『振り仮名だもの』

そういえば、朗読用に詩を書きおろして投稿したとき、

「次からはできれば、読み仮名振ってもらえると助かります」

って 書かれていたときがあって、

そうかあ、めっさ若い子もやってるから 必要かあと思って、

それからは書くようにしたけれど、

わしの時代からしたら考えられん話だったなあ。

声優目指すっていうくらいなら読めて当たり前で、恥ずかしいことだから。

勉強不足、読書不足で。

私は運よく漢字は得意だったから

現場で読めなかったことは一度もなかったけど、

わからなかったら、恥ずかしいけれど、

本番前に慌てて となりの同僚にきいたりして、

振り仮名つけてる人もいた。

読めなかったら恥ずかしいと思って、

自分で調べるくらいじゃないと

たぶん、ものにならないかなあ。

まあ、趣味のサイトだし、あ、そうかあ、

読んでもらうんだから、読み方くらい振っておかないと

サービス精神ないよなあって、当時は反省したけど、

実は、反省するのは彼らだったのでは……?

と、振り返った今日このごろ。

これもひとつの、いわゆる、ゆとり……なんですかね?(笑)

水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。