ルパンレンジャーVSパトレンジャーがめちゃくちゃ面白いっていう話。
ヤバい。めっちゃ面白い。今まで戦隊ものって仮面ライダーのついでに見るくらいの心構えでいたけど、ここに来てビルドよりもこっちに気持ちがシフトしつつある。
6話見た?パトレン1号超カッコいいじゃん。そうだよヒーローのカッコ良さってスタイリッシュなアクションとかクールなガジェットじゃくて決断的な思いや信念だったんだよ!思い出した!
最初ルパパトが発表された時「面白い戦隊だなー」くらいにしか思わなかったんですよ。怪盗と警察で戦隊が別々に分かれてて対立してて、それとは別に怪人の組織も存在してて3勢力の構図のおかげで、ドラマパートもアクションパートも今までの戦隊よりも深くまで描写されててすごい。
警察と怪盗がいがみ合ってたら怪人が有利にみえるじゃん?でもあいつらの目的は他の奴らを出し抜いてボスの後継者になることなので、どいつもこいつも単独で行動してるおかげでうまいこと戦いのバランスがとれてる。で、あいつらも怪盗や警察は厄介な奴らくらいしか見ていないし、世界征服とか宇宙滅亡とかも考えていない、エゴ丸出しのすげえ人間臭い連中なんですよ(怪人のくせに!)。あのボスカッコいいよね。あれだけの部下からソンケイを集めてるんだから相当強いんだろうな…。
というか今回面白いのは戦隊側も怪人側も同じアイテム(ルパンコレクション))を使って変身、バトルしてるのが面白い。まるで仮面ライダーじゃん!
で、怪盗は大切な人を取り戻すため、警察は世界の平和を守るために戦う。つまりルパパトは仮面ライダーVSスーパー戦隊の縮図だったんだよ!!!(暴論)スーパーヒーロー大戦?そんなものは犬に食わせろ。
「君はどっちを応援する?」って公式で煽ってるのもなかなかいやらしいですねー。シビルウォー思い出したわ。あれもチームキャップとチームアイアンマンどっちを応援する?ってやってたし。そもそもあの映画キャップがメインの映画だしそれはキャップ優勢になるよね。でも人間臭さでいえばトニーのが圧倒的に共感できるしだいたいキャップは自分の信念曲げなさすぎなんだよ!振り回される側にもなってみろよ!
ルパパトも当初の予想通りルパンレンジャーが圧倒的人気らしい。確かに怪盗って響きがカッコいいしマントカッコいいしワイヤーアクションカッコいいし
赤青黄でカッコいいしみんなイマドキっぽくてカッコいいしアクションもスタイリッシュでカッコいいし戦う理由もカッコいいし現状思いつくカッコいい詰め込んだカッコいいの塊だもんな—。
でも6話を見て思い出したよ…。おれがカッコいいと思っているのはそういうのじゃなくて、もっとヒーローとしてじゃなくて、人間として根っこの部分だったんだった。
おれの超絶好きなアメコミ「ウォッチメン」の作者、アラン・ムーア先生の言葉を引用しよう。
「俺たちは実は凄い力を持っているんだが、ソファに座ってビール片手にテレビを見ているだけだ。スーパーパワーがあったって、やっぱりソファに座ってビール片手にテレビを見てるだけだろう。
馬鹿がコスチュームを着たところで、変な格好のおかしな奴が1人増えるだけだ。ヒーローってのはスーパーパワーがあるとか、コスチュームを着てるって事じゃない。自らの意思でもって世界を良くしようと戦う人々の事を言うんだ 」
そうだったよ…。おれはこの一文を読んでアメコミ映画に足を踏み入れたし、子供向け番組とナメていたニチアサも考えを改めるようになったんだった…。
つまりそういうことだ。6話のパトレン1号はそれを思い出させてくれた。今日からおれはパトレンジャーを応援するぞ!怪盗なんて知るか!逮捕してやれ!!(暴論)
そういやおれは子供のころやってたケイドロでも泥棒より警察が好きだった。追いかけられるより追いかけるのが好きなタチだったんだった!
怪盗側もチョーカッコいいんですけどね。みんな暗い過去があって、その過去と向き合うためにルパンレンジャーなったとかめっちゃ平成らしい。
ただ回想シーンがWのメモリを持つ男にしか見えなくなってしまった…(そういう似たようなデジャヴを感じるのは嫌いじゃない。というか逆に好き)。仮面ライダーWもチョー面白いからみんな見てくれよな—。
ビルドも中盤に入って情勢が混迷してきたけど、ルパパトはこれからさらに掘り下げが進んでいくことだろうなので楽しみでしかない。映画であれドラマであれ漫画であれどんな作品でも「こっから話がどんどん加速してっぞ!」感が感じられる瞬間が一番楽しい。つまり今がチョー楽しい。いやーホントにルパパト大゛好゛き゛で゛す゛!!
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