【新しい働き方LAB第4期/自主企画】活動場所の移動がなくても、自分の意志でスキルや業績を向上させることができるか(中間報告)
本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」に参加する過程で、私個人が行う「働き方実験」についてまとめたものです。
「研究員制度」の概要については以下をご参照下さい。
https://hosting.lancers.jp/lp/lab_researcher/
◆実験計画の内容確認
実験計画書については以下をご参照下さい。
「新しい働き方LAB」参加をきっかけに、働く場所を移動しながら仲間との交流を広げている方々の存在を知りました。
そのような働き方は大変興味深いのですが、あいにく、現在の自分にはその働き方の再現は難しいため、場所の移動がなくても工夫によってモチベーションを維持し、スキルや業績を向上させることができるかどうかを実験のテーマとして定めました。
◆実験計画の変更
実験計画を決める段階において、作業環境が快適でないコワーキングスペースの使用を継続しながらも、自分自身の意思の力とオンライン上のコミュニティーの仲間とのつながりを支えにしてスキルや業績を向上させることを考えていました。
実験計画書が完成した直後に、実験の前提が大きく変わるようなことが起きました。
生活圏内に居ながらにして、遠くから訪れる面白い人や、地元で面白い活動に取り組む人と交流できる施設が本格的にオープン、自分もその施設を利用できることになったのです。
その施設の名前は「ポートカケガワ」といい、生活圏内の静岡県掛川市の、掛川駅から徒歩数分のところに立地しています。ポートカケガワは旅館をリノベーションした共創型コミュニティーレジデンスで、ドミトリー型宿泊施設とイベントスペースとワークスペースの機能を一つに合わせたようなものになっています。
ポートカケガワはクラウドファンディングで支援を募っており、私はリターンとしてレジデンスメンバーとして施設の利用が1年間半額でできるコースを選択、支援を行いました。
実際に現地を訪れ、代表者と会って説明を受けることで、ポートカケガワという施設が従前のレンタルスペースやコワーキングとは違うということに気付いてきました。利用者同士がお互いの立場を超えて交流することによって新しい価値を創出し、次の世代に引き継ぐという遠大な構想のもとに作られているのだと思います。
レジデンスメンバーは施設のスペース利用が可能で、宿泊も優遇されていて、現時点では50名ほど集まっています。その内訳は、地元で事業を興している方、クリエイティブな活動あるいは地域社会を良くする活動をされている方、遠方に居住しているが代表者の考えに強く賛同されている方などです。今後、レジデンスメンバー同士が交流できるイベントが開催されて活動の輪が広がっていくと思われます。
また、新しい働き方LAB研究員制度の指定企画の活動場所として使用されることもあり、地元に居ながら、遠方から訪れた研究員に会って交流することができるようになりました。
私はポートカケガワを個人的な作業をするためのスペースとして使用することを制限、個人的な作業は、なるべく従前のコワーキングで行うことにしました。
また、レジデンスメンバーの中でもクリエイティブ系属性の方の存在を強く意識し、自分のクリエイティブスキルが他のメンバーと比較した際に著しく見劣りすることのないよう、スキル向上に努めるという目標設定ができました。
ポートカケガワ使用開始により、自分の生活圏から移動しなくても、日常的に面白い人との接触場面がある状態に変わったので、実験計画の当初の前提は消滅、実験計画自体を変更しなければならなくなりました。
◆オンラインコミュニティーとのかかわりについて
実験計画書で触れていますが、地元の従前のコワーキングスペースで期待に沿うような人との交流が全く起きなかったかわりに、新しい働き方LAB研究員制度等のオンラインコミュニティーへの参加を続けて、他の参加者との信頼関係を構築することができました。そこから別のコミュニティーにつながることができ、現在ではフリーランスのチームに参加して自分の得意分野に合う仕事を振ってもらえる状態になっています。
◆新しい実験計画のタイトルについて
生活圏にある共創型コミュニティレジデンスと従前のコワーキングスペースを使い分けることで、場所の移動がなくてもスキルや業績をどのくらい向上させることができるのか
◆実験の測定方法の変更
・ポートカケガワでの人との出会いを記録する。
・ポートカケガワ利用前と後でのクリエイティブ向上のモチベーションと実際のスキル向上について記録する。
・実際の業績向上と、その原因となったスキル向上やコミュニティへの参加状況などについて記録する。