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泣くことを我慢するのが良い事だと思っている人へ

涙を流したくても
グッとこらえて我慢する場面は
学校や社会の中でたくさんあります。

社会の中で生きていくためには
泣きたい時に泣かないのが大人です。

厳密に言うと
自分の力で感情をコントロール
できるようになって初めて
心が大人だと言えます。



しかし、

1人の時や
心を許しているはずの人の前で
涙を流したくても流さない(流せない)

という方も多いです。


「泣いても仕方がない」と
冷めた思いから、泣くのを堪えたり

泣いている姿を他人に見せたら
動揺させたり、事情を聴こうとしてくれたり
心配したりしてくれるから泣くのを我慢したり

ひとりひとり、いろんな理由があると思います。


昔の私がまさしくそうで、

「喜怒哀楽の中でも心地いい感情である
喜びと楽しさだけを感じるのが幸せだ」と

思い込んでいました。


その思い込んだ理由としては、

いろんな理由がありますが
その1つとして


親には何でも自由に話すことができて
親との間に安心できる信頼関係があって
安定した愛情を与えてもらっている

という友達が小学5年生の時にいました。



そんな友達は、遊んでる最中も

どんな小さかさなことも喜んで
いつも楽しそうにしていて、

私からすると
友達がとても幸せそうに見えて
いつも羨ましい気持ちでした。



そこから自然と

「喜びと楽しみは幸せなんだ」

「幸せな人と言うのは
羨ましい友達のように
喜びと楽しさであふれていて
悲しみなんて無縁なんだ」

と、捉えるようになって


「喜怒哀楽の中でも心地いい感情である
喜びと楽しさだけを感じるのが幸せだ」

と、思い込むようになっていきました。



だから、どんな時でも
泣くのを我慢していました。


泣けば泣くほど
幸せから遠ざかっていく。

泣いたら惨めだ恥ずかしい。

だから
泣かないことは良いことなんだ。
悲しかったことを忘れよう。
感じないようにしよう。

笑顔でいないと
喜ばないと楽しまないと
幸せになれない。

そう思って、
泣くのを我慢するという
行動をとっていました。


しかし、

喜怒哀楽の感情の
どれか1つでも感じないようにしていたら
幸せを感じる力は弱くなっていた

と、今なら思います。


スィーツパラダイスで
甘いものだけをずっと食べ続けていると

甘いものが甘いと
感じられなくなってくるのと同じで


喜びや楽しみだけを感じ続けていたら
喜びや楽しみが感じられなくなり、
幸せも感じられなくなっていきました。


そして
幸せを感じる力が弱くなればなるほど

ひとつひとつの言動が
「幸せになるために」ではなく、

嫌な感情を感じなくするための行動
(自分の心をだますため行動)となっていきます。


そうなるとますます幸せが
なんなのかわからなくなってしまって、

大人になってからの私は
幸せを感じられなくなっていました。




しかし、

そんな状態だった私を変えた方法は、
素直に涙を流すことでした。


またスィーツパラダイスの例えをすると

スイパラって
甘いものも多いですが塩気のあるものも
置いています。

塩気が置いてあるのは
甘いものをたくさん食べられるようにや
取ったものを残さないようになどの
様々な理由もありますが、

塩気を置く一番の目的は
同じものばかりで飽きないように
お客様を楽しませるために幸せになるために
このお店に来てよかったと思えるように
塩気があるものを置いてあります。

(逆に甘いものしかなかったら地獄ですしね。笑)



人生も似たようなニュアンスで、

人生を幸せだと感じるためには
いろんな感情を感じること
です。

もっと簡単に言うと、
感じた感情を表現するということです。


悲しさを感じたら涙を流す
悔しさを感じたら涙を流す
苦しさを感じたら涙を流す

悲しみを感じた分、喜びや楽しさも同じ分
感じ取れるようになります。




喜びや楽しさだけを
感じ取っていた頃の過去の私の笑顔は
どこか影のある笑顔でした。

しかし、
哀しみを感じて涙を流したあとの笑顔は

偽りや曇りのない
心から安心して笑っている顔で
笑えるようになっていました。

幸せは頭で感じるものではなく
心で感じるものだ
と実感しています。


心から笑えると心地が良いので
もし泣きたい気持ちになった時は

1人の時に思いっきり泣いたり、

心の許している人に
言語化した感情を思いっきり
お話して涙を流す時間を
積極的に作っています。

それほど

哀しさも、幸せな人生を生きるためにも
必要不可欠な存在です。




だからもし

悲しかったり
悔しかったり
辛かったり
苦しかったりしたら

我慢しないで
素直に涙を流す選択肢を選んでほしい。


涙を流さないことで
探しても探してもなかなか見つからない
幸せな人生が必ず隠れている。

私はそう思っています。


それかもし、
素直に涙を流すことが慣れていなくて
涙を流すことが難しく感じるのであれば

「素直に涙を流す選択肢もある」

ということを思い出すだけでも良いです。


自分の中にはなかった
新しい選択肢を心の中に留めておくだけでも
徐々に涙を流せるようになっていけるから。



ここまで読んでいただき
ありがとうございました♪

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