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『為にならなくて本当にすまない』

「ほんとに面白くて為になる記事は、僕らもガンガンと紹介していきます」

――って、noteの当局が言ってて妙に納得してしまった。

note醸し部部長もとい、知る人ぞ知るうたがわきしみは、世の中のニーズを無視しまくって、やくたいもないことをほざき続けておるわけで、当局はもちろん一部のマニアックな“風変わりな人々”以外、同じ空間にいながらまるで自分が透明人間になったのかと錯覚するほどにスルーされる存在ではある。

実のところそこに不満はない。ただ、「面白い」と「為になる」がセットになってるものしか注目できないって、少し可哀想だなと思う。

誰の役にも立たないようなものでも、面白いものはある。というか誤謬を恐れずに言えば、誰かが「面白い」と思った時点で、それはその人の人生の為になっている(なんかクスって笑えて肩の力が抜けたり、とんでもない世界の眺め方にセンスワンダーを覚えたりって、僕は人生に必要だなって思う)わけで、ビジネスにおける最大公約数を言うしかない立場での発言としては正しいけれど、それを鵜呑みにできない人間もいる(ココです)ってことは表現で食ってる人間の矜持として一言申し上げておく。

「え、お前たちのギャグとか歌とか詩で、たとえば震災の被害を受けた人たちが救えるの? 現実問題を何か解決できるの? 具体的に腹が膨れるの?」とか、実利的なことしか見えてない方々には批判されそうだが。むしろ絶望が横たわる地域にこそ、人間を人間たらしめている証のような、一見無駄にしか思えない「遊びの領域」に属するものが必要なときがあるのだと、僕は思う。

noteが推奨する情報発信
・インターネットをよい方向に進める情報を出そう
・業界に一目おかれる知識やノウハウを出そう
・業界の新人が成長する情報を出そう
・新卒や転職者が知りたい情報を出そう
・思想や大義を知ってもらおう

☝むう、うたがわきしみのマガジンにはめったにないベクトルの情報発信ばかりやないかい!><

ま、いっか。当局は当局でがんばってくれたまい。
僕は――や、わしらは今のところ「自分を生きる」以外に、おそらく為す術がないじゃろうて。引き続き、noteの片隅を間借りさせてもらって、わけのわからないものを垂れ流していけたらとおもう←

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水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。