【韓国ソウルの旅】明洞から南大門、そして明洞餃子。

画像1 ソウルの真夏、明洞(ミョンドン)から南大門市場(ナムデムンシジャン)までの道を歩くと、街のエネルギーが肌に染み渡るような気がする。
画像2 明洞の賑やかな通りに一歩足を踏み入れると、カラフルな看板が目に飛び込んでくる。左右にはコスメショップが並び、通りのあちらこちらから甘いワッフルやトッポッキの香りが漂ってくる。観光客や地元の人々が行き交い、賑わいを見せている。手にカメラを持った外国人のカップルが、韓国の若者たちと一緒にポーズをとりながら写真を撮る。笑顔と笑い声が響くこの空間には、時が止まったかのような瞬間があふれている。
画像3 通りを抜けると、しだいに雑然とした雰囲気が漂い始める。南大門市場が近づいてくると、明洞の洗練されたイメージから少し離れて、古くからの商売の息吹が感じられる。露店が並び、店主たちは大声で商品を宣伝している。市場の入口に差し掛かると、山積みにされた果物や野菜、干物が視界に広がり、色彩の豊かさに驚かされる。
画像4 南大門市場の中に一歩入ると、すべてが混沌としているようで、しかしどこか調和が取れている。鮮魚を扱う店が立ち並ぶ一角では、魚の香りとともに新鮮な海の息吹が感じられ、ここが首都の中心であることを一瞬忘れさせる。服飾雑貨が並ぶ通りに足を進めると、カラフルな布地やアクセサリーが山積みになり、目が奪われる。どこを見ても、手作りの品々が並び、それぞれに独自の物語があるように思える。
画像5 人々の間をすり抜けながら、私はこの市場が持つ独特のエネルギーに圧倒されつつも、その温かさに心が癒される。ここに集まる人々の活気、交わされる会話、そして笑顔が、南大門市場をただの商業の場以上のものにしている。時折、店主が声をかけてくると、韓国語が分からなくても、その親しみやすさに思わず微笑んでしまう。

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