創作身辺整理:Last Braverシリーズ

完成したゲームと未完の続編群

今回の創作身辺整理はゲームについてです。
思えば俺のゲーム人生は常にRPGツクールと共にありました。出会いは家庭用の「3」でしたが、後にPC用のツクールシリーズも購入。いろいろな方々の作ったツクール製フリーゲームを楽しみ、また自らもゲームを作らんと試行錯誤を繰り返す日々でした。
しかしながら匿名掲示板のスレッドに投稿するための掌編作品を除けば完成した公開作品は少なく、そのことが現在に至るまでコンプレックスでもありました。
自分の創作物における共通世界観とするつもりであった「惑星ZEED」などの設定を絡めつつ(これに関しては後の回で触れます)、俺もなんか勇者とか魔王が出てくる古典的王道ストーリーのゲーム作りてえなあと思い、苦手なマップ作りなどはサンプルを流用しまくってなんとかしつつ、どうにか完成させたのが「The Last Braver -最後の勇者伝説-」でした。
その後しばらくして「The Last Braver:Metals」も完成・公開に至りましたが、「Metals」の続編にあたる「The Last Braver:Neo」の制作が終盤にさしかかったあたりで様々な要因からモチベーションが尽き、一時は(今も)ツクールから離れていました。
そんなわけで構想段階では全五作品(+外伝など)の壮大な叙事詩となるはずだったLast Braverシリーズは、未だそのうちの二作品しか日の目を見ていないのです。今回は完成済みの二作品に加えて未完成や構想段階でしかなかったものについてもまとめて公開してしまいます(どうせ今後作れるかはわからないので)

完成作品のあらすじ

The Last Braver -最後の勇者伝説-
軍事惑星「ハテノナキア」の少女兵士として過酷な戦場を生きてきた少女ミネスは、惑星ZEEDへと向かう宇宙の旅の途中で惑星アールンストへ墜落する。
そこではかつて勇者と呼ばれた男ゼイン魔王アークに取って代わり、人々を恐怖で支配していた。
予言にある救世主とされたミネスは仲間と共にアールンストを救うべく旅立つが、ミネスの中にはハテノナキアの少女兵士だった者に特有の病「幸福病」によって目覚めた第二の人格・ローネが未だ眠っており……

The Last Braver:Metals -Age of Neleith-
惑星ZEEDの小さな島・ネレイスアイルでは、丸い体に二本の脚を持つ「ネリー族」が暮らしていた。
ネレイスアイルで唯一の人間の少女イユキは、幼馴染のネリー族であるサクテミスの二人と共に冒険の旅に出る。
敵は火と硫黄の雨によって滅んだ母星を逃れ、自らが暮らすスペースコロニーを維持するために惑星ZEEDのエネルギー資源を奪わんとする宇宙人・ムドッソ星人たち。
その裏で動くハテノナキアの陰謀。ムドッソとハテノナキアの因縁、そしてイユキに隠された秘密とは?
(ギリシャ神話のネレイスの綴りはNereisなので公開当時から思いっきりスペルミスしていたが修正も面倒だしネリー族はギリシャ神話のNereisとはまるっきり別物の種族だし、ということで放置していた)

未完成作品について

The Last Braver:Second -Revenge of The Chaos-
無印の続編。舞台は惑星ZEEDの大陸国家ヴランツェール。かつて封印された混沌を司る神の復活が近づく大陸で、時の王の依頼を受け旅立った主人公(キャラメイク可)は、混沌神の復活を狙う勢力との戦いに巻き込まれることとなる。その行く先々で、かつて惑星アールンストを救った勇者ミネスや彼女を追って惑星ZEEDにやってきた者たちとの出会いも……
準フリーシナリオ型RPG(要はロマサガもどき)としてMetals以前に制作開始したものの、無印とのストーリーに直接のつながりを持たせる構想を途中から加えたため辻褄合わせなどに苦戦し放置してMetalsを作り出した。今作るならフリーシナリオなどは放り投げて「ミネスの物語の続き」としての話に特化させるだろう。

The Last Braver:Neo -Goddess of The Moon-
Metalsの続編。舞台は前作から数年後。狂気に陥ったイユキは、目覚めさせた者の願いを叶える月の女神の噂を聞き、かつての戦いの中で失った大切な人を生き返らせるため月へと向かった。
イユキを追いかけ月へやってきたサクは、テミスや新たな仲間たちと共に、月の各地を支配する四人の「月の神官」たちの陰謀に立ち向かう。
後半まで制作を進めていたが終盤の展開がまとまらずに放置したままの状態。

構想のみ

The Last Braver外伝 トキシカ:オリジン
完成作品二作に登場した(Secondにも何らかの形で関与する予定だった)、あらゆる毒に耐性を持ち自らも毒を操るミュータントであり、金になるものなら何でも取引する女商人トキシカのオリジンとしての物語。
謎の研究施設に誘拐されミュータントとなった少女・六道六花(りくどう・りか=後のトキシカ)が殺人鬼の少女・人問あやめ(ひととい - )に助け出され行動を共にするが、やがて彼女の秘密を知り……というプロットはあったもののそこから発展せず。

The Last Braver:ハテノナキア戦役(仮)
無印以前に惑星ハテノナキアで起きた出来事についての物語。

The Last Braver:Returns
全シリーズの主人公キャラが集った完結編にして、ミネスの物語の終着点。

シリーズ間の時系列

全体の時系列は トキシカオリジン→ハテノナキア戦役(仮)→無印→Metals→Neo→リターンズ
ハテノナキア戦役(仮)・無印・Secondがミネス編、Metals・Neoがイユキ編とし、リターンズで双方の物語が完結(する予定だった)

影響を受けたもの

トランスフォーマー
タイトル・サブタイトルの元ネタ(ビーストウォーズと実写映画シリーズ)。当時玩具を買い集めていた。

星のカービィシリーズ
ネリー族の体型(元はといえば小学生時代から描いていたキャラクタでやっぱりカービィの影響が強い)。

サガシリーズ
Metalsの戦闘はGBサガシリーズに近いものを目指した。

コズミックブレイク
Metalsはツクールシリーズ素材集「和」を使って作ると早い段階で決めていたため、音楽素材にSHWのものを用いた。コズミックブレイクのミッション「赤き月夜の決闘」で用いられていた楽曲「Ikusa JAPAN」が好きなので使いたかったが素材としての配布が終了していたので「Ikusa JAPAN2」をボス曲とした。

ルー=ガルー 忌避すべき狼
何度か読んできて漫画やアニメ映画も見た程度には好きな作品。トキシカオリジンの構想に影響を与えた。

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