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ここらで今まで食したトルティーヤチップスをレビューしよう

 よくきたな。それほど時間はかからないからまあ座っていけ。
 今日の話は表題の通りだ。なお、ここに載っているのはドリトス以外のトルティーヤチップスだから気を付けろ。

 ドリトスをはじめとするトルティーヤチップスはポテトチップスと比べると市民権をあまり得られておらず、スーパーやコンビニでも一店舗に一種類、あるいは取り扱っていない店も少なくない。通販を除けば主な購入ルートはスーパー、コンビニ、酒屋、輸入食料品店が挙げられるだろうが、店頭に並べられているトルティーヤチップスの種類はまちまちだ。そうした中で数年前から食べ続けてきた各チップスの感想を書いていく。

 ちなみにこのレビューはおれの暗黒独裁体制により至上のトルティーヤチップスはドリトスであるという前提で進めるので覚悟しろ。わかったな。


ドンタコス

製造者:株式会社湖池屋

 ドリトスと並ぶトルティーヤチップスの代表格。ドリトスの悪らつな模造品かどうかは自分で食べて確かめろ。コイケヤの商品棚パワーバランスのためか、ところによってはドンタコスしか並べていない店も少なくない。エッジの効いた三角形状が目を引くがその味はドリトスよりもマイルドで、いい意味でも悪い意味でもジャパンナイズドされた風味が特徴。


エル サボール ナチョディップ

原産国:ベルギー(ソース)、ギリシャ(チップス)
輸入者:ウィングエース株式会社

 ディップソースが付随している海外輸入品のトルティーヤチップス。アボカド以外にもバリエーションあり。ソンブレロを被ったワニが描かれたパッケージに見覚えがある人もいると思う。チップスは塩味で単体で食べるには味が薄いが、ソースをディップすると驚くほどマッチする美味しさ。ソースが一瞬で溶けるし倍の量で映画館に欲しい。


オールドエルパソ トルティーヤチップス(ソルト)

原産国:ベルギー
輸入者:ウィズメタックフーズ

 塩っ気は控えめでプレーン味では一番好き。噛みごたえはなかなかにあり、噛む度にコーンの素朴な香りが広がる。トルティーヤチップスにしては珍しく円形状をしており、ソースのディップがしやすい。同ブランドのサルサソースを付け合わせにするととても良い。


カルディオリジナル タコスチップス プレーン

製造者:株式会社ありがとう

 大型ショッピングモールや地下街によく入っている海外食料品販売店KALDIのブランド品。値段はやや高い。プレーン味とカラムーチョのようなホットチリ味があるが、とびぬけておいしいわけでもないのでどうせKALDIへ行くのならドリトスを買った方がいいと思う。


トルティーヤチップス チリ風味

原産国:ベルギー
輸入者:株式会社神戸物産

 業務用スーパーにて購入。パリピ向けのようなパッケージをしているが意外にも控えめで硬派な味で、形状や食感もは一般的なトルティーヤチップスと同じ。ホットチリもそこまで辛くなく、ソースをディップしたりサラダのトッピングにするといいかもしれない。


素材を生かした タコス味のコーンチップ

販売者:株式会社無印良品RJ01(日本製)

 「化学調味料を使わずに、素材を生かしてやさしい味わいに仕上げました」という無印良品らしいキャッチコピーが付いているトルティーヤチップス。辛さは控えめで軽い食感が口の中に残る。コロナビールよりも無添加の100%ジュースのが合うかもしれない。しかし廃番したらしく店頭でも見なくなってしまった。惜しい。


テングジャーキー チップス

販売者:株式会社 鈴商
製造所:ジャパンフリトレー株式会社

 テングジャーキーといえば真の男のためのビーフジャーキーである。真の男のためのテングジャーキーがコーンチップスとなり、しかもジャパンフリトレー製となればここで紹介しない理由はない。ジャーキーのような長方形の形状をしており、香りはテングジャーキーらしいといえばらしいが、味はそうでもなく、スコーンのバーベキュー味に近い。チップス自体の厚みは薄いがバリバリした食感で味付けはしっかりしており、ドリトスと系統は異なるものの十分美味い。


PBという選択肢もある

 上記以外にも、スーパーやコンビニではPB商品としてトルティーヤチップスは販売されている。多くはジャパンフリトレーもしくは湖池屋製、すなわちドリトスやドンタコスの流れを汲む商品だ。味付けやチップの形状は若干異なるが、概ね各メーカー品と同等の味であり代用品としては悪くはない選択肢だ。しかしPB業界も移り変わりが激しく、いくつものトルティーヤチップスが現れては消えていく過酷な世界なので気を付けろ。


以上だ

 本記事でのレビューは以上だが、この世界にはまだまだたくさんのトルティーヤチップスが存在する。タコスショップやブリトーショップで提供されるチップスはまた格別であるし、デップするソースによって無限の可能性を引き出せることも忘れてはいけない。単なる嗜好品スナックの域を超えた存在、それがトルティーヤチップスなのだ。


真の男のドリトス記事


(終わりです)

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