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踊る人形カルコブリーナ
よろしければこちらの動画をnote内で再生し、BGMとしてお楽しみください!
踊る人形カルコブリーナ…なんとも不気味な雰囲気の曲ですよね。
今回はライブ配信に連続10回ご参加いただいた皆勤賞特典のリクエストお応え編でした。
リクエストありがとうございます!
FF4の世界は地上から物語が始まりますが、途中で地底へ行ったり月に行ったり。
前作FF3ではスタートするフィールド世界が浮遊大陸、そしてストーリーを進行していくと浮遊大陸の外側の世界へ行くことができます。
その他に潜水艦で海底に行くこともできるのですが、FF4になるとまた世界が広がった感がありますよね。
なんたって最終的には月にまで行ってしまうのですから!
今回の曲が聴けるのは地底の世界。
地底にあるドワーフ城で聴くことができます。
ドワーフ王のジオットとの会話を盗み聞きしている何かが見えますね。
ぴょんぴょん跳ねる怪しい影が…!
ちなみに今回の動画で使用しているプレイ動画はリクエストくださったフォロワー様にご提供いただいたもの。
ご提供ありがとうございます!
色んなゲームのプレイ動画を撮影して保存していますが、まだFF4はクリアこそしているけれどストーリーのプレイ動画はほとんど撮れていない状態。
この曲が聴ける場面は結構ストーリーを進めなくてはいけないのでプレイ動画挿入は難しいかな…と思っていました。
ピクリマ版もブースト機能を使えばここまで進めることはできるかもしれませんが、その分お待たせしてしまうし…
そう思っていたところ、しっかりプレイ動画までご準備いただいた状態でリクエストをくださったそうです。
本当にありがたい…!
しかもプレイ動画は実機のスーファミ版。
私はファミコンもスーファミも持っていないので原作をプレイすることができないんですよね。
スーファミミニはあるけれど自由にカセットを入れ替えたりはできないし。
原作のプレイ動画を使えるのはとてもレアです。
味があって良いよね。
さて、クリスタルの奪い合いが繰り広げられているFF4。
ジオットとの会話でクリスタルの在処がわかります。
「ジオット王。
この城のクリスタルは一体どこに?」
『何を隠そうこの玉座の裏の隠し部屋じゃ!
これならば私の目の黒いうちは安全というワケじゃ!』
…って。おいおい。
そんなあっさり教えちゃって良いのかよ!
そんな四六時中玉座に座っていられるとも思えないし、寝る時なんかさ、どうすんのよ?
案の定その後すぐに盗み聞きしている影が現れるという…。
ドワーフ城はもうちょいセキュリティをですな…笑
しかも描写を見てて思うのが、すでに隠し部屋に侵入してない?ということ。
隠し部屋の扉の裏でぴょんぴょん跳ねてるのが見えますよね。
もうすでにバレてるやん!と。笑
![](https://assets.st-note.com/img/1727403216-VmpFOQ0XI3UYWMDdBN7vJxfR.png?width=1200)
あと、この人形って確か、ジオットの娘ルカのセリフで何かなかったっけ…?
と思って調べたらやはりありました。
「あたしの人形どっかいっちゃったの。あなたたち知らない?」というセリフが。
ということはカルコとブリーナは元々ルカの人形…?
随分と怖い人形をお持ちですよね。笑
魔法か何かで見た目も豹変した説もあると思いますが。
誰かが盗み聞きしていることにヤンが気づき、すぐさまクリスタルルームへ向かうセシル一行。
部屋に入ったら扉が勝手に閉まり、開かなくなってしまいます。
そして喋って動き出す人形…ただただホラー!
人形が動くとか喋るとかさ、そういうのって本当に怖いしトラウマになりますよね。
以前MOTHER EARTHの記事にも人形が勝手に動くって怖いよねと書きました。
その際にも書きましたが、やはり私的には鬼太郎の肉人形のトラウマが蘇るわけですよ…ひぃぃぃっ!!
僕らは陽気なカルコブリーナ!
怖くて可愛い人形さ!
ばーかめ!
のこのこやってくるからさ!
キミらを倒してゴルベーザ様の手土産にさせてもらうよ!
キャーホッホッー!
セリフはちょっと可愛い。笑
自分で怖いとか可愛いとか言っちゃうタイプ。
リアルで出てきたらマジで怖いけど。
そして戦闘になるわけですが、最初はカルコとブリーナという名前の人形が各3体、計6体出てきます。
この最初の6体は可愛いもので(見た目は可愛くないけど)、さほど恐怖を感じた記憶はありません。
![](https://assets.st-note.com/img/1727403265-ECogMN8b0Q9kalzvJixAcG7w.png?width=1200)
が。
問題はカルコかブリーナ、どちらかを全滅させた時。
同時撃破ができてしまえば良いんですけどね。
それができないとなんと合体してしまい、でかい人形になります。
この人形が「カルコブリーナ」。
合体前も不気味な人形だったけど合体後めちゃくちゃ怖くない…?
