水の民ウェディ
よろしければこちらの動画をnote内で再生し、BGMとしてお楽しみください！
一歩、その街に足を踏み込むとそこは潤いと輝きに満ちた世界だった。
初夏の日差しは少し暑いくらいだけれど、涼しい風が吹き抜ける。
清々しさを感じる。
どこまでも澄んだ青い空には七色の橋がかかり、訪れる人々を歓迎しているようだ。
街中には水路が張り巡らされ、陽の光を浴びてキラキラと輝きながら水が流れてゆく。
少し進んだところに広場があり、その中央には大きな噴水がある。
その噴水の周りにも小さな虹が輝いている。
噴水の池を覗き込むとどこまでも碧く、深く、透き通っていて思わず吸い込まれてしまいそうだ。
水面に現れる波紋、生まれては弾け消えてゆく白い球。
押し寄せ、そのまま流され、ぶつかり、しぶきをあげる。
水面の様子をぼうっと眺めているだけでも飽きることがない。
ただなんとなく水が動いているだけのように見えて、そこにも小さなストーリーが展開されてゆくのだ。
水の都とも言えるような潤いに満ちた美しい街。
そこで生活を営む人々もまた、穏やかで活気がある。
大きな噴水を囲うように小さな店が並びマルシェが始まった。
色とりどりの果物や野菜。
ガラス細工が美しいアクセサリーなどもある。
そこに集まる人々は明るく穏やかな笑顔に溢れている。
私はそのマルシェでレモンスカッシュを買った。
受け取ったカップからは甘酸っぱくも爽やかな香りが広がる。
炭酸の泡がパチパチ弾け、なんだか嬉しくなった。
入っているレモンの輪切りが太陽のように眩しい。
噴水のそばに腰を下ろしていただこう。
そしてゆっくり、美しい街を眺めながらおしゃべりしよう。
たわいもないお話を、ゆっくり、あなたと、この時を楽しもう。
またまたゲーム本編とは全く関係のない妄想が広がりました。
今回はドラクエ10から「水の民ウェディ」について。
ライブ配信に10回連続でお越しいただいた皆勤賞特典、リクエストお応え編です。
リクエストありがとうございます！
ドラクエシリーズは9以降は全くプレイしておらず未知の世界。
ドラクエ10はサブタイトルが「目覚めし五つの種族」ということで、様々な民族が登場するようですね。
参考資料としてはベストアルバムの楽譜しか持っておりませんが、
その楽譜を見ると
・花の民プクリポ
・地の民ドワーフ
・水の民ウェディ
・風の民エルフ
・炎の民オーガ
という種族が並んでいます。
以前もリクエストで「花の民プクリポ」を演奏しておりましたので、今回が2種族目となりますね。
「花の民プクリポ」もよろしければどうぞ！
こちらはピッコロが大活躍。
「花の民」ということで春のような活気を感じますね。
まさに百花繚乱といった景色を思い浮かべます。
暖かな風に包まれつつも、元気に歩いていく感じ。
よく河川敷に桜の木が並んでいて、その周りには黄色い菜の花が咲き乱れている光景があるじゃないですか。
頭上は満開の桜の花。周りには黄色の絨毯。
そんな河川敷をお散歩しているイメージ。
今回の選曲は「水の民」ということでもっと清々しさを感じます。
この曲の冒頭の和音からキラキラ輝く何かを感じるんですよね。
その輝いているものの正体はなんなのか。
個人的には噴水などの水しぶきが陽の光を浴びてキラキラ輝いている情景が浮かぶ。
もしくは何かに対して憧れる心を表しているようにも感じる。
先日、横浜でのドラクエカーニバルについても記事に載せましたが、
横浜コラボのこのイラストなんかぴったりだと思うの。
このスラりんのぱああああぁぁぁっとした表情よ。
スラりん本当に表情豊かですよね。
この表情の豊かさが可愛らしい。愛おしい。尊い。
家にいてほしい。一緒に生活してほしい。
イントロが終わったテーマ部分。
ここから水の流れを感じるんですわ。
川の流れがどんぶらこ、どんぶらこ…とはまた違うかな。
桃は流れてこない。笑
清らかな水の豊かな泉。
無限に湧き出てくるのではないかと思わせるような豊かさがあるんですよね。
音楽の作り方として、音が上がっていって少し引く。
そして音がもうひと波大きく押し寄せてくる。
この緩急のつけ方が肝になっているんじゃないかな。
この曲は勝手に街曲なんじゃないかな…と思っていましたが流れる場面を調べると「ウェナ大陸」と出てくるのでフィールド曲なのでしょうか。
でも絶対街にも合うと思うんだ。
なんだか穏やかな一日が始まりそうな気がしません？
朝この曲を聴いたらきっと目覚めスッキリ、清々しい気持ちで一日をスタートできますよ！
また、「ウェディ」というネーミング。
動画のコメントに「Wednesdayからきてるんですかね？」といただきまして、
確かにそれっぽいな！？！？と思ったのですが調べてみるとこんな感じ。
『ドラゴンクエストⅩ』に登場する種族であり、主人公の転生先候補の一つ。魚人をモチーフにしている。
「ウェディ」というネーミングについては、プロデューサー曰く「語感」とのこと。
青い海に浮かぶウェナ諸島を主な居住地としている。
いや、それっぽいのに違うんかーい！
