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【私の推しキャラ】第4回 30年前に”委員長”と呼ばれていた少女(成人向け漫画のメインヒロイン)

【注意】
本記事は(貼り付ける画像も含め)なるべく年齢制限に抵触しない様に執筆致しましたが、図らずも成人向けの表現が含まれている可能性がございます。
なお、note運営様の定めた年齢制限に抵触致しました場合には、note運営様からの年齢制限の処置に対し従わせて頂きます。

これまでの人生において多くの成人向け漫画作品と出会ったであろう殿方の皆様へ。

貴方は成人向け漫画作品の登場人物(女性キャラクター)の事が(貴方の)頭の中から離れなくなってしまったという経験はございますか?

これまでに番外編2回を含めて過去5回にわたってお送り致しました「#私の推しキャラ」をテーマにした投稿ですが、今回は”第4回目”として久々に1人のキャラクターについて語らせて頂きます。


第1~3回の記事はこちらになります。


それでは第4回目の推しキャラなのですが、note様での100回目の投稿を飾った以下の記事で取り上げました成人向け漫画作品のメインヒロインになります。
(しかも発表から丁度(?)30年となる2024年9月10日に投稿致しました。)

”委員長”
(本名:不明)

”委員長”のバストアップ図

”委員長”は30年前に成人向け漫画家の聖麗(現・ヒヂリレイ)先生が執筆した1話完結(扉絵含め全20ページ)の成人向け漫画作品「歪んだ従順」のメインヒロインで、校章(女子用夏季制服の半袖ブラウスの左胸ポケットに刺繍されている)に”桜高”と記されている日本国内の男女共学の高等学校に通う女子高生でございます。

また、”委員長”という呼称から、とあるクラスの学級委員長を務めていると推測されます。

なお作中では、”委員長”と呼ばれるのみで本名は不明のままであり、年齢(学年)も特に言及はされておりませんでした。
(ただ年齢(学年)に関しましては、高校2年ぐらいが丁度良いかと
 ワタクシ個人としては思っております。)

外見について

大きく円らな瞳をした釣り目と“凛とした”印象を与える三角形の太眉が特徴的で、その大きな瞳を含めて年頃の少女のあどけなさを残しているため、“美人”と言うよりも“かわいい”と言った方が良い顔立ちをしております。

髪色は黒で、前髪はおでこの右側を見せる様に(右側の前髪を)撫で上げている二八分けで、後ろ髪は腰の高さまで伸ばしております。

身長は当時(1994年頃)の女子高生の平均身長(157~158cm程)ぐらいと推測され、大き過ぎず小さ過ぎないお椀型ないし半球型の乳房(大体C~Dカップで、最低でもバスト80cm以上)をしている等、当時の女子高生の標準的な体形をしている様に見受けられます。

また服装につきましては、「生真面目な学級委員長」らしく女子用の夏季制服を身だしなみ良く着用しております。

性格について

初登場時(扉絵を0ページ目として、本編1~2ページ目)の立ち振る舞いからはっきりとわかるぐらいに、生真面目かつ勝ち気な性格をしております。

彼女の”勝ち気さ”

  • 喫煙について問い詰めたにも関わらず、その事をはぐらかした上にからかって来た不良少年3人組に対し、眼光鋭く睨みつける。(本編2ページ目の4コマ目)

  • 不良少年3人組から自分達の喫煙を教師にチクった(密告した)事について問い詰められても、「ああ・・・煙草の事ね・・・当たり前じゃない」「学生が煙草を吸っていいと思ってるの?」と(彼等を侮蔑する様な表情で)悪びれずに自身の行為を正当化する。(本編5ページ目の2コマ目)

  • 彼女から教師への密告によって停学処分を受けた旨を彼等から伝えられても、「だからって、あたしのせいだとでも言うの?」「とんだお門違いだわ」と毅然とした態度で反論する。(本編5ページ目の4~5コマ目)

等、本編の前半まで発揮されておりました。
(なお、「毅然とした態度で反論」した後、その事で怒りを覚えた彼等に詰め寄られた際には思わず怯んでしまいましたが。)

