シンザン記念(GⅢ)・各馬評価
あけましておめでとうございます。ってもう12日ですが。今年はもう少し更新機会を増やせればと思いますが、、、
今年のシンザン記念は10頭の少頭数。例年の傾向を見ずとも、スローは濃厚です。逃げはコルテジアかディモールトか。馬場が傷みまくっているので、まだマシな内がグリーンベルト状態になっているので、逃げ先行が有利と思われます。
各馬評価
いつも通り、表の見方を書いておきます。
サンクテュエール
前走アルテミスS2着馬・・・が、そもそも初戦のレースレベルはメンツがかなりレベル低いし、アルミテスS勝ちのリアアメリアはご存知の通り、次走ぶっ飛び。3着馬も次走で馬券外に吹っ飛んでいるように、ただのスロー前残り競馬で、これで評価すべき差し馬も凡走しているのであれば、ここで人気しているのものどうか。
ヴァルナ
京王杯2歳Sではタイセイビジョン、ビアンフェの3着に好走。続く京都2歳Sでは4番人気に推されるも、シンガリ負けを喫します。
1,000mだけ比較すれば、前半が2秒も速い京王杯2歳Sよりも新潟1,800mの方が上がりが遅いように、1,800m以上の距離は向いていない印象。京都2歳Sの大敗は距離適性のなさが招いた結果と推測されます。右回りが向いていないとかよく分からない敗因を挙げている人もいますが、あまりにいいかげんすぎます。。。
少頭数でガンガンに引っ張るような馬もおらず、この馬が内でジッとして勝負所でサッと前に出て押し切る競馬をしそう。鞍上も同じですし、今日のミヤビパーフェクトと同じような騎乗イメージですね。
コルテジア
ブービー人気ですが、前走の負けはサクセッションの自滅早仕掛けが原因。前走は未勝利戦で戦ったシャドウブロッサムの2着を評価していましたが、その当のシャドウブロッサムが次走で案外(力んで走っていたのが要因のようですが)だったりと、ちょっとまだ実力は測りかねます。
ただ、ビアンフェが引っ張った朝日杯FSや東京のトランポリン馬場恩恵を差し引けばこの馬が持ち時計一番だったりしますし、0.3秒差だったサクセッションは次走巻き返しています。内先行有利の馬場であれば押さえておいた方が良いかもしれません。
タガノビューティー
前走朝日杯FSでは、ダートからの転戦でなめていたらあわやの好走で肝を冷やしました。。。
朝日杯FSはしばらく後方から3頭目に位置どっていましたが、800mを通過した辺りから進出を開始。600m地点からスパートをかけましたが、最後の1Fでピタッと止まってしまいました。ストップウォッチで計測すると、最後の3Fは12.3-11.1-12.1(3F35.5秒)でやはり見た目通り、減速してしまっています。
プラタナス賞を見る限り、持続力もあると思われますが、ギアチェンジ能力も備えているようです。ただ、ギアチェンジで一気に脚を使うと、すぐに垂れてしまうのでしょう。そういう意味ではジワジワと脚を使うダートの方が合っているのかも。。坂がダメな可能性もありますが。
オーマイダーリン
未勝利戦は、JRA発表では3F34.6秒の上がりですが、何度測っても35.0秒…。12.5-11.8-10.7と徐々に加速して差し切り。これが最後の2Fが11.8-11.8で減速していなくとも突き抜けられた理由です。ただし、これは流れるペースを後方から差し切ったもので、シンザン記念で同様の戦法が通用するかはまた別の話。
新馬戦は超絶スローで先行出来ましたが、2走目は後方からとなったように、テンはそこまで速くない馬。今回はテンが速い馬が何頭もいるので、無理にいくのは至難の業で、今の馬場で後方から、しかもスロー展開となると…。
プリンスリターン
前走、朝日杯FSは無印評価でした。以下は、朝日杯FSの時の評価。
函館2歳Sはビアンフェについていく形で先行して3着に粘る好走。4着のパフェムリとは上がり3F0.3秒差なので、スピード能力は高いと思われます。
次走のすずらん賞では出遅れてしまい最後方からの競馬を余儀なくされましたが、3角辺りでスパートをかけて大外ぶん回しての6着。序盤に流れに乗り損ねてしまったことを考えれば、よく追い上げていると言えます。
ききょうSはスローペースで先行して押し切った形ですが、12秒台は出だしと400~600m区間のみなので、野芝であることを加味しても33.6秒の上がりはトップスピードもそこそこあるなと思います。
距離延びてどうかと思いましたが、少なくともタガノビューティーよりは展開に恵まれなかったわけで、今回は先行押し切りの可能性も。相手が手薄になる今回、押さえたい1頭です。
ディモールト
新馬戦はハイペースを逃げ切りましたが、時計的には物足りず、なでしこ賞では全く歯が立ちませんでした。というわけで、ここでも厳しいでしょうね。。
カバジェーロ
12月後半の新馬組ということもあり情報が少なすぎる…ので押さえるしかないなという印象。
新馬戦は、上がり34.8秒となっていますが、何度か測ってみると正式には35.0~35.2秒が正しいと思われ、3Fのラップ推移は11.8-12.6-10.6~10.8程度という具合です。
2F目の12.6秒は600~400m地点ですが、若干置かれているように見受けられ、カーブでの加速は下手な可能性があります。
ルーツドール
新馬戦の勝ちタイムは、新馬戦としては優秀で上がり3F実測値は11.6-11.4-11.0で推移しています。
レースレベルは1頭未勝利勝ち上がり馬がいますが、全体的には低調な雰囲気。断然強いかと言われると、やや疑問が残るところです。
ヒシタイザン
新馬も未勝利も百日草特別もレースレベルが低すぎて狙えません。。