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【雑記】初めてのチュー

初めてチューなる概念を知ったのは、コロコロで連載していた『機獣新世紀ゾイド』という漫画がきっかけだった。これは主人公の傷を癒そうとヒロインが行った行為が何故かチューだったわけで別に異性としての好意があったわけではなかったのだが(何故チューしたら傷が回復したのかは今でも分かっていない)、いい歳になった今でも鮮烈に覚えているので人間の記憶力というのは大したものだ。

で、その『機獣新世紀ゾイド』が新装版となって発売されたので速攻で買いに行った。近所の書店で一番デカいところでラスト一冊だったので危なかった。ヒヤッとしたぜ。で、はっきり言ってめちゃくちゃ面白い。”文明が一度滅んだ世界”で”村の外に憧れる少年”が”謎の少女とパートナーの恐竜ロボット”と出会って”冒険活劇”する少年漫画ドストライクの物語であり、ゾイドの知識が一切なくても全く問題ない。コマの書き込みもものすごく、戦闘シーンのクオリティが半端ない上、デフォルメの絵も特徴をとらえており全編を通してキャラクターの一貫性がとれているのは本当にすごい。舞台背景も帝国と共和国という対立する勢力とか謎の力を持つライバルとか少年漫画から一歩抜けた深みがある上、人は死なないがゾイドは軽率に死ぬ。マジかわいそう。第一話が無料公開されているのでまずは読んでみて。

ゾイド自体はアニメも見ていたし、プラモデルも色々組み立てて遊んだりしていたけど、やっぱり一番思い出深いのはチューのシーンだったり。漫画も最後まで読み切った記憶はないのでこれを機会に新装版を買いそろえたいと思います。


(終わりです)

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azitarou
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