一方、彼女の”生真面目さ”に関しましては、彼等の喫煙の一件における彼女の振る舞いにその”生真面目さ”が表れている様に見えますが、どちらかと言うと教師達が彼女を「真面目で品行方正な女子生徒」と見做して、彼女に学級委員長を任せているから「彼女が生真面目である」様に映っているではないかと思うのです。

実際に、彼女は学級委員長の職務をこなしてはいるものの

  • 昼休みにゴミ捨てを命じられてゴミ捨て場に向かっている道中で、ゴミ箱を抱えて歩きながら「ったく掃除でもないのにゴミ捨てなんて 林の奴人使い荒いよな。」とゴミ捨てを命じた”林”という教師(多分、担任)に対し文句を垂れる。(本編1ページ目の1コマ目(+全身立ち絵)

  • 何故か図書室の整理を夜遅く(校舎の時計の針が8時7~8分を指していた)になるまで手伝わされて帰宅が遅くなってしまった際に、自転車置き場へと駆け出しながら「あーあ、図書室の整理なんてついてな~~~い。もう誰も居ないじゃん。」と愚痴る。(本編3ページ目のの1コマ目(+全身立ち絵)

といった具合に、”生真面目”とは言い切れない部分も垣間見えておりました。

更に、彼等の喫煙の事をチクった事を正当化した際(本編5ページ目の2コマ目)の台詞からも、彼女自身の正義感と言うより「規則(ルール)として決められているから」という「長い物には巻かれろ」的な考えで、表面上で教師達に従っているのではないかと思うのです。

また、周囲の目を気にしているだけでなく彼女自身も見た感じ潔癖そうなので、性的な物事に対して忌避する等、普段から他者の前では「身持ちの固い女の子」として振る舞っていた事が容易に想像出来ます。

この様に、彼女は周囲から「真面目で品行方正な女子生徒」と見做されているとともに、前述のゴミ捨てや図書室の整理といった職務までやらせていた教師達からは「自分達の言いなりになってくれる良い子ちゃん」と見做されていると思われます。

一方、周囲からの上記の様な評価に対し、本編内の描写から察するに、彼女は”表面上は”「真面目で品行方正な学級委員長」であり続けていた様に思われます。

ただ・・・・・・

昼休みのゴミ捨てや夜遅くまでの図書室の整理の時に口から出て来た不平や愚痴からは、彼女は周囲からの評価に対して内心では不満を感じている事が伺い知れます。

また、確かに彼女は周りの人達から見たら「真面目で品行方正な学級委員長」なのですが、それ以前に他の女子高生達と同じ「年頃の女の子」でもあるのです。

そんな彼女が「年頃の女の子」としての様々な悩みに加え、「真面目で品行方正な学級委員長」としての様々なストレスを抱えながら生活しているわけですから、そんな彼女の精神的な負担は如何程のものか・・・・・・。

その他(生活環境や交友関係等)

まず、物語となる舞台となった地域につきましては、登場人物の台詞が全て標準語である事から、日本国内の「住民が日常的に標準語を話している」地域に絞れました。

また、彼女の自宅につきましては、”桜高”への自転車通学が出来る範囲内にある事が、本編3ページ目の2コマ目にて判明しております。

次に、彼女の家庭環境につきましては、通学用の自転車を所有出来る程の経済力を持っており、周囲から「真面目で品行方正な女子生徒」と見做される程に躾の厳しい”良家”ではないかと推測されます。

最後に、交友関係につきましては、物語の登場人物が4人のみであり、「”委員長”と不良少年3人組が同じクラスである」事や「教師達(少なくとも担任)から小間使い扱いされている」事以外はわからず仕舞いでした。

ただ、彼女の”気の強さ”と”生真面目さ”からして、クラス内に親しい友人が存在する様に思えませんし、彼女自身が潔癖そうなので、これまでに恋愛感情を抱く様な事は皆無だった様に思えます。

好みの女性とは言えない”委員長”

