きのこ

ロンドンに住んでもうすぐ30年、アート、音楽、旅などには書けることがあるとはおもう

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ロンドンに住んでもうすぐ30年、アート、音楽、旅などには書けることがあるとはおもう

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  • ロンドン きのこの旅行記

    ロンドンで現地手配の旅行会社でバイヤーなど20年勤務の後コロナで職を変えるが迷走中。もともとアートなどお絵描き好き。ロンドンでアートスクールにもいったことあるが、その道にはすすまず、全てが中途半端な人生を送っている。大学はイギリス文学専攻だが、あまり普段小説は読まない。イラストは描けるのでいつかヒュー・ロフティングなお話を書いてみたい。バンクシーにはかなり詳しいほう。

最近の記事

失われたものを求めての写真旅(英国)

旅行者がよく行く場所ではないような裏道に、 ひっそりまだ歴史を保っているようなものが好き。 もしかしたら、もうコレクターが壁ごと買い取ったのかもしれない。 メイフェア―の路地、この老朽化したビルは壊されて残っていない。 もちろん、バンクシーのこの壁画ももうここでみることはできなくなった。 この裏はブランド物を売っている店が並ぶエリア、「消費社会に翻弄される」フォーリング・ショッパーの絵だった。 セブンシスターズの石灰でできている白い肌は、 毎年、浸食されて失われていく。

    • AIに一番やってほしいことはオフィス内のいじめをなくすこと

      その昔、日本で働いていたときに、すぐ人が辞める部署があった。 何を隠そう、そこで私も結果長くは続かなくてやめたので覚えている。かれこれバブルも終わりかけた30年も昔の話。東京の駅にあった会社で建物は今はもうそこにはない。 とにかく雰囲気が悪かったのは、そこの部長という男性が、大声でどなる、その人の右腕的な下の社員を徹底していじめる。 その下で働く人は、そこで耐えて耐えて時間を何年も過ごすのが常なのだそうで、日々まじめに働いている人をいじめ抜いていやな気分にさせてよい人をや

      • 放置されている博物館 ガトウィック空港そば 

        イギリスには、いや、世界中にもたくさんあると思う、 いい意味でレトロ、郷愁と哀愁ただようこじんまり博物館が。 当初は決して目指してなかっただろう、時代の流れのうちにおのずと古びれて忘れ去られ、レトロっぽくなってしまった場所。 メジャー博物館は、そんな風にはならない。 展示も時代に合わせて数年経たたないうちに改装されたりするから。 放置された博物館が、イギリスには沢山ある。 「地元の愛好者が収集保存」したものが陳列され埃をかぶっている。 昔は飛行機に乗ることがおおごとだ

        • 仕事のあとの一杯の旅 ロンドン パブめぐり

          いつも帰りに違う道を選び、迷ったりするのも含め新しい発見をすると、脳に刺激をあたえていいらしい。 以前から、「性格テスト」というのがあれば、この「同じ道を日々帰る人」か「毎回帰り道を変える人」かというと私は断然後者のほうで、時間さえあればダブルデッカーバスの2階にのってバスを乗り継いで帰ってみたりする。地下鉄だったら半分の時間で帰れるところを。 私にはこの寄り道一人をパブめぐりにあてている、それもひとりきりでいく。これは社交のためのパブ利用じゃないのだ。 私的な思索の時間

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        • ロンドン きのこの旅行記
          2本

        記事

          大人になった娘と子供になった母でいくチボリ公園

          6か月の求職活動の末、仕事が見つかった。 それはもうコロナ禍で海外渡航が途絶え、お客様ゼロという前代未聞の2年間を経て、20年以上勤めた会社の仕事も失い、大変だったのだ。 必死で暗く苦しいトンネルを進んでいくような日々の後、契約社員の短期の仕事をゲット。ほっとしてマイ・プチ旅行熱が爆発した。住んでいるヨーロッパのとある国から「飛行機でたったの1時間以内1泊2日」なら気が楽、と試験のため誕生日祝いが流れていた16歳なりたてほやほやの娘と週末旅を計画した。 これは娘の誕生日

          大人になった娘と子供になった母でいくチボリ公園