリアまで50時間程度。すごい面白かったです。
評判通りストーリーはめちゃくちゃ面白く、「元極道、元警官、ホームレスという社会ド底辺パーティでドラクエを……やる！」というヤバすぎるチャレンジ精神。「それ龍が如くでやる必要ある？」と思わなくはなかったが、実際振り返ると「龍が如く」で「ドラゴンクエスト」であり、サブタイトルの「光と闇の行方」もきちんと回収しておりかなり良かった。ドラクエと言いながら仲間との好感度イベントや権力への逆襲という要素はペルソナ5的だし、横浜異人町のつくりこみやデリヘル（デリヘルではない）はファイナルファンタジーっぽく、そして龍が如くらしいサブシナリオやミニゲームの多さもあってボリュームがすごい。
シナリオもゴリゴリの極道路線から社会的弱者とそれらを取り巻くグレーゾーンが主題になっており、「晴れやかな政治の舞台という『光』と社会の底辺という『闇』、その両者がもつれ合った先に待ち受ける『行方』は……」という感じで展開されグイグイ引き込まれる。
何よりもまず、桐生ちゃんからバトンタッチした春日一番という男が気持ちのいい男であり、最序盤のムショ務めから始まってラストの黒幕との対峙に至るまで一本筋が通った振る舞いが好感しかない。オヤジである中井貴一も渋カッコよく、ホームレスのヤスケンや中年おっさんの大塚明夫おじさんなどキャスティングも完璧。
ただ気になる点もそれなりにあり、
・ハロワでジョブチェンジするというめちゃオモロ要素があるが初期ジョブでだいたい事足りてしまう
・サテライトレーザーことギガデインがめちゃくちゃ強いので春日のやることがほぼギガデインとタルカジャ（ある意味勇者らしい）
・全体攻撃がクソ強いのでたとえ街中でも開幕銃乱射ヒットマンするハメになる
・リアルタイムで敵が動くのでスキルの使うタイミングを見計らう必要がある
・明確なレベル上げポイントが2ヶ所ある（ただ理由は納得）
・ほぼ「映画」なので台詞に対してやたらと演技が棒立ちだったり、みんながみんな謎や真相をご丁寧に解説してくれるのが気になってくる
・やっぱヤクザだからポチポチコマンド選択するよりも直接ブン殴りたい
と、おおよそRPGになったことへの弊害が大部分ではあるけれど、それを補って余りある体験ができたので良かったです。ちなみに一番好きなのは株主総会の企業CMでした。スクショ撮っとけばよかった。
それはそれとして「ヤクザをぶん殴るアクションゲームな龍が如くもしてえ……！」という気持ちが戻ってきたので今はキムタクが如くことジャッジアイズをプレイし始めました。果たしてアーマードコア6までにクリアできるだろうか……。
（以上です）
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