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【風雲ガチンコ文章指南録!?】『真に受ける力』①~彼を知り己を知れば百戦殆うからず?の巻~
2007/10/5, Fri 11:29
ピアノ教師S子さんからメールが届いていた。
大○芸大受験のお手伝いを引き受けた際、西山リカさんに、自分が知っている限りの舞台の世界の話やら音響知識の集め方などをアドバイスしたらしく、書き出しはそのお礼から始まっている。
残念ながらそのアドバイスのやりとりまではサルベージできず、10年前のおぼろげな記憶に頼るしかないのだが、入りたいクラスの情報やら担当教授の人物像なども事前にリサーチしておくように言ったことはうっすら覚えている。
実際、試験を採点するのもその教授らしいから、彼の人物背景を知っておくことは試験を有利に進めるために必要なことだと判断したに違いない。
以下にメール全文を公開する。
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きしみさん
こちらに(※1)、今回は書かせて頂きます。
※1:ミクシーではなくメールにという意味合いと思われる)
昨夜は、遅くまで色々と考えてアドバイスを頂いてありがとうございます。
思い切って相談にのって頂いて良かったと感謝の思いでいっぱいです。
仰るように人と人って「えにし」ってあると思いますよね。
私も、レッスンを通してたくさんの生徒と接してまいりましたが、どの生徒もみんな自分の子供のように思って指導してきました。
最近は生徒も大きな子が多くなり、こんなピアノ以外の話しや、悩みの相談なんかにものっています。(笑)
レッスン代頂いているのに、ご両親さまには申し訳ないと思いながら。。。(笑)
今の時代(というかどの時でもそうだって思いますが)友達にも言えない、親にも言えないって話しってありますよね。
そんな時の、ちょっとでも「この話は先生には聞いてほしい」と思って貰えるれたら嬉しいかな?って思っています。
ですから、今回のような事には、親身になって応援してあげたい!って思います。きしみさんの応援も頂ける事は、本当にありがたいことです。
人生はどうなっていくか解りません。
明日の事も解りませんもんね。(笑)
もちろん受験の結果も解りません。
しかし、それは事実は事実として受け止めていくもんだって思います。
大事な事は常に「今、どうするか!」に意味があるきがしたりして。。。。
そして、できるだけ前向きに生きて生きたいって。。。
笑っていれる自分が(きつい時もあっても?笑)できるだけそう言う気持ちでいたいかな。。。って思ったりします。
すみません。
生意気な事をいいました。
あの。
昨日、きしみさんから頂いたお返事は、全て彼女に送信しました。
リカちゃんからお返事メールが来てますので、コピペいたしますね。
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とても嬉しいです。
文章力も何もない私ですが、頑張りたいと思います。
宜しくお願いします。
あと、青地先生のことを少し調べてみました。
あまり詳しくないですが、青地先生の簡単なプロフィールをみつけました。
(添付を見てください)
青地先生が音響効果として関わっている舞台は、「劇団京芸」という劇団が一番多いみたいです。(数年前のことですが)
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添削してくれてる教授が、「青地瑛久 」氏と申します。
「サウンドエフェクト」と言う会社も立ち上げてされています。
(会社のサイト)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A8%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88
また、大学で検索しましたら、授業の内容を見つけました。
大○芸大「舞台特殊研究 III」
担当教員: [前期] 青地瑛久 [後期] 木本敏夫
授業内容: [前期]
舞台における動態表現は空間を共有する、演じる者と観客との同時的時間軸があって成立する。その表現が計算されたものであっても偶発的なものであっても観客と一体をなすことで生命が吹き込まれ感動を与える事ができる。「音響効果」はその“時空間”において演者と観客の間に位置して、一度しか存在しない創作を表現する舞台上演において感性で表現することである。
舞台での音響表現の確立の要素となる、音の空間伝達の理論や人間の聴覚の仕組み、人間の知覚の関わり等を、検証、研究することで、総合芸術である舞台芸術表現に音響がどう関わって行くのかを考察する。
[後期]
演出空間に於ける舞台照明の創造と表現の芸術性を研究する。総合芸術の一つの部分である照明とは何であろうか。動態芸術とどのような関係にあるのか。舞台照明はプランニング(創造的思考)と技術(表現)即ち演出空間の照明が適格な思考と適格な表現が最も人間的に有機的に融合し現出しなければならない。その人間の思考は、現実の体験や経験の中で創造されるものであり、体験や経験の無いことは思考することはできない。そして技術は未経験であっても経験を重ねれば必ず習得できるものであると考える。又、照明は視覚の分野であり、光が無くては成立しない。演出空間の光は人口光線であり、その光の一つ一つに意味があり、方向と角度そして色彩(フィルター)がある。これらのことが実際の演出空間にどのように表現されるのか、演習を通して体験し研究する。演出空間に於ける舞台照明を研究することにより光の効果を理解し創造豊かな人間を考えたい。
かなり硬い感じですね。(苦笑)
これから外出しますので、今日はここまでですみません。
お忙しい中、お手を煩わしまして本当に申し訳ございません。
林 S子
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はじめは直接ではなく、このS子さんを通してやりとりしていたらしい。
西山リカさんの返事の等身大さ加減が実にういういしい。でも、彼女はしっかり動いてくれていた。私のアドバイスを真に受けて。私はそれが嬉しかったし、初めの手応えとしてはそれで十分だった気がする。
何ともあれ、まずは敵を知る事から、私の戦いは幕を開けた。のである。
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