過去の自分を認めてあげることができれば
#書く習慣1ヶ月チャレンジ
#Day26
#今日一日にあったモヤっとしたこと
今日は、お盆明けの久しぶりの仕事。
新規の利用者の訪問の日。
その方は、生活保護受給予定。
私のほかにも、数人の関係機関担当者が同時にご自宅を訪問することとなっていた。
行政の福祉課の人間は、
サバサバとしているし、必要なことだからと、
平気で収入や年金額、現在の預貯金、通帳を見せてください、と…
表情も、どことなく厳しく感じた。
※私がそう捉えただけで、きっとそんなキツイ性格ではないと思いたい
なんでこんなにもモヤッとしたのか…
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私は、生活保護受給者だった過去がある。
担当のケースワーカーがいて、定期的に自宅にやってくる。
私は、幼少期に両親が離婚。
父方に引き取られ、父と祖父母に育てられた。
小学2年生の時に、父親が病死した。
それからは、高齢の祖父母が両親だった。
うちの家系は、小さな会社経営をしていた。
そして、代々借金を背負っていたようだ。
そんな状態なので、祖父母と私の世帯になり、
お金があるわけもない。
生命保険とかそんなものも掛けられなかったんじゃないかな。
当時はまったく知らなかったことだ。
当時小学2年生。
2年生ながら、生活保護という言葉は理解できていた。
お金が少なくて、生活するのが大変なので、市から助けてもらっている家庭。
もし、お父ちゃんがいたらこんなみじめなことはなかったのに…
祖母や祖父が言っていたことを覚えている。
生活保護を受けることはみじめなこと
社会的弱者であること
支援を受けないと生きていけないこと
そんなことが、
すでに小学生で刷り込まれていたんだ。
あと、
生活保護を受けている人なんて
普通じゃなくて、
(良くない意味で)珍しいのだと理解した。
生活保護世帯だなんて、絶対に言いたくなかったし、
誰にも知られたくなかった。
お金がないことが、
こんなにも情けないことで、
恥ずかしいことで、
カッコ悪いことだと知った。
将来、絶対にこんなみじめな思いはしたくない。
何がなんでも、早く大人になって生活保護から抜け出してやる!!
って、思っていた。
この頃に、私の自己肯定感は底辺に落ちていった。
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私は、医療機関に勤めている。
業務内容は、相談業務。
勤務先の病院は、
社会的弱者と言われるような方や、
経済困窮と言われるような方に優しい病院なのだ。
なので、
生活にお困りの方が多いように思う。
就職してから、
何の因果か、巡りめぐって福祉の仕事に就いた。
私は、
福祉業界だけは、絶対に興味がないし、
絶対に働きたい業界ではないと思っていたのだが…
心の奥底に、
まだ、生活保護受給している人間のことを、見下しているのかもしれない。
私の世界に現れるな、って思っているのかもしれない。
私には無縁の、社会的弱者とは関わりたくない、という
ドス黒い感情が渦巻いていて気持ち悪い。
当時の、生活保護世帯の一員だった自分のことを、
認めていないのだろう…
この気持ちを持ち続けている間は、
私は、精神的に楽になれないような気がしている。
絶対に隠し通しておきたい過去を、noteに書いている。
成長したな、私。