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素直さは無敵ということに気づいた話:WIND BREAKERを観て

昨年末、「WIND  BREAKER」というアニメをみた。結果どハマりした。
1日で1クール(12話)を見終わり、その後の展開が気になり過ぎてLINEマンガで今出ている巻数を全て購入し、読んでしまうほどで自分でも驚いている。
今も暇があれば部屋の中でアニメを垂れ流してBGM化しているくらいだ。
ここまでアニメにハマったのはダイヤのAぶりかもしれない。

何が自分に刺さったのかを整理していきたい。

ーあらすじー

あらすじについてchat GPTに要約してもらった。
主にこの内容で間違いないかと感じる。

主人公の桜遥(さくら はるか)は、偏差値は低いが喧嘩が最強と噂される風鈴高校に入学し、その頂点を目指します。しかし、風鈴高校の生徒たちは「防風鈴(ボウフウリン)」と呼ばれ、街を守る自警団として地元住民から感謝される存在でした。遥は当初のイメージとのギャップに戸惑いながらも、ボウフウリンの一員として街を守る活動に参加し、仲間たちとの絆を深めていきます。物語は、彼が仲間とともに成長し、風鈴高校の頂点を目指す姿を描いています。

主な登場人物:
• 桜 遥(さくら はるか): 主人公。風鈴高校に入学し、頂点を目指す。
• 楡井(にれい): 遥の同級生で情報通。
• 梅宮(うめみや): 風鈴高校の大将的存在。
• 蘇枋(すおう): 謎めいた雰囲気を持つ同級生。

この作品は、ヤンキー漫画でありながら、街を守るヒーロー的な要素や、仲間との絆、成長を描いた新感覚のストーリーとして人気を博しています。2024年4月にはテレビアニメ化もされ、さらに注目を集めています。

chat GPTより

この作品の感想として、私はものすごく好きな作品なのだが評価は人により分かれるような印象がある。

理由としてこの作品で最も魅力と感じている「主人公の素直さ」が要素の一つのように考える。

ー魅力①:主人公の素直さー

主人公の桜は素直な性格で、梅宮や蘇芳が言った冗談もそのまま信じてしまうような純粋さを持ち合わせている。
“素直”だからこそ、他人がアドバイスしたことを飲み込み自分に反映させようとしている姿が眩しく想う反面、現実世界にはそこまでの素直さを持ち合わせた人は少ないので「漫画の世界だな」と実感する。

私は“素直”という部分に関して「素直な性格って強いな。だけど自分は多くは持っていないだろうな」と最近私生活の中で評価した経験があり、できるのであれば欲しているので桜のことを憧れとして観ていた。
だが、その桜の純粋さが観てる人からしたら「もっと物事を疑えよ」と主人公のことをマイナス視点で見てしまいやすい気がしている。

また、「話の意外性」という部分も要素としては少ない。最近のアニメは難しいものも多いのでそういったものを求めている人からしたら物足りない要素でもあるかもしれない。
(私は最近のアニメはシリアス・色々考えながら見るものが多く脳が疲れちゃうので、この作品が主人公に感情移入するにはちょうどいいボリューム感のように思っている)

ー魅力②:組織の中でのリーダー論ー

防風鈴は主に4つのグループに分かれており、グループをベースに街の見回り活動等を行っている。
グループの個性やキャラが濃いなかでグループ長(本作では筆頭)やグループに所属している各学年のリーダー(本作では級長)の考え方が私の中ですごく刺さっている。

誰かを引っ張る立場にいる人は、「自分がやりたいことが明確で、それを実現するために役職についた人」もいれば「周りから推薦された人」もいるという当たり前ではあるがいろんな価値観があることを改めて感じた。
特に後者に関しては、自身はやりたいと思っていなくても立つことでみんなに還元できるのであればと決意した人もおりそんな考え方もあるんだと勉強になった。

これも仕事に連動することだが、私はリーダー職の打診を何度かいただいたことがある。
だが「自信がないから」「やりたくないから」という理由で断り続けており、この作品を観た時に自分の負担より周りのことを考えて選択する彼らが眩しく見えたのだ。それと同時に、今は自分しか考えることができていないんだなと言う自分の未熟さも感じた瞬間だった。

すぐにそのような選択はできないのだが、私に向いているベクトルを少しずつ周りに向けていくことが今後の私の課題だと考えるとともに、今後部下を持つとしたらどういったリーダーになりたいのかを整理していきたい。

ー魅力③:喧嘩とギャグの塩梅ー

青春アニメなだけあってギャグシーンのような力が抜けるショットが多いのも魅力だと思う。
かといって戦闘部分はしっかりと描かれており、切り分けが上手だなと感じた。

あとは、喧嘩シーンの絵が本当に綺麗。かつ全体のデザインもオシャレでいろんなところに注目しながら見たい作品だった。


ーまとめー

このようにこの作品の良さをまとめると「昨年、私が痛感した部分がうまく描かれている」と言うところが私の心により強く刺さったのではないかと思う。
この作品に出会ってまだ1ヶ月も経っておらず、何度も見ていくことで見方も変わっていくであろう。そんな変化も楽しんでいきながら4月から始まる2期を楽しみにしたいきたい。

この作品に出会えて本当に良かった。

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