SV環境におけるランクルス考察
かわいいですね
この記事はPokemon Advent Calendar 2023 7日目(1枠目)の記事です
https://adventar.org/calendars/8529
私の推しポケのランクルスです
ポヨポヨでかわいいですね(大事なことなので2回言いました)
改めましてユーリです
ポケモンは初代からプレイしていましたが剣盾から対戦を始めました。ランクマ(シングル)は月に1回マスターに上げる程度のエンジョイ勢です。そこでランクルスに出会いその可愛さと強さに惚れて推し始めました
時には証厳選をし色違いを求めてタマゴを割り
時には種族統一という特殊なルールで遊び
時にはキャンプで戯れて遊んでいました
ポケモンSVでも当然連れていく心づもりでした
しかし
ランクルス、SV未内定
嘘だよな…ゲーフリ…
ていうかポケモンに内定とかそういうの持ち込むんじゃねーよばーかばーか半年くらい灰色の日々を送っていました
しかし2023年6月21日のポケモンpresentsの予告pvにて
DLC後編「藍の円盤」で内定獲得!
やっとパーティに入れられる!!
さあパルデアにいざ行かん!!!
対戦ありがとうございました
今作の準伝説である「四災」は全員不利な悪タイプ。勝てるわけなくね?
しかし今作にて!
テラスタルで耐性を得ました!貧弱なエスパータイプとはさよならバイバイ👋
新たなシステムである「テラスタル」により弱点を補うだけでなく技範囲も広がりました
まだ情報は出ていないので新たに習得する技や覚えなくなった技もあるとは思いますが剣盾時点でのデータから今後のランクルスについて考察をしてみたいと思います
以下に対戦におけるランクルスの強みとテラスタルによるタイプごとの考察を記述していきます
※対戦に興味の無い方はまとめまで↓
基本情報
ランクルス
タイプ:エスパー
通常特性:ぼうじん マジックガード
夢特性:さいせいりょく
種族値:110-65-75-125-85-30 計490
タイプは単エスパーの鈍足高火力なポケモンである。C125と優秀な特攻を誇るが、(ex.C125…モスノウ、サザンドラ、グレンアルマなど)Sは30と(S30…ヤドラン、カビゴン、タルップルなど)最終進化系の中ではワースト7位だ。
特性「ぼうじん」は「すなあらし」などの天候によるダメージ、「ねむりごな」などの粉技の影響を受けない。
「さいせいりょく」は他のポケモンに交代時に発動し、最大HPの1/3を回復する。
そして最も採用されている「マジックガード」は直接攻撃以外のダメージを受けない特性である。これが最大の強みだと考える。天候ダメージに加え「どく」や「のろい」などの定数ダメージを受けず、場に長く居座れる。「すなじごく」などの定数ダメージや「てつのトゲ」などの接触によるダメージ、「ステルスロック」などの設置技によるダメージも受けないため、いうなれば「ぼうごパット」「ぼうじんゴーグル」「あつぞこブーツ」などの持ち物の効果を一挙に持ち合わせる強特性といえる。(粉技の影響を除く)
今作から登場したキョジオーンの専用技「しおづけ」による定数ダメージも防ぐことができる。
S30とほとんどの相手に先制されるため受けとして立ち回るのが主となる。しかし素早さの低いポケモンから攻撃できるようになる「トリックルーム」を使えば強力なアタッカーにもなる。きあいのタスキを持てば、マジガによりタスキがステロで潰されることなくトリルを安全に展開できるなど、技範囲もそこそこにあり多様な役割を持てるのが魅力でもある。まもなくdlcで実装されるため、SVのランクマ環境ではどのような働きができるのか考察していきたい。
型考察
以下の調整は剣盾の頃からよく使っている個体の子である。環境に多いポケモンとの対面、仮想敵を考えダメージ計算をしてみる。
実数値 207-×-105-194-106-×(A0S0が理想)
努力値 H172B76C252D4
特性 マジックガード
性格 れいせい
技 サイコショック
テラバースト(フェアリー)
トリックルーム
シャドーボール
持ち物 いのちのたま
役割 トリル始動兼特殊アタッカー
被ダメージ計算(相手側は性格補正なしAorC特化とする)
物理
パオジアンのつららおとし
105 ~ 124 (50.8 ~ 60.0%) 確定2発
パオジアンのふいうち
174 ~ 206 (84.1 ~ 99.6%) 確定2発
ノマテラカイリューのしんそく
81 ~ 96 (39.2 ~ 46.4%) 確定3発
水テラウーラオスのすいりゅうれんだ
156 ~ 186 (75.4 ~ 89.9%) 確定2発
おもかげやどし炎オーガポンのツタこんぼう
222 ~ 262 (107.3 ~ 126.6%) 確定1発
特殊
テツノツツミのハイドロポンプ
103 ~ 123 (49.8 ~ 59.5%) 乱数2発 : 99.6%
サーフゴーのゴールドラッシュ
118 ~ 141 (57.1 ~ 68.2%) 確定2発
ハバタクカミのシャドーボール
162 ~ 192 (78.3 ~ 92.8%) 確定2発
