【雑記】「ドォ」

この前の日曜日に『進撃の巨人展FINAL in ひらかたパーク』へ行ってきました。以前の期間限定無料配信で一気読みして以来ドハマり状態で、今では最新話をマガジンのアプリで購入してまで読むようになっているのですが、大阪で原画展をやっていると聞いて居ても立っても居られなくなった格好だ。

FINALと銘打っているだけあり、展示内容もかなりクライマックス近くまで踏み込んだ内容でヤベーなって思ったんですけど、それはそれとしてやっぱり原画がすごい。撮影可だったので一枚一枚撮ったりしていてめちゃくちゃ楽しかった。

特にお気に入りの一枚がこれで、この「ドォ」っていう擬音語なんですけど、劇中のアクションに沿って地面に落ちるベクトルで描かれているのがすごい。そもそもこれをちゃんと読めるのもすごいし本来止め画の一コマにこういった形で動きを与えている表現自体がめちゃくちゃ面白い。いや、探せばきっと他の漫画でもあるんだろうけど、こうしたコマの形やオノマトペがクリティカルに使われている漫画を読むとぞくぞくする。原画だと擬音が油性マーカーと修正ペンで直書きされているのがはっきり分かって「すごいな！！」の市川状態だ。いやマジですごい。一ページの情報量がヤバい。

進撃の巨人、原画見てるとやっぱり画力の向上がすさまじく、劇中でザッピング式に回想が挟まる関係で序盤の絵の粗さもアップグレードされていくのですごい。楽しい。立体起動や巨人の「動」のシーンだけでなく、「静」のシーンもものすごく上手く、特に女型の巨人がアルミンの顔を覗き込むコマは最高に素敵。絶望感の前に畏怖の念を覚えちゃうね。美しい……。

他にも超ワイド画面の限定ムービーやネーム展示、最終話を音だけで表現した展示など、まだアニメになっていてない部分がフィーチャーされたものが多く、作品が完結に向かう雰囲気がバリバリ伝わってくるので是非。

それにしても音声ガイドの調査兵団メンバーが遠足に来たみたいに楽しそうで原作最新話との温度差で泣きそう。だれか助けてくれ……。

（終わりです）