【JRA GⅠ参戦海外馬分析③】ファンタスティックムーン
①戦績分析
戦績から分かること
14戦7勝、GⅠ2勝ですが、多少海外競馬を見られている方なら分かりますが、ドイツ馬という時点で色々お察しです。
条件戦、GⅢと、かねてよりこのシリーズで言及している1,400~1,600mでのレースに勝ってはいます。が、基本的にドイツでのレースですので、レースレベルには疑問符。
また、ドイツの馬場は基本的に重い(らしい)ですが、そこに重馬場、稍重と輪をかけて馬場が重いレースとなっているので、スピードが求められたとはあまり思えません。
実際、珍しくスピードが求められた昨年の凱旋門賞では11着と大敗しているところを見ると、速いスピードへの対応力には疑問符がつきます。
②ラップ分析
ドイツはラップ計測がないため、フランスの4戦のみとなります。
③総括
以上をまとめると、これまでのレースでのパフォーマンスを見る限りは以下のような特徴を持っていると思われます。
・前半ゆったり入り、5~6Fロンスパ戦になれば対応は出来る可能性
・スピードはそこまでなく、ペースが流れるレースは対応できない
とにかく前半ゆったりでないと対応できないですし、それも、新馬戦でもそこまで遅くならないだろというレベルなので、日本のGⅠではちょっと敷居が高そうです。