ここまで彼女の外見や性格について語ってまいりましたが、先述の彼女の性格からして、正直な気持ちとして”委員長”というキャラクターはワタクシにとって好みの女性ではございません。

実際の人生において小中高と男子校に通っていて、「女子と共に学生生活を送る」なんて経験をした事がなかったワタクシではございますが、もしも(ワタクシが)男女共学の高校に通って「生真面目で口うるさくて、勝ち気で生意気な」”委員長”と同じクラスになって学生生活を送ったとしても、精神的に幼かった学生時代のワタクシはそんな彼女に対しある種の嫌悪感を抱いてしまい、彼女を好きになるなんて事は無かったと思うのです。

一方、本作の不良少年3人組と違って学生時代のワタクシは(一応)真面目に学生生活を送って来ました(つもりです)ので、彼女から敵視される様な事は無かったでしょうが、それでも学生時代のワタクシの奥底には不真面目でいい加減でだらしない所がございましたので、彼女からしてもワタクシに対して性格的に気に入らないと思う所もあった事でしょう。

それ故に、彼女とは互いに親しくなる様な事も無く、互いにただ「同じクラスに居る」という認識しか持たずに学生生活を終えた事でしょう。

まぁ「ワタクシにとって好みの女性では無い」と言うのは、飽くまで物語序盤(本編1ページ目~本編3ページ目の1コマ目)までの「生真面目で口うるさくて、勝ち気で生意気な」”委員長”に対してですが。

”委員長”を変えてしまった"あの夜"

本編1~2ページ目だけなら彼女にとっての「平凡な日常」における「校内での日常風景の1コマ」に過ぎ無かったでしょうし、夜遅くになるまで学校に居残ってしまった本編3ページ目の1コマ目までなら「ちょっと普段とは異なるイベント」の一つでしか無かった事でしょう。

しかし、帰宅の途に就こうと自転車置き場から自転車を押して出て来た彼女の前に、夜遅くになっても彼女の事を待ち伏せしていた不良少年3人組が立ちはだかった事本編3ページ目の2コマ目で、彼女にとっての「平凡な日常」は終わりを告げる事になりました。


”委員長”を待ち伏せしていた不良少年3人組(画像上段)
便宜上、右から
男B(長身ロン毛)、男A(リーダー格、金髪)、男C(赤毛そばかす)
と呼称

【余談】
ただ正確には、本編では描写されていない所で、彼女はきっちりと彼等の喫煙について教師達にチクって(密告して)、それにより彼等が停学処分を受けた事で、彼女(と読者)の知らない所で彼女にとっての「平凡な日常」は終わりを告げていたのかも知れません

それでも

  • もし彼女が図書室の整理に手伝わされずに普通に下校出来ていたら

  • もし彼女を待ち伏せしていた彼等が彼女を待ち切れずに諦めていたら

という「”あの夜”を避けられた」可能性もございましたので、作中の彼女は不運としか言い様がありませんでした。


本編4ページ目から彼等によって無理矢理連れ込まれた体育用具室内へと舞台を移しても、相変わらず彼等に対して生意気な態度を取り続けた彼女でしたが、その結果として彼等の怒りを買ってしまいました。

そして、本編6ページ目にて男Aが彼女に対し”強制喫煙”をさせたのを皮切りに、彼等によって彼女への「おしおき」(と称した報復)が始まってしまいました。


【注意】
本編7ページ目以降の出来事に関しましては、「note様のご利用規約」の「禁止事項」に違反しない様にするために、本記事内では詳細に記述致しませんので、予めご了承頂きます様、お願い申し上げます。

なお、本作を収録しているヒヂリレイ先生の単行本「新造人類ポポコちゃん 2 接触編」(成人向け)が電子書籍として販売されておりますので、各自ご購入頂いた上で事の詳細についてご確認願います。
(但し18歳以上の方に限ります)


彼等によってじっくりと長い時間(本編7ページ目から15ページ目まで)をかけて「女の子の弱いところ」を攻められ続けた彼女は

いつもの”勝ち気さ”を失い
「真面目で品行方正」である事も否定され
心身ともに抗えなくなった末に
「女の子にとって一番大切なもの」をも
「彼女の意志に反する」形で
失ってしまいました。