ガチグマ(赫月)のブラッドムーン
139 ~ 165 (67.2 ~ 79.8%) 確定2発
イーユイのあくのはどう
216 ~ 254 (104.4 ~ 122.8%) 確定1発
与ダメージ計算
サイコショック
→ハバタクカミH4振り
153 ~ 181 (116.8 ~ 138.2%) 確定1発
→水ウーラオス無振り
190 ~ 226 (108.6 ~ 129.2%) 確定1発
→赫月ガチグマH68振り
82 ~ 97 (41.7 ~ 49.3%) 確定3発
フェアリーテラバースト
→パオジアンH無振り
268 ~ 320 (173.0 ~ 206.5%) 確定1発
→ディンルーH148D100振り
151 ~ 182 (60.7 ~ 73.1%) 確定2発
→カイリューH4振りマルスケあり
95 ~ 113 (56.9 ~ 67.7%) 確定2発
シャドーボール
→ハバタクカミH4振り
101 ~ 120 (77.1 ~ 91.7%) 確定2発
→サーフゴーH4振り
138 ~ 164 (84.7 ~ 100.7%) 乱数1発 : 6.25%
→クレセリアH252D100振り
101 ~ 120 (44.5 ~ 52.9%) 乱数2発 : 17.57%
苦手なポケモン
カイリュー
剣盾まではHB特化の物理受け型の火炎玉トリックによりA134の物理アタッカーであっても止められたが、今作より「アンコール」を習得したため絡め手が使いにくくなった。メンタルハーブで一度限り「とける」を積むなどすれば突破できるだろうが汎用性に欠ける。
パオジアン
HB特化であれば「かみくだく」「じごくづき」を確定2発152 ~ 180 (73.5 ~ 87.0%) で抑えられるが命の珠なら乱数で飛ぶ。耐えたところで返しの攻撃を採用率の高い気合いの襷で耐えられる厳しい相手である。ゴツメで削り「ドレインパンチ」などで落とすこともできそうだが、こちらのテラス読みでつららを打ってくる場合もある。接触技でなくても物理技であれば1/8のダメージを与えるジャポのみを持てば可能性はあるか。
ガチグマ(赫月)
HD特化であってもひかえめ特化のノマテラブラッドムーンが確定2発146 ~ 172 (70.6 ~ 83.1%) と瞬間火力が凄まじい。S無振りのガチグマであればランクルスにS180を振り上から「めいそう」を積めば受け切れるがガチグマミラー意識でSを振っている個体も多いため机上論になってしまうか。
オーガポン
火炎玉トリックが通じず、「てっぺき」で積んでもツタこんぼうの急所で突破される。一撃を耐え「トリックルーム」で後続に繋ぐのが精一杯だろう。
ランクルスはC125と優秀な数値を持つものの、パラドックスなどパルデアには実際の数値以上の強さで猛威を奮っているポケモンが多い。
環境上位にはこれ以外にもサーフゴーやウーラオスなど受けがきかない相手が多く、正直に言ってランクルス単体でそれらに対面で勝つのは難しいと言わざるをえない。ランクマで活躍させるにはパーティ単位で構築を組むことが必要となってくる。
しかしテラスタルを考慮すれば型によっては苦手な相手に勝つことも不可能ではない。剣盾で私が育成した個体は18体だが、テラスタイプごとに個体を用意していけばそれ以上となるであろう。どのテラスタイプがランクルスに適しているのか後述していく。
テラスタイプ考察
ほとんどのポケモンが新たに習得した「テラバースト」は自分がテラスタル状態の時、技のタイプが自分のテラスタイプになる技だ。この時自身の攻撃(A)と特攻(C)の高い方を参照して攻撃するため、普通のランクルスではC>Aのため特殊技となる。なお物理型のランクルスで物理テラバを打ちたい時は性格いじっぱりでA個体値31、C個体値24以下にする必要があることに注意だ(この時の実数値A128C127以下)
この「テラバースト」が通常不利な相手への有効打となり形勢を逆転する手段となるだろう。ランクルスにとって有用なテラスタイプについて以下に考察していく。
・弱点は「かくとう」のみ 「ゴースト」以外等倍で通るのでタイプ耐性は弱い 積み技や数値で受ける必要がある
・「エスパー」の弱点である「ゴースト」を無効にし弱点が少ないため受けとして優秀なタイプ
・「ノーマル」技の威力強化
・やけどを負わないため物理型に向いている
・物理の炎技は「ほのおのパンチ」しか無いため特殊の炎テラバーストで鋼への打点を持てる
・弱点が「でんき」「くさ」だけと受けとして強い
・剣盾まで持っていなかった「みず」タイプの技水テラバーストが打てるようになる
・ぽよぽよな見た目に似合っている
・弱点は「じめん」のみ
・鈍足なためまひるみで突破されることもあったが「でんき」タイプはまひしないためその可能性を消せる
・命中70の「かみなり」の技外しに怯えることなく電気テラバーストを打てるようになる
・物理では「かみなりパンチ」の技威力強化
・「ねむりごな」や「キノコのほうし」など粉技を無効にできる(特性「ぼうじん」ならテラスを切らずとも防げるが)
・「エナジーボール」「くさむすび」の技威力強化
