レビュー:マッチボックス Superfast No.53 フォード・ゾディアック マーク4(1970~71年)
Lesney社時代の1970年に導入されたマッチボックス・スーパーファストは当時別会社の商品でライバル関係にあったホットウィールを強く意識していたといわれ、転がりやすい高速タイヤや初期ホットウィールのスペクトラフレーム塗装に似たキャンディ塗装などを特徴としています。
パッケージは前面・側面がイラスト、上下にスーパーファストロゴ。
イギリスフォードのフォード・ゼファー(米フォードのリンカーン・ゼファーとは別車種)の高級バージョン、フォード・ゾディアック。マッチボックスでの初登場はスーパーファスト導入以前の1968年で、青系統のボディカラーでした。
こちらのスーパーファスト版は1970~71年に登場していたものです。
後部ナンバープレートに記されているナンバーは「LYX 549 F」。
明るいアイボリーカラーの内装もよく目立ちます。
フード開閉ギミックが備わっており、内部にはスペアタイヤも入っています。
スーパーファストの特徴である高速タイヤには複数のバリエーションがあり、初期のものは薄型。中期から後期にかけてはより幅広で(ホットウィールに近く)耐久性の高まったものになっているようです。今回入手した個体は薄型のタイヤでした。