結構そうかも…と納得してたのに。笑
しかし語感で「ウェディ」が出てくるってすごいなと思いました。
「Wednesday」ももちろんそうなんだけど、
水を英語にすると「Water」でしょ、
あと私が思い浮かんだのが「ウンディーネ(Undine)」という単語。
これはドイツ語なのですが、水を司る精霊を意味しているんですね。
なんでこんなワードを知っているかというと、
ライネッケというドイツ、ロマン派の作曲家が書いたフルート・ソナタ「ウンディーネ」OP.167という作品を知っていたから。
ちなみに曲解説の一部はこちら。
ドイツ・ロマン派の作家フーケーの、水の精ウンディーネと騎士フンボルトの悲恋物語 「ウンディーネ （水の精） 」 にインスピレーションを受けて構想されたこのソナタは、1882年に作曲されました。
この曲はちょくちょく音大でも演奏されていました。
私は吹いたことなかったけど、確か楽譜は持ってるはず…。
私としては「水の民ウェディ」というタイトルを見て、
「おっ、これは水の精霊か！？ウンディーネでは！？」と1人で連想ゲームをして遊んでいました。
いや、ちゃんと真面目に演奏しました。
そんな私の頭の中で繰り広げられていた連想ゲームでしたが、いざ調べてみると「語感」とは驚きです。
ネーミングセンス凄すぎる。
とはいえ「センスは知識からはじまる」という書籍もあるように(やばい、読んだんだけどあんま覚えてない…読み直そ)
何もないところからは何も生まれてはこないのです。
きっとこれまでに見聞きした何かが積み重なって、それがパッとひらめきを与えているのでしょう。
もちろんすごいことには変わりありませんよ。
そしてこの記事冒頭に書いた私の妄想ワールド。
完全に街曲を想定しちゃっていますがそこは置いておいて。
完全に妄想の世界、情景をつらつらと言葉にしてみたのですが気付いたことがあります。
それはイタリアの情景だ…！
街中に運河が張り巡らされている情景。
ヴェネツィア、まさに水の都ですね。
私は以前、演奏旅行でイタリアに行ったことはありますが、ヴェネツィアへは行っていないので実際の情景はどんな感じなのかわかりません。
あ、でもそういえば…
小さい頃、私の父がよくプレイしていた初代PSのソフト、トゥームレイダー。
確かシリーズは2だったと思うんだけど、ヴェネツィアが舞台になっているところにも行くんですよね。
街中走り回って、運河に飛び込んで、運河の中に設置されているレバーを引くとどこかの扉や柵が開くという…。
いや、現実はどうなってるのか知りませんけどね。
でもまあ、水路の柵の開閉装置なんかはありそうな気も…
そのトゥームレイダーのステージは見ていてすごく好きだったので(あくまでも見る専)
ヴェネツィアのイメージはそこでついた感じ。
あんな乱闘があっては困るけど。
そして妄想に出てくるマルシェは私が実際に現地で見た情景。
日程的にマルシェには1回しか行けませんでしたがすごく活気があって華やかだったんですよね。
コロナ禍前だったということも要因にはなりそうですが。
レモンスカッシュは飲んでないけどオレンジソーダみたいなのは飲んだ。
演奏旅行ということで観光メインではなく、そこまでゆったりはできなかったけど。
うわ、完全に空想の世界かと思いきやいろんな断片的な記憶を繋げてるじゃん。
全くの空想ではないじゃん。
やはり「センスは知識からはじまる」か…いろんな体験の重要性を再認識しますね。
ゲーム本編については未プレイなので全く文章を書くことができませんが、
タイトルと曲調から色々とイメージすることができるもので、
それもそれで楽しいですね。
これで実際にプレイしてみたら「え、私のイメージと全然違うんだけど！」となることもあるんだろうけど。笑
積みゲーの消化が追いついて、いざ自分でプレイできる日が来ることを祈るとします。
今はドラクエ3のメタル狩りに必死です。
メタル系とエンカウントできるくらいストーリーを進めるのが大変だったわ。
レベル上げがなかなか進まないのな。
前回プレイしたのは10年前くらいだったけどこんなにレベル上げ大変だったっけ…？
と、思ったら最近FFのピクリマ版でブースト機能ガンガン使ってたのがいけないんだな。
ちなみに最近ドラクエ3を最初からプレイし直し始めましたが、プレイ中のドラクエ4もまだ途中。
キングレオ戦突破してライアン加入からそんなに進んでません。
でも先にドラクエ3はクリアしてしまいたいな…出したい演奏動画が色々とあるのだ。
逃げ惑うメタルスライムと格闘しながら今回はこの辺で筆を置くことにしよう。
筆持ってないけど。
可愛い可愛いメタルスライムたん。良い子だからまじで逃げんといて…。
では最後に「水の民ウェディ」をもう一度！
全然話が違う流れだって？
じゃあこの曲再生してこの記事の冒頭に戻ろう！
ここまでお読みくださりありがとうございました！
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