アーユルヴェーダQ&A(5)
前回は、【サートミャ アサートミャ】の概念を少し