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【#企画メシ】未来の私、そして未来の企画生へ
2022年6月25日から12月10日まで、阿部広太郎さん主催の連続講座「企画でメシを食っていく(通称:企画メシ)」に参加しました。講座を終えた今、「なぜ講座に参加したのか」「講座で何を得たのか」を綴っておきます。「企画メシって何?」「ちょっと気になっている」という方にも参考になれば幸いです。
きっかけは阿部さんとの出会い(一方的な)
阿部さんとはじめて出会ったのは、2021年9月。オア明奈さんとのトークイベント「はじめての自己肯定感 〜コピーライターとプロデューサーが考える、愛おしい人生の解釈〜」です。
阿部さんから発せられる言葉はやわらかくてやさしい。温かさに包み込まれるような気持ちになります。でも、それだけでなく、奥には強い芯も感じ、自分自身について考えさせられます。
さらに、当時から受講している「SHElikes」のイベントに登壇されたり、コピーライティング講座も新設され、阿部さんを目にする機会が増えていきました。
大企業に所属しながらも、個としても活躍されていることも知り、私にとって、憧れの存在になりました。
企画メシって?
2022年5月、憧れの阿部さんが講座を開催するというお知らせを目にしました。「どんな講座なんだろう……」好奇心と緊張感を抱きながら、クリック。
noteに記されていた言葉にグッと引き込まれました。
答えはここにない。ヒントはあふれてる。
自分と向き合い、他人と向き合う。そうすることで自分の本当の気持ちが見えて、向かうべき先が見える。自分をみくびらない。自分を正しく知り、自分の気持ちを人に伝えられる人になる。そのために「言葉」と向き合ってみたい。
その結果、ここではないどこかへ、行けるかもしれないし、もしかしたら今いるここがすでに目的地なのかもしれません。
講座の卒業生が登壇するプレイベントに参加。当時のことや現在のことを楽しそうに語っている姿を見て、次の企画生(講座の受講生の呼称)としてバトンを受け取りたいという気持ちが溢れてきました。
エントリー前に考えていたこと
「企画でメシを食っていく」って?
私は、企画というものを次のように解釈していました。
企画=より良い未来に向けて、計画すること
十数年の社会人生活。企画と名のつく仕事をしていたこともあるし、これからも企画力は必要だし、伸ばしていきたいスキル。
でも、スキルうんぬんを学びたいわけではない。「企画という手段で私は何をしたいんだろう…」私が夢中になれるテーマ、向かう先を見つけたい。
企画メシでは、これまで仕事で関わってこなかったテーマにも取り組めることを知って、エントリーを決めました。
答えはここにない。ヒントはあふれてる。
憧れの阿部さん、今まで触れてこなかったテーマ、企画生との関わりを通じて、ヒントを得て、私の道を言葉にできている半年後に期待して。
できない自分と向き合い続けた半年間
企画メシは、月1回ペースで課題に取り組みます。課題提出後、企画生の提出内容を見て、推し企画を選び投稿する。そして、オンライン講座に参加して、学びや講座後の気持ちを投稿する。このサイクルで進んでいきます。
取り組んだテーマは、広告・放送・音楽・福祉・何とかしたいこと……いずれもはじめて向き合うテーマばかり。個人で取り組むこともあれば、ときにはチームで取り組むことも。
・なぜ、この課題が出されたんだろう
・どういう企画にするか
・どんな言葉で届けるか
ずっとこの3項目をぐるぐると考え続けました。でも、途中から正解を探そうとしたり、人からどう思われるだろう?本質からそれたり。気持ちを軌道修正しながら、毎回期限ギリギリに提出ボタンを押していました。
企画生が提出した課題を見るたびに、着眼点、発想、伝え方……足らない部分を突きつけられて、毎回打ちのめされる。その繰り返しでした。
きっと、他の企画生は仕事もできて、優秀なんだな
でも、想像とは違っていた。課題を提出するまでの過程をお互いに聴きあってみると、わからないなりに必死に向き合おうとしているし、迷いながら取り組んでいた。「デキる人」だけで片付けてはいけない。向き合う姿勢や努力した時間がつながった結果なんだ、恥ずかしくなりました。
心が震えた言葉・企画
阿部さん、ゲスト講師、企画生から発せられた言葉、企画で、心が震えた内容を記しておきます。
・1対多数があたりまえと思っていた広告で、私宛に送られたメッセージを受け取った
・今、携わっている領域や仕事のことについて、「知らないことはない」といえるくらいインプットしているか
・好きな人や場所に近づくための努力をしているか
・まず私がどうしたいか?「旗を立てる」「自分と組む」
・見つかりに行く
企画メシのいいところは、阿部さんやゲスト講師、企画生からも、フィードバックをいただけること。いただいた言葉そのままを載せないけど、気づけないことに気づくかせてもらいました。
・穏やかで柔らかい
・本音(ネガティブな)をさらけ出せる強さがある
・些細なことも大切にする
私の道は、「じんわり心が温まる企画をする人」
もがきながら取り組み続けた半年間。最終課題は、講座のテーマである自分の道を言葉にする企画。
最終課題のテーマ
どんな企画をする人になりたいですか?
