【雑記】命を燃やしている
いつの間にか前回の更新から随分と間が空いてしまった。私は元気でやっていますが、めちゃくちゃ忙しいです。何故かと言うと、マイホーム計画という人生最大のビックイベントに突入したせいです。
家を、建てる
何故このタイミングで?というと、今住んでいる賃貸が家賃の割に住みにくいのだ。築年数は比較的新しいのに夏暑く冬寒いためにエアコンの稼働率が高いし、日当たりがいまいちなので洗濯物が乾きにくい。台所は狭くて二人で料理するには不便だし、床材はひんやりしてるし色合いのせいでゴミや落ちている髪の毛が目立つので素足で歩きたくない。PCのある作業部屋は洗濯物干しスペースと兼用なので年中サーキュレーターを回してて集中しにくい! 備え付けのタブレットとスマートスピーカーは活用の仕方が見出せず、せいぜいU-NEXTがタダで観られるくらいしかいいところがない!(U-NEXTがタダで観られることはマジで最高 愛してる)
なので、このままズルズル虚無に家賃を払い続けるよりいっそのこと家建てた方が経済的にいいんじゃね!という決断に至ったわけです。そして嫁殿と話し合った結果、注文住宅一択に。断熱・耐震性能完備の高性能住宅、階段の上り下りが不要の平屋建て、水回りの家事動線、広いLDK、そして理想のワークスペース……終の棲家とするため、ああでもないこうでもないと頭を悩ましながら毎週ビルダーのところへ足を運んで2~3時間みっちり打ち合わせをする日々。いや、マジで忙しい。
補助金制度やらローン金利やらはもちろんのこと、昨今のウッドショックをはじめとする原材料の高騰、半導体不足や輸入滞りによる家電の見通しのきかなさ、地盤調査の予期せぬ結果による杭打ち工事の追加などなど、懸念事項が次から次へと湧き上がってくるので「後悔しない家づくり」なんてものは限りなく幻想に近く、外壁のパターンに収納、内装、照明、床材、決めなければいけないことが多い、多い! そんな無数の選択肢には当然予算と言う制約があり、いかに妥協、もとい納得できる我が家にするか。
実はすでに大まかな間取りは決まって模型も製作していただいたのでかなり大詰めの段階を迎えております。続報にご期待ください。
小説について
そんな忙しい合間を縫って『無数の銃弾 Vol.5』に寄稿する書き下ろし作品を執筆しました。以前逆噴射先生が小説講座で挙げていたおすすめの本を参考にしながら、自分なりにエキサイトするお話を目指しました。
映画の脚本のハウトゥー本なので小説とは若干分野が異なるんですが、「いかに観客の心を掴むか」に心血を注ぐ脚本術が満載かつ、なかなか熱の入ったテキスト口調なので行き詰った時の気分転換にパラ見するといい感じに効きます。
それとは別に昨年の逆噴射小説大賞に応募した「剥き出しの僕を見てほしい」の完成版は現在4万5千字まで膨らんでいるんですが(自作品では最大級の分量!)、こいつがどうも面白い出来にならないのでスクラップ&ビルドの真っ最中です。色々と新しい挑戦も詰め込んだ思い入れのある作品になっているのでボツにするのも惜しいし、もうちょっと短編をこなしてコツを掴んでから今一度向き合いたい。
命を燃やし続けているようなメチャ大変な日々が続く中、さらにマイホーム計画なんてものをブチ込んだおかげで死ぬまで馬車馬のように働き続けることが確定してしまったけれども、「案外オレンジ農家も悪くねえな」とならないようにしっかり創作の方も取り組んでいきたい所存です。
(終わりです)