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たい焼きとインフルエンザと私

私の周辺でも、インフルエンザが猛威を振るっております。

職場、病院、地域…
毎日のように、〇〇デイサービスでインフルエンザの方が出ました、だとか、△△特養でコロナ陽性者増えています、という連絡が入る。

先週、私の愛息も、朝発熱し、「いよいよ我が家にもやってきたな…」と覚悟を決めていたところだ。

先週末、驚異的な早さで仕事を終え、診療時間ギリギリに病院へ駆け込んだ。もう、鼻に綿棒を突っ込まれる検査など屁でもない息子は、表情一つ変えずに綿棒を突っ込まれた状態で正面を向いていた。

インフルエンザですね、と言われた後のことをシュミレーションしていたほどだ。
まず学校に連絡して、一応私の職場にも連絡を入れておくか。
私は健康なら仕事に行けるけど、お昼ご飯の準備がいるよな。
お弁当よりも、菓子パンを好むんだよな…スポドリもいるし、ゼリーも…

なんて。

待機していた診察室の向こうから、ピピピピ…とタイマーの音。
先生が診察室へ戻ってくる。
「陰性ですねえ」

「え?????」

そうなん??
拍子抜けしたよね。

発熱してから時間も経っているから、反応していないってことはなさそうだ。ただの、単なる風邪だった、のかもしれないけど。

インフルじゃなかったとわかったら、急に元気になる息子。
逆に、もし確定診断が出ていたら、急に病人になるはずだったであろう。
思いがけず3連休となった息子であった。


週明けの職場は、何かと騒がしい。

今日私は出勤してから、パソコンを立ち上げ、今日の予定を確認する間もなく、とりあえず電話ラッシュ。対応に追われる。
これだから月曜日は好きじゃないんだよ。自分のペースで仕事ができないんだ。ほら、電話のせいで乱される。
気付けば、まだキーボードに触ってもなく、ずっとしゃべり続けて10時になっていた。

この電話ラッシュには理由があって。

同僚が、同時に2人、インフルに倒れた。


さて。
この月末。この職種、なんとなく月末忙しくなる。私も、みんなも月末に詰め込んでいる節がある。
同僚2人分の処理しないといけない仕事を、残ったメンバーで捌く必要がある。それぞれ、自分の仕事も抱え、インフル療養中の同僚の仕事も抱えることになる。

忙しいのだ。
忙しいんだけど、こういうとき、俄然やる気になってくる私。

インフルから復帰してきたときに、「あ、全然問題なかったですよ」ってカッコよく言いたいのである。

もう一昨年の話になるが、私も夏にコロナで1週間ほどお休みしたときには、みんなが手分けして私の仕事を捌いてくれたっけ。


私の隣の席の、アムロパイセン(男)は、いつも構ってほしそうな大きな声で独り言を言う。
1番近くにいる私はことごとくスルーする。

そんなアムロパイセンに、いちいち反応してくれる同僚がしばらく休むことになる。


え?
私、アムロに反応せんといけん??


そんな一抹の不安を抱えていたとき、アムロが外回りから戻ってきた。
「お好きなのをどうぞ」
と、チーズクリーム、カスタード、あんこの3種類のたい焼きを買ってきてくれた。

隣の私から選択権があった。

チーズクリームのたい焼きをいただいた。
アムロありがとう。

月末の忙しさ、みんなで乗り切ろうな。
私はアムロのミスも時々フォローしてるよ。私のフォローも頼むな。←



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