私の現時点の解は、
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「これからなる」というよりは、「これからも続けていく」という表現の方が適切かもしれません。
今の私には、
・マグマのよう煮えたぎる義憤のような想いは見当たらない
・ちょっと嫌だなと思うことはあるけど、怒りのような感情ではない
・好きなことや得意なことはあるけど、誰かに何時間も熱弁することではない
私にあるのは、私にしか気づかないくらいの大きさ。心の中で消えそうで消えないろうそくのように、ゆらゆらと静かに燃え続けている想いがありました。
それは、「年齢」
私の周りにいる、いくつになってもアクティブにエネルギッシュに活動する人たちの存在や世の中の価値観の変化も後押しとなり、年齢を意識せず、ありのままで過ごせる時間が増えてきたように感じています。
どんなに楽しいこと、達成感を得た体験をしても、ときどき、ひょっこり現れて私の中にあるネガティブな一面がこう言うのです。
・こんな歳になったのに、こんなことも知らないの?できないの?
・あのとき、若い頃は良かったな
・もっと早くに挑戦しておけば良かった
「あぁ、年齢の呪縛は消えないのかな」「こういう私とともに生きていこう」と決めました。年齢は誰にも変えられない、だったら「歳を重ねることも悪くないよね」と思える瞬間を増やしていきたい。
もしかすると、同じような想いを抱えている人がいるかもしれない。
ちょうどこんなことを考えていたときに、SHElikesで同世代の受講生がつながる旗振り役「コミュニティプランナー」という役割を担うことになりました。(12月から2023年までの期間限定)
企画を実現する機会が舞い込んできた!?
ろうそくの火がじんわりと広がるように。
同じ想いを抱えている人と一緒に企てよう。
企画メシを通して、私の心に静かに燃え続ける火を見つけられたこと、企画する場に巡りあえたこと、SHElikesと企画メシが一本につながった瞬間でした。
2022年5月。企画メシにエントリーしていなかったら、今はなかった。心から参加して良かったと思っています。
企画メシのその後
企画メシ最終日の翌日から、私の心に静かに燃えつづける火に共感していただいたり、興味を抱いてくださったシーメイトさん(SHElikesの受講生の呼称)11名とコミュニティ運営をはじめました。
さっそく先日、第1回のイベントを開催しました!子どもの頃に流行った「サイン帳」を用いました。あの日にタイムスリップしたような気持ちで、シーメイトさん同士グッと距離を近くに感じてもらう企画です。
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準備期間は、疲れを感じられないくらい楽しかったし、夢中になれた。当日は、参加してくださったシーメイトさんたちの笑顔が見られて、本当に嬉しかったです。
私1人では、できることに限りがあるけれど、「想像している枠組みを超えたことが実現できる」と思えるチームメンバーに出会うことができました。
2023年3月まで。楽しんで企画して、想いを届け続けます!!
Special thanks
記事のヘッダーは、企画メシのレポートフォトグラファー・さとうあやかさんが撮影した写真を使用しております。