そして、彼等との望まぬ性交の果てに多くを失い、損なわれてしまった彼女が”禁断の快楽”に目覚めた所で、この物語は幕を下ろしました。

”委員長”の”二面性”

本記事内の「性格について」の項において、「平凡な日常生活」において、生真面目で勝ち気な性格をしている”委員長”は周囲に対して”表面上は”「真面目で品行方正な学級委員長」として振る舞い続けている一方で、周囲からの目が届かない(本編内で描かれていない)所では他の女子高生達と同じ「年頃の女の子」として様々な悩みやストレスを抱えていると推測致しました。

そんな「平凡な日常生活」を送っていた彼女でしたが、物語(不良少年3人組による報復)が進むにつれて、これまでの「真面目で品行方正な学級委員長」という表向きの彼女とは全く違う姿を見せる事になりました。

まずは、彼等による報復によって、彼女が着用していた下着(本編8ページ目ではパンティ、本編11ページ目ではブラジャー)が露になったのですが、その派手なレース柄の下着はどこか大人っぽく、「生真面目な女子高生」が着ける様な代物とは思えませんでした。

実際に本編8ページ目の3コマ目においてパンティに包まれた彼女の股間を眺めていた男Aが「委員長、けっこう派手なの履いてんだな。」と意外そうにしており、それだけ周囲の人々から抱かれている彼女のイメージからはかけ離れていた代物だった事でしょう。

ただ単に彼女の”勝ち気さ”を体現しているだけかも知れませんが、彼女の大人の女性を意識している様な派手な下着には、1人の「年頃の女の子」として背伸びしている彼女の内面が映し出されている様にワタクシは思えました。

続いて、本編11~12ページ目にて、下着に包まれていた彼女の両乳房(乳首・乳輪)や股間(陰毛や女性器)が彼等の手によって晒されてしまいましたが、それと同時に「真面目で品行方正な学級委員長」である事(=彼女の「身持ちの固さ」)を否定しかねない”事実”も彼等によって暴かれてしまいました。

その”事実”とは

彼等による報復によって、彼女の意志に反して彼女の身体に何らかの”生理現象”が生じてしまった

という事でした。

彼女は何故かその様な”生理現象”(およびその発生条件)について知っており、その様な”生理現象”を引き起こしてしまった事自体が彼女自身の「身持ちの固さ」に反する様な事であると考えている様に見受けられました。

加えて、「好きでもない異性(それどころか大嫌いな連中)の手によってその様な”生理現象”を引き起こされてしまった」という事実は、彼女にとって耐えがたい屈辱であったと同時に、その事を彼等には絶対に知られたくなかったと思われます。

それ故に、彼女は嘘を吐いてでもその”事実”を隠そうとしましたが、男Aにその”物的証拠”を突き付けられてしまい、ただ押し黙る事しか出来ませんでした。

なお、その後(の本編14ページ目で)も彼等によって彼女の「身持ちの固さ」は否定されてしまい、完全に心を折られた事で箍(たが)が外れてしまった彼女は、本編15ページ目で”淫ら”に悶え苦しみ続けた末に、”艶めかしい”姿で心身ともに果ててしまいました(本編16ページ目の1コマ目)。

かくして、彼等による報復によって何らかの”生理現象”を図らずも発生させてしまった彼女でしたが、では何故、彼女がその様な”生理現象”(およびその発生条件)について知っていたのか?

