おっさんずラブ 自宅ソロ上映会レポ
(ただ家で久々に録画再生したよっていうだけの雑記です)
劇場版の公開が近づいてきて気分が盛り上がってきたので半年ぶりぐらいに1話から見返していたのだけど、5話で切り上げてしまった。楽しいだけの気分でいたかったから。
折り返し地点の4話を過ぎたあたりから、登場人物たちの葛藤が前面に出てくるので、つらみが増すのだ。
葛藤とはすなわち、自分の気持ちを自覚すること。
例えば、ちずは春田への想いを。
きっぱりとフラれてしまった部長は夢見る乙女時代を過ぎ目覚めてなお想いを強くする。
武川はやっぱり牧を諦めきれなくて暴走気味だし、蝶子にも変化があって、春田ですら牧への揺れる感情の端を(捉えるには程遠いけど)感じ始めている。牧なんてもうマジ牧だし。最初からブレてないのは、マロとまいまいぐらいじゃないだろうか。
自分と向き合うってキツいものね。感情移入して見てるこっちだってそりゃしんどい。幸せ願っちゃうから余計につらい。
あと、久々に見るとなんか涙腺刺激されるポイントが増えていて自分でも驚く。部長がフられるとこなんて蝶子さんと一緒に泣いてたし、パンケーキ屋でのマロが切なすぎて苦しいし、要するに蝶子さんとマロ具体的に幸せになっててほしい劇場版で。
ところで私はどうしたって武川主任が大好きなんだけど(半年ぶりのnoteなんで一応書いておく)、見返すにあたって、この物語を武川さんと牧の後日譚として眺めてみた。すると、ちょっと視点を変えただけでまったく違うレイヤーの物語が浮かび上がって見えてくる。驚いた。つくづく味わい深いドラマだなあと嘆息する。過去を踏まえると、牧が春田に出会えた喜びを何倍にも感じられるのでおススメです。あとセリフないとこで牧の副音声(幻聴)が聞こえます。私だけだろうか。
劇場版公開記念の全話上映会。単純にスクリーンサイズで見るのは楽しそうだなという気持ちと、どっちかというと一人で没入したいタイプなので一蘭みたいな座席にしてくんねえかなという気持ちの間で揺れている。まあ抽選に外れたらただの揺れ損なのだけれども。