あざらし

統合失調症と自閉症を治療中。幾度となくブラックな職場を転々とし、現在は一般就労中。他人を気にする割には自己中。快楽主義者だが、アル中ではない。

あざらし

統合失調症と自閉症を治療中。幾度となくブラックな職場を転々とし、現在は一般就労中。他人を気にする割には自己中。快楽主義者だが、アル中ではない。

最近の記事

note記事につかれて

最近、noteから記事が送られてくる。 私が統合失調症を治療中であるからか、 統合失調症の皆様が書かれた 様々な記事が目に入る。 その様相は、玉石混交の一言に尽きる。 膝を叩きたくなるような痛快な社会批判が、 どうしようもない本人の主観やこだわりと セットでやって来る記事がある。 福祉施設への感謝と幸福感に、いつの間にか、 批判と飢餓感がたっぷりとミックスされて、 後味が悪い記事がある。 あるいは、私が精神的に落ち込んだ時に、 絶望と不満と喧騒をまくしたてて トドメを刺しに来

    • 夢枕獏先生の「陰陽師」を読む

      先日、地元の図書館にて夢枕獏先生の「陰陽師」を見つけ、借りてきた。 何冊かのビジネスハウツー本を読んだ後、ようやく1話目を読了したのだが、その筆力に震撼した以上に、どうしても気になったことがある。 改行が、多い。 私ならばまとめて描写する事象を、改行の連続でさらりと書き連ねていく。その手法に驚いた。 陰陽師シリーズは、まだ総ての本を立ち読みできた古き良き時代の地元書店で、漫画版から読み始めた。飄々とした陰陽師・安倍晴明と、その相棒の武士・源博雅が繰り広げる、軽快でいて幽

      • 塗り潰される前に

        2022年が始まって早々、我が家にはトラブルが数多く乱入してきた。特に困ったのは、我が家を暖める全自動ストーブの故障と、私が抱く殺人衝動の激化である。 ストーブは修理すれば済むが、人心は早々に修理できない。 まだ良心と自制心が働く内に、精神障害の相談施設を頼ってみた。 なお、事前に申し上げておくが、私はこの場で施設の優劣を述べたり、批判したりするつもりはない。幾つかの施設は、電話窓口がいつまでも電話中であり、本日に精神福祉関係者が逼迫していた可能性は拭い去れない。また、コロナ

        • 続ける

          物事を続けるには困難を伴う、とよく言われる。 久々にnoteを記させて頂いている。私は、文を書き続ける事に失敗した。ダイエットも続かなかった。読書も続かない。本を買うという悪癖だけが延々と続き、地震以上に家を軋ませる。 しかしながら、続いていて良かった事もある。それは2つの仕事である。 私は仕事を2つ有している。1つはお年寄り向けパソコン教室の講師、もう1つは契約社員である。前者は低収入で、両親から「もう辞めろ」と叫ばれて久しい。後者は一般就労に近く、収入も充分に貰え、

          文と被害妄想

          前項から随分と間が空いてしまった。私の文にハートを付けて頂いた皆様には心より御礼申し上げる。と同時に、続編が遅れてしまったことをお詫びしたい。 統合失調症について書いたところ、友人や福祉関係者から芳しくない評価を頂戴した。 前者からは、自虐ネタを嘲笑されているに過ぎず、好ましい作家性ではない。貴様はある種の露出狂であると断じられた。 後者からはより辛辣に、私自身を含むプライベートが明かされることについて警告された。本人が特定されはしないか、家族や関係者について実名は記されて

          文と被害妄想

          書籍流

          諸兄は書籍流をご存知だろうか。 念のため記すが、書籍の流儀ではないし、書籍と言う名の流派でもない。 積み上げた本が、ミシミシと言う前兆音を上げ、土石流のごとく崩れ落ちる様相。私はそれを、書籍流と勝手に呼んでいる。 私は本、とりわけ漫画が大好きで、中学時代から基本的に本を捨てていない。泣く泣く売却した本はあるが、数日したらその倍近い本を嬉々として買ってくる。 現在の推定冊数は40000冊。二階の自室は軋み、重量で床が2㎝ほど凹んでいる。地震と相まって家にヒビが入り、同居

          ならない小説

          なろう小説。最近流行っていると聞く一大ジャンルである。ところが、友人に話したら、なろう小説は正しくはジャンルではなく、小説家になろうというサイト、及びその作品群を指すのであって、断じて潮流めいてはいないと指弾された。何でも、二次創作小説は別レーベルだとか、有名作品は書籍化されたり、他の出版社に引き抜かれて原稿が消滅したり、ということが起こるらしい。 書籍化はちょっと羨ましいな、とは思うが、書籍化された作品を一読して、ああこれはだめだ腹壊しそう、となってしまった。絵はきれいで

          ならない小説

          統合失調症つれづれ

          私は統合失調症と自閉症を併発しているらしい。らしいと記したのは、医師の見解で病状が変わるからだ。最初に私を診察した医師はうつ病だと診察し、しつこく通うと、人格未成熟というよく分からない用語で放逐した。次の医師は統合失調症だと診察したが、病院の方針で障害者手帳1級を取らされたのはやや面食らった。当初は自動車税が免除されるからと喜んでいた私だったが、税の担当者からは思い切り怒られた。デイケアに通うも、症状は悪くなる一方で、遂には父に叱責され自殺未遂を行った。一回目はオーバードゥー

          統合失調症つれづれ