![](https://assets.st-note.com/img/1727403286-ZFB3q94dyTx8CvVcOI5UhmJf.png?width=1200)
しかもすごく強敵になる。
攻撃もそうだし、カウンター攻撃もあるし、HPもぐんと増える。
合体前に削ったHPどこいったのん…
プレイ動画はフォロワー様のものですが、私がプレイした際もやはり合体は避けられず苦戦した記憶があります。
きっとフォロワー様は敢えて合体後も録画してくださったんじゃないかなと思いますが。
なんたって見た目が怖いのよ。
この下からライトを当てて影を作ってる感じとかまさにホラーの演出。
そしてこの怖さ、不気味さを更に演出しているのが音楽。
今回演奏した「踊る人形カルコブリーナ」ですね。
なんとなく楽しそうな雰囲気もあるけれど闇を感じる。
そう思うのはテーマの半音階で下降してくる部分でしょうか。
音が下降していく部分は落ち着きやテンションが下がっていく印象を感じさせますが、使い方によっては不気味感、恐怖も演出できるのです。
ジェットコースターで降下するような。
イントロ部分はそこまで不気味さは感じないと思います。
ワルツでちょっと楽しげなのかも?
可愛らしい感じ?
そんな予想を裏切るのがテーマに入った時の半音階下降。
テーマに入る直前で音が登っていって盛り上がった後に半音階で下降していくわけですからまさにジェットコースターのような感じ。
スピード感はないけれどテンションとしてはヒュッと立ちすくむような気持ちにさせます。
あとこの曲で私が思い浮かべるのはピエロなんですよね。
ピエロというものが私は小さい頃からすごく苦手で怖いんですが、わかる方いらっしゃいます?
闇を背負っているような不気味さ…サイコパス感…
実はファストフードのマクドナルドのドナルドも結構苦手。
そういえば今調べて知ったのですが、あのドナルドはCMから消えていたのですね…確かに見ないかも。
テレビ見ないからよくわかんなかったけど。
で、なんだろうな、遊園地かどこかで今回の曲のような半音階下降の曲を聴いたことがあるんですよね。
全然はっきりとしないのですが。
それもピエロがいるようなところで。
道化師ということで、基本的には明るくおちゃらけた印象をもつ音楽なのですが、
やはり今回の「踊る人形カルコブリーナ」のように半音階の下降が入っていてどこか闇、影を感じる。
今回の曲でテーマに入った際、更に音域が上がっていたり、下降だとしてもアルペジオや長音階のスケールなどだったら違和感、不気味さは感じにくいと思います。
下降している、それも長調なのか短調なのか判別できない半音階での下降が得体の知れない恐怖を生んでいる…。
私はそのように感じるのです。
また、特徴的なのはこの曲のコード進行。
なんとAmとF7という2つのコードしか使われていないのです。
その2つのコードが2小節ごとに入れ替わっていく感じですね。
コードには機能、役割がありまして、安心する響きや不安で緊張する響きなどがあります。
今回の曲の場合は全然動きがなく、コードの響きだけでは明るいのか暗いのかイマイチ判別がつきづらい。
というか、暗い印象を受けるんだけどどんなストーリー性があるのかがわからない。
いわゆる起承転結というものがないのです。
でもそれが悪いことでは決してなく、その浮遊感が見事に不気味さを演出する上で役に立っている。
そのコード進行の上に半音階下降ときたら不気味さが更に増しますよね。
メロディラインだけを見ると半音階で大きく下降して、その後少し登ったり下がったりを繰り返す。
最初にドーンと落ちるところまで落としてウネウネ。
まさにジェットコースターだな。
そしてそのジェットコースターは2つのコード進行で延々と続き、終わりが見えない。
鏡の迷宮に迷い込んだような不安感。
一度迷い込んだら出られない。
そもそも起承転結がないのだから。
このカルコブリーナのグラフィック、ストーリーの演出、そして音楽の演出。
全てが組み合わさって、なんだか陽気な感じもするんだけど影があって不気味なんですよね。
…って、カルコブリーナ本人が言ってましたね。
陽気で怖くて可愛いって。
本人のおっしゃる通りでございます。
よくご自身のことを把握してらっしゃるようで。
その客観視できる姿勢は是非とも見習いたいと存じます、はい。
ちなみに今回の演奏動画ではずーっとこの曲をループしていますが、
ゲーム本編では合体した後からは「バトル2」のBGMに変わります。
いよいよここからが本番だぜ!
ボス戦はここから始まるよ!と言われているような気持ちになりますね。
バトル2も一応貼っておこう。
ゆくゆくリメイクしたいね。
あと、音楽の鳴り始めは実際はクリスタルルームで人形が動いてから。
ヤンが何者かの気配を感じたタイミングからクリスタルルームに閉じ込められるまでは無音状態です。
いきなり無音になる演出って怖いよね。
緊張感が高まります。
それにしてもめちゃくちゃ短い曲ながらも不気味さが存分に出ているなあと。
リピートを含めないと、なんとたった16小節の曲なのです。
長けりゃ良いってもんじゃないのよ。
長いと逆に間延びしてしまうというか、ここまでの恐怖感はなかったでしょうね。
短いループだからこそ終わりが見えない、迷宮入りした感じが出るように思います。
では最後にもう一度聴いてみましょう!
ちなみに戦闘終了後のセリフもなんか可愛い。笑
よくもやったな!
痛いよー!
でもこの場所は報告済み!
かたきは打ってもらうよ!
ゴルベーザさまー!
そしてゴルベーザ戦が始まるのであった…
ここまでお読みくださりありがとうございました!
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