「メンタルクリニックに行ってみようかな」そう思ったら行くことをおすすめします
今日のおすすめは、いつもとは少し異なります。
「メンタルクリニックに行ってみようかな」
そんなふうに思った時は、「ぜひ行ってください!」というおすすめです。
「あの時に行っていれば…」
22年前。
当時の私は、休みの日になると家に引きこもっていました。
摂食障害―、特に過食嘔吐がひどく、多分リストカットもしていたんじゃないかと思います。
笑われるかもしれませんが、私はノストラダムスの予言を信じていて、23歳でこの生が終わると思っていました。
だけど、この世の終わりはなく、1999年8月以降も、今までと変わらない日々が続きました。
「メンタルクリニックに行ってみようかな」
そう思ったのがちょうどその頃のことです。
だけど、当時の私はまだ小さな街で暮らしていて、メンタルクリニックはあまりメジャーではなく、何となく敷居が高いイメージがありました。
インターネットもダイヤル回線の時代で、クチコミもほとんどなく、ホームページを持っている病院も少なかったので、私は分厚い電話帳をめくってメンタルクリニックを探していました。
それでもやっぱり、「行く!」という気持ちにはなれませんでした。
しかしその後、「あの時に行っていれば良かった」と何度も思うことになります。
だってその3年後には、「このままじゃ死んじゃうよ!」と言われてしまうのですから。
精神科にぶちこまれるまで
26歳の時。
彼氏と喧嘩したのをきっかけに、過換気症候群になりました。
歩けなくなって、吐き気が止まらなくなって、そんなの初めてで、内科に行ったら、「過換気症候群です。専門の病院に行ってください」と言われました。
それをきっかけにやっと、メンタルクリニックの門をくぐりました。
そしてその1年後、私は仕事に行けなくなり、人が恐くなり、家から出られなくなり、薬の多量摂取、アルコール依存となり、看護師をしている親戚が私を見て、「このままじゃ死んじゃうよ!」と父に報告をしたそうです。
一体どんなことになっていたのか。
その時の記憶は全くありません。
実家に強制送還されるも、実家から脱走。
連れ戻された後、昏迷状態となり精神科にぶちこまれました。
「メンタルクリニックに行ってみようかな」
そう思ったあの時に行っていたら、こうまではならなかったかもしれません。
ただ、この出来事は私にとっては必要だったのだと思っています。
家族をはじめ、たくさんの人に迷惑をかけましたが。
だけど、他の人にはそうなっては欲しくない。
だから、「メンタルクリニックに行ってみようかな」と思ったら行って欲しいのです。
私みたいにハードなことにはならないかもしれませんが、何が命とりになるかわからないし、少なくとも今よりは絶対楽になると思います。
医師には得意分野がある
メンタルクリニックに行って、もし医師と合わなかったら。
落胆しなくても大丈夫です。
メンタルクリニックに限らず、内科や整形外科、他の科と同じで、精神科や心療内科にも合う合わないがあります。
鬱が得意、統合失調症が得意、薬物療法が得意、行動療法が得意など、医師にも得意分野があります。
だから、自分と合わないから自分がダメだなんて思わなくて大丈夫!!
メンタルクリニックに行きたい時はきっと、セカンドオピニオンなんて考える余裕はないかもしれません。
だけど、1箇所行って終わりじゃないことが頭にあれば、少しは気持ちが楽かなと思います。
「メンタルクリニックに行ってみようかな」と思いながらも二の足を踏んでいる方に届いたらいいなと思い、私の経験談も踏まえおすすめとして書かせてもらいました
また、あなたの身の回りに悩んでいる人がいたら、手遅れになる前に、メンタルクリニックに行くことをおすすめしてあげてください。