まず、学校によって違いがあると思いますが、教育機関の性教育の授業ではその様な”生理現象”(およびその発生条件)に関する知識なんて教わらないと思い込んでおります。
(根拠はワタクシの中学生時代の実体験(下記))

加えて、中学生ぐらいの頃に学校の授業として「性に関する」教育を受けたのですが、その内容が漠然としたものであった事(ワタクシ個人としてはそう感じました)に加え男子校だった事もあってどこか他人事とか絵空事の様にしか思えず、現実世界での自分の性交と結び付く様には到底思えませんでした。

本作について語った前回の記事より抜粋

それ故に、その様な”生理現象”(およびその発生条件)に関する知識を、彼女は実体験で学んだのではないと推測しております。

そして、先述致しました様に、「年頃の女の子」である彼女として様々な悩みやストレスを抱えてながら生活していたと思われますが、女性がストレス発散を目的とした”とある行為”を実施する事によってその様な”生理現象”が発生する事がございます。

つまりは・・・・・・そういう事で・・・・・・。
(「note様のご利用規約」の「禁止事項」に抵触しますので、これ以上は書けません)

この様に、どこか背伸びしている様な派手な下着を着けている事に加え様々な悩みストレスを抱えながら、「周囲に知られたくない」様な手段でそれらを解消するしかなかったという弱みを抱えていた彼女は、「真面目で品行方正な学級委員長」である前に「悩みや弱さを抱えた年頃の女の子」だったのです。


かくして、”あの夜”を迎える前の彼女には
 周囲からお仕着せられた「真面目で品行方正な学級委員長」としての自分
 と
 周囲に見せないでいた「悩みや弱さを抱えた年頃の女の子」としての自分
という「2つの顔」を持っておりました。

しかし、”あの夜”の中で彼等の悪意によって「真面目で品行方正な」自分を否定されてしまった彼女はもう「弱さを抱えた年頃の女の子」に過ぎませんでした。

そんな「年頃の女の子」であった彼女でしたが、彼等による「おしおき」の果てに”新しい自分”が生み出される事に・・・・・・。

”禁断の快楽”に目覚めて・・・・・・

不良少年3人組による長きにわたる「おしおき」(と称した報復)が終わり、真夜中の体育用具室内にたった1人放置されてしまった”委員長”が

「また・・・・・・チクっちゃおうかな・・・・・・」

という言葉と共に、穏やかで満足気ながらも「何かが壊れてしまった」様な笑顔を浮かべていたラストシーン(本編最終19ページ目の最後のコマ(4コマ目))で、”あの夜”とともにこの物語は終わりました。

物語当初から、彼女は「険のある」表情を浮かべておりました。

彼女自身の”勝ち気さ"や"生真面目さ"
彼等に対する”嫌悪感”
彼等の攻めに対する”不快感”
彼等に屈している事による”屈辱感”
処女を奪われた事に対する”悲しみ”
性交による”痛み””不快感”

という様々な要因もあって、本作内の彼女の表情からは常に「険しさ」が感じられました。

しかし最後には、彼等からの報復による”苦難”の果てに”禁断の快楽”を覚え、その快楽による”悦び”や”満足感”、そして”穏やかさ”や”妖しさ”に溢れた「壊レタ笑顔」を、彼女は浮かべる事となりました。

かくして、彼女の中では”険しさ”が消えて”穏やかさ”が芽生えたとともに、「真面目で品行方正な学級委員長とは真逆の”新たな一面”も芽生えたのでした。


【余談】
先述の通り、平凡な日常において「学級委員長」「年頃の女の子」という二面性(ギャップ)を持っていた彼女が、物語内において「学級委員長」としての一面とは真逆の”新たな一面”を得てしまうのですが、その内面の変化の落差(ギャップ)は大きいものでした。

そして、上記2種類のギャップによって彼女は読者を魅了していった様に思われますが、これはもしかすると一種の”ギャップ萌え”なのかも知れませんね。
(なお、1994年当時は”ギャップ萌え”という言葉自体はございませんでした。)


”委員長”に対する”サディズム(加虐性愛)”と”劣情”

さて、本作について語った前回の記事内において、ワタクシは本作の魅力について以下の様に説明致しました。

その様な可愛らしい絵柄

 「1人の少女を3人がかりでじっくりと時間をかけて性的に弄んで、
  心身ともに抵抗出来なくなった所で・・・・・・」


という読者の心の内にある”サディズム(加虐性愛)”を刺激する様な”陵辱もの”のストーリーが描かれており、読者は

 「可愛らしい(姿に描かれた)女の子が、男達の悪意によって徐々に
  穢された末に、『禁断の快楽』へと堕ちていく」


様を見ている内に何らかの性的興奮を覚えたのではないかと、ワタクシは思うのです。
(ワタクシもその様な読者の一人です。)

