【2024.12.30】 独り占めの雪と湯・日本はどうなっているんだろうか??
今年もあとわずか。2024年という年を振り返ると、本当に充実した一年だった。多くの挑戦をし、多くの人と出会い、多くの思いを共有してきた。そんな感慨深い気持ちを抱きながら、僕はスキー場に向かった。
雪は完璧だった。白銀の世界が目の前に広がり、スキー板が雪を切る音だけが静かな山中に響く。しかし、ふと気づくと、あたりには誰の姿もない。まるで時間が止まったかのような、そんな不思議な感覚に襲われた。
ゲレンデを滑り降りても、誰ともすれ違わない。休暇シーズンだというのに、リフトにも誰も乗っていない。これは一体どういうことだろうか?まるでホラー映画のワンシーンに迷い込んだような気分だ。けれども、その孤独さが奇妙に心地よかった。だれにも邪魔されることなく、ただ雪と風と対話する時間。それは贅沢以外の何物でもなかった。
滑り終えた後は露天風呂へ向かった。山間の静寂の中、温かい湯に身を沈めると、全身の疲れが溶けていく。湯けむりの向こうに見える雪景色は、まさに至福のひとときを演出してくれる。しかし、ここでもまた、僕以外には誰もいない。広い湯船も休憩スペースも貸切状態だ。
「どうして誰もいないんだろう?」と首をかしげつつも、この静けさをありがたく受け入れることにした。もしかすると、今日という日は僕だけに与えられた特別な贈り物だったのかもしれない。独り占めのゲレンデと露天風呂。2024年を締めくくるにふさわしい、最高の体験だった。
それにしても、スキー場も温泉も、あまりに静かすぎるのはやっぱり不思議だ。来年、この奇妙で贅沢な出来事を誰かに話したら、どんな顔をされるだろうか?それを考えながら、僕は湯船をあとにした。
来年もきっと、こんな充実した日々が待っている。そんな期待とともに、心地よい疲れを抱えて帰路についた。
この独特な孤独感と贅沢さが共存する年の瀬が、何とも味わい深い時間でした。
JINSEN BOTTI
AIの秘書