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今年最後のゴルフと、感謝の思い。

今年最後のゴルフ。静まり返る冬空の下、北風が木々を揺らし、枯葉が舞い踊る。紅葉は燃えるように鮮やかで、冬枯れの景色の中でひときわ目を引く。そんなショートホールは、池越えの160ヤード。ここに立つだけで心が澄み渡る。

けれど、頭の中ではいつものように複数の課題が渦を巻いている。それらはどれも解決を待っているが、まるで時限装置のように、それぞれに制限時間が設定されている感覚だ。次々と訪れる問題に追われる毎日。しかし、こうしてクラブを手にする時間だけは、全てが少しだけ遠のく気がする。

池越えを前に、今日は7番アイアンを選んだ。軽く素振りをしながら、思い出すのは今年出会った様々な人々と経験の数々。バチカンのエンジニアたちには驚かされるばかりだったが、その文化的な違いから多くを学ばせてもらった。遠い歴史の中で、メディチ家が見た野望の果てに思いを馳せると、自分の中でも新しいアイデアが湧き上がってくる。

一方で、世の中は混沌としている。米国では史上最大の減税、日本では史上最大の増税。このコントラストには呆れるばかりだが、報道の裏に潜む真実はもっと深いはずだ。そんな考えが脳裏をよぎる中でも、静かに集中を取り戻す。

アドレスを決め、ゆっくりとスイング。放たれたボールは、池を越え、ピンも越えた。思いのほか良いショットだった。

一年を振り返ると、たくさんのご縁に恵まれたことへの感謝で胸がいっぱいになる。2024年を無事に終えることができたのは、多くの方々のおかげだ。除夜の鐘が響く頃、そんな思いを静かにかみしめながら、新年を迎える喜びを心に刻もうと思う。

皆さん、本当にありがとうございました。そして、どうぞ良いお年をお迎えください。


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