本作について語った前回の記事より抜粋

そして上記の説明通りに、「可愛らしい”委員長”が不良少年3人組の悪意によって色んなものを失い、損なわれた末に『禁断の快楽』へと堕ち行く」様は、見ている者の心の奥底にある”サディズム(加虐性愛)”を刺激するものでした。

また、”禁断の快楽”に目覚めた”委員長”の「壊レタ笑顔」も、見ている者に何らかの性的興奮を覚えさせるものでした。

無論ワタクシも、「”委員長”の堕ち行く様」を見て心の奥底にある”サディズム(加虐性愛)”を刺激されましたし、「”委員長”の『壊レタ笑顔』」を見て何らかの性的興奮を覚えてしまいました。

そして、本作を繰り返し読み続け、作中での彼女の艶姿を何度も繰り返し見続けた事で、彼女の事がワタクシの頭の中から離れなくなってしまいました。

また、それだけにとどまらず、彼女を見ていると彼女に対して劣情を催してしまう様になりました。

何せ、不良少年3人組による「おしおき」(と称した報復)に受け続けている時の彼女が本当に可愛らしくて色っぽかったのですから。

加えて、不良少年3人組が長きにわたる「おしおき」において”五感”全て(”触覚”、”嗅覚”、”味覚”、”視覚”、”聴覚”)で彼女を存分に堪能していたのを見せ付けられたわけですから

ワタクシも彼女に同じ事を・・・・・・」

という欲求に駆られてしまうのです。

まぁ、読者にこの様な感情を抱かせる事が成人向け漫画の本来の目的でございますし、成人向け漫画家にとっては本懐ではございますが。


【余談】
”委員長”に対して「おしおき」をしている時の不良少年3人組を見て思った事として

「3人ともかなり手馴れているなぁ」

という率直な感想でした。

各々のテクニックも、3人による息の合った連携も、男Aの心理的な追い詰め方も、とても男子高校生とは思えない程、熟練度が高い様に描かれておりました。

物語が始まるまでに、彼等は一体何人の女の子達をその毒牙にかけたのでしょうか?

「飽くまで漫画の中での事だから」
と言ったらそれまでですが。


「”禁断の快楽”に目覚めた」彼女はお好き?

さて、先述致しました様に、”あの夜”を迎えるまでの「生真面目で口うるさくて、勝ち気で生意気な」”委員長”はワタクシにとって好みの女性ではございませんでした。

それでは、”あの夜”を迎えてから「”禁断の快楽”に目覚めて、身持ちの緩くなった」”委員長”に対してどうなのか?

「生真面目で口うるさくて、勝ち気で生意気な」”委員長”と同じクラスで学生生活を過ごしてから、ある日突然「身持ちの緩くなった」”委員長”が登校して来たら・・・・・・。

現実の学生時代に同年代の女性と交流の無かったワタクシとしては、そんな彼女の「落差の大きい」変わり様に対する戸惑いの方が強くて、却って近付きにくくなったのではないと思います。

そもそも、「学生時代に受けた性教育は内容が漠然としていて、実際の性交と結びつく様には思えない」と今でも思っている訳で、そんな性教育を受けて「自分の性交をイメージ出来ない」学生時代のワタクシが、そんな彼女との肉体関係以前に「女性と肉体関係を結ぶ」事自体考えられる訳無いでしょう。


【余談】
ついでに言わせて頂ければ、本作自体がワタクシにとっての「性教育の教科書」でしたし、その事は今でも変わりません。


それ故に、”あの夜”を経て性格が変わってしまった彼女とも互いに接点を持たないまま、学生生活を終えた事でしょう。

その後の彼女?

