見出し画像

第12回あざみのカフェ「語り尽くそう臨床の実際〜権力勾配の影響〜」

タイトル
【予告】第12回あざみのカフェ「年忘れ!語り尽くそう臨床の実際〜権力勾配の影響〜」
・開催日:2024年12月28日(土)
     20:00〜22:00 ZOOM開催
・参加費:無料
・参加資格:対人援助に関わる専門職 医師、心理士、看護師、介護士、保健師、社会福祉士、保育士、教師など。・お申し込みはこちらから
https://forms.gle/hQbfpKv7b3Nu4rnR7

締切:12月23日(月)

今年は年末に行う年忘れ企画です。
仕事納めのこの時期に、職場では語りにくいことを一緒に語り合えればと思います。皆さまのご参加をお待ちしております。
・趣旨説明

仕事がうまくいかない。。。
その背景には権力勾配の影響が?!

 職場の先輩に違うと思っているけど言えない、別の専門職から自分のやりたいことを邪魔される、事務方の上司から仕事への圧力があってやりにくい、不本意、ハラスメント・・・などと現場には様々な関係がありますが、そこには「権威勾配・権力勾配」がある、という新しい視点で考えられそうです。

◯「権力勾配」とは?
 もともとは航空機事故の機長と操縦士の関係で語られ始めたとの説があります。たとえば、機長が威張りすぎる、つまり「権威勾配があまりに急な場合」はチームが機能せず、逆に勾配が平坦(へいたん)すぎると緊張感が薄れ、職責があいまいになりエラーを誘発するおそれがある。つまり、そこには適切な権威勾配があり、パイロットに求められるコミュニケーション能力などの「ノンテクニカルスキル」として、危機管理上とても重要視されている概念なのです。 権力とは他者を従わせ、強制する力のことを示します。上司ー部下、雇用主ー被雇用者、指導者ー被指導者、であれば、明らかに決定権や指導関係などの上下関係があります。そうではなくても、専門職の強さー弱さ、先輩と後輩、性別、マジョリティとマイノリティ・・・など、目を凝らすと働いている権力勾配もあるのです。実はわたしたちが「専門家」と称する時に、非専門家であるユーザーと「権力勾配」が生じます。
 このように権力勾配は日常的なものなのです。
 この権力勾配は、自覚的であるときも、無自覚の時もあります。権力関係は、組織を運営し、責任の所在をはっきりさせるためにも、必要な要素でもあります。
 
 しかし、実は権力勾配により、仕事が困難になったり、何かが見落とされたり、ハラスメントが生じたりという負の側面も大きいのです。 

 今年のカフェは、テーマを考慮して匿名性を重視し、申し込み時に氏名やご所属をいただきますが、カフェ当日は匿名参加(ハンドルネーム可)、カメラオフの参加も可能です。
また、報告においては共有された話題の具体名、詳細は記載しません。 

この語りにくいことをまな板にあげて、自由に語ってみませんか?思わぬ発見があるかもしれません。


いいなと思ったら応援しよう!