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レシピ3:かっこ悪く生きる

誰でも、かっこわるいことは、隠したい。

失敗したこと。怒られたこと。負けたこと。知らないこと。


でも、隠すのはやめて、かっこわるいことを認めてみよう。

かっこわるいのも、ありのままの自分自身。

短所をさらけ出せる人は、本当にかっこいいのだ。劣等感に怯えてかっこつける人より、よっぽどかっこいい。

おならをガマンしてモジモジしている人よりも、ブー!と一発放屁。ガハハ、やっちまった!と大笑いする人の方が、どれだけ魅力的に映るだろうか?(多少くさいだろうが)


自分の弱点をさらけ出した人は、周囲の人も助けてくれる。

というか、弱さを見せてくれないと、助けようがない。


そして、穴があったら入りたいほどかっこ悪い自分は、その時点の自分でしかない。翌日以降、弱点は克服すればいいだけの話だ。

明日には違う自分が待っている。

あなたのゴールは、今日この日に完成されていることではなく、死ぬその瞬間にあるのだ。


現在、インドの地では少数派となっている仏教を支える佐々井秀嶺さんという僧侶がいます。宗教対立の激しいインドにおいては、命を狙われることもしばしば。何度か殺されかけている人です。

そんな佐々井さんは「必死」という言葉を否定します。人間、いつかは死ぬんだから当たり前じゃないかと。

そうではなく、どんなにかっこ悪くても、ボロボロになっても、歯を食いしばって生きる。

「必生」

それが、もっともかっこよくて、美しい人間の姿だと思う。

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タナコフスキー
拙い文章ではありますが、お読みいただき感謝いたします。 僅かでもなにかお持ち帰りいただけたら嬉しく思います。