・弱点を突かれるタイプが5つと多く受けには不適か
・「こおり」状態、ぜったいれいどを防ぐことができる
・天気が「ゆき」の時防御が1.5倍
・氷技は今まで覚えていないため氷テラバーストでカイリューやランドロスなどの氷4倍弱点への相手の不意をつける
・「れいとうパンチ」の技威力強化
・弱点は4タイプと多いため受けるには向いていないか
・「エスパー」弱点の「あく」に強いタイプ
・格闘技は「きあいだま」「ばかぢから」「アームハンマー」を覚えるためこれらの技威力強化
・図鑑説明からしてサイコパワーを使うより相手を直接ぶんなぐる方が好きなランクルスにお似合いな攻撃的なテラスタイプ
・弱点が「じめん」「エスパー」のみと受けに向いている
・「どく・もうどく」状態を防げるようになる(特性がマジガの場合は毒ダメージを受けないため意味はないか)(スキルスワップなどで特性を変えられたり化学変化ガスなどで特性を消されない限りは)
・毒テラバーストでフェアリー打点となる
・「でんき」技を無効
・「でんじは」によるまひを無効とする
・特性が「さいせいりょく」の場合はすなあらしによるダメージを受けなくなる
・地面テラバーストで鋼打点となる
・「ねばねばネット」の影響を受けなくなる
・「サイコフィールド」などのフィールドの効果を受けなくなる(デメリット)
・「ありじごく」から逃げられるようになる
・「じわれ」無効により一撃技持ち相手の前でも積みやすくなる
・今まで持っていなかった「ひこう」技を飛行テラバーストで打てる
・元々のタイプであるエスパー技が威力2倍になる
・それ以外にメリットはなし
・採用理由皆無
・アイコン分かりづらくね?
・今まで持っていなかった「むし」技を虫テラバーストで打てるが半減されるタイプは7つと通りは悪い
・「エスパー」の弱点である「あく」の弱点を突けるようになるため一考の価値はありか
・天気が「すなあらし」の時特防が1.5倍
特性が「さいせいりょく」の場合はダメージを受けなくなる
・物理技の「いわなだれ」「がんせきふうじ」の技威力強化
・特殊技では命中率安定の岩テラバーストが打てるようになる
・「かげふみ」から逃げられるようになる
・「ノーマル」技無効のためカイリューの「しんそく」を防げるなどピンポイントメタになるか
・「シャドーボール」の技威力強化
・弱点が「ゴースト」「あく」と元のタイプと一貫するため使い所が難しいか
・今まで持っていなかった「ドラゴン」技を竜テラバーストで打てるようになるがフェアリーテラバでよくね?竜テラバとか見たことない・見た目はつよそう
・「いたずらごころ」の乗った変化技を防げるようになる
・元のタイプの弱点である「ゴースト」「あく」技を半減に抑えることができるが「むし」技は一貫する
・過去作では「はたきおとす」を使えたがSVではおそらく覚えないため特殊での悪テラバーストが唯一の特殊「あく」タイプの技になるか
・物理では「なげつける」を覚えたため悪テラスで「くろいてっきゅう」「でかいきんのたま」を投げつければ1回限りだが最大威力225を叩き出せる(でかきんを投げつけるな)
・半減のタイプが10個「どく」無効と汎用性のある優秀なタイプ
・特性が「さいせいりょく」の場合「すなあらし」のダメージを受けなくなる
・「ラスターカノン」「ジャイロボール」の技威力強化
・元のタイプの弱点を全て半減以下に抑えられ弱点も「はがね」「どく」のみと少なくランクルスにおいて最も優秀なテラスタイプと考えられる
・今まで持っていなかった「フェアリー」技をフェアリーテラバーストで打てるようになる
・見た目がラブリーチャーミー
以上18タイプの中でランクルスの単体性能から考えると以下のようになる
ただ環境にいるポケモンや構築にもよって下位としたテラスタイプの選択もありうる。
ひこうテラスであればじわれ持ちヘイラッシャの前で火炎玉によりあくびを防ぎつつ積むことができたり、草テラスであればキノガッサの胞子を無効にしたりなど。1ターンの猶予を得ることで逆転の一手となり得るのがテラスタルの可能性である。これからは仲間大会などに参加してその可能性を追求していく所存だ。
まとめ
以上が対戦でランクルスを活躍させるための考察となります。ここに書いてあること以外にも新たな戦術も思い付いてはいますが多くは明かさないでおきます。しかしポケモンバトルをすることだけが推しを推すことではないのはみなさんご承知おきのことと思います。これからもX(twitter)やポケマスの呟きでTLを荒らすことになるとは思いますが自重はいたしません。お付き合いいただければ幸いです。
最後に推しのグッズやイラストを紹介して終わりとします。
最後まで見ていただきありがとうございました
明日以降もアドベントカレンダーにてポケモンに関する魅力的な記事が更新されると思います
1週間後のDLCと共に楽しみにしています
以上
https://adventar.org/calendars/8529
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