「歪んだ従順」という作品が1話完結の作品であるため、”あの夜”の事後処理も含めた”その後の展開”なんてものはございません。

そして、”あの夜”の後

  1. ”委員長”がそのまま体育用具室内で一夜を過ごす

    • その後も事件が発覚しないまま終わる

    • その後、何らかのきっかけで事件が発覚する

      • 不良少年3人組、罪に問われる

      • 不良少年3人組、罪に問われない(証拠不十分等で)

  2. ”委員長”が夜遅くに帰宅する

    • その後、家族に問い詰められても”委員長”が白状せずに、事件が発覚しないまま終わる

    • その後、家族からの通報等によって、事件が発覚する

      • 不良少年3人組、罪に問われる

      • 不良少年3人組、罪に問われない(証拠不十分等で)

  3. 学校の構内を見回りしていた人間が体育用具室内の彼女を発見する

    • その後、学校関係者からの聴取に対し”委員長”が白状せずに、事件が発覚しないまま終わる

    • その後、学校関係者からの通報等によって、事件が発覚する

      • 不良少年3人組、罪に問われる

      • 不良少年3人組、罪に問われない(証拠不十分等で)

という分岐が成されますが、どのルートを通っても結局

  1. 不良少年3人組、罪に問われる

  2. 不良少年3人組、罪に問われない(事件が発覚しないのも含めて)

のどちらかに辿り着く事になるでしょう。

それでも、”あの夜”を経て”禁断の快楽”に目覚めてしまった彼女が、その後どの様に振る舞うのか、容易に想像出来てしまいます。

また、”あの夜”における彼等との性交を避妊具を着けずにさせられており、タイミングによっては・・・・・。

一方、彼女を変えてしまった彼等につきましては、罪に問われなかったら、再び彼女と体を重ねる事になるでしょうね。

但し、彼女からのアプローチで・・・・・。

それでも、彼等が罪に問われた場合の彼女と彼等の未来を見てみたいと、個人的に思っております。


さて、彼女の作中での(1994年当時の)年齢が17歳とすると、発表25周年を迎えた2019年には”厄年”(42歳)を迎え、発表30周年を迎えた今年(2024年)には47歳を迎える事になります。

1994年の夏頃に”委員長”と呼ばれていた少女が、”あの夜”を経て自分の中で何かが変わってしまってから、その後の30年間をどの様に生きて来たであろうか?

それは読者は勿論の事、作者であるヒヂリレイ先生ですらわからないでしょう。

何せ、先生は昔を懐かしむ様な人ではなさそうなので。

最後に

今回はワタクシの長年のお気に入り作品である成人向け漫画「歪んだ従順」のメインヒロイン”委員長”について語らせて頂きました。

本編登場時の「生真面目で口うるさくて、勝ち気で生意気な」彼女を見て「好みの女性ではない」と思っておりましたが、物語の進行とともに堕ち行く彼女の様を見続けた事で、彼女の事がワタクシの頭から離れなくなってしまいました。

こうして彼女に関する今回の記事を執筆しておりましたが、その文字数が1万文字を超えてしまったのを(右上の文字カウンターで)見て、

「ああ、やっぱり”委員長”も僕にとっての”推しキャラ”だったんだな。」

と改めて実感致しました。

最後に、これまでの30年間で「彼女だけを推す」のではなく「作品と彼女を推して」まいりましたが、これから先も「作品と彼女を推して」行こうと思っております。


さて、今回も「note様のご利用規約」の「禁止事項」に違反しない様に神経を尖らせながら成人向け作品をテーマにした記事を執筆致しましたが、今回の記事の文章もnote運営様から「ご利用規約の禁止事項に違反していない」と判断して頂けましたら、「私の推しキャラ」である成人向け漫画作品の登場人物(ほとんどがメインヒロインになりますが)についても後々語って行きたいと思っております。

そして、来年も何事も無く生きていられれば、「歪んだ従順」とは別のとある成人向け漫画の発表30周年となる2025年6月10日に「#私の推しキャラ」に関する次回の投稿をさせて頂くつもりです。

以上、何時にも増して長文乱文失礼致しました。

#私の推しキャラ
#成人向け漫画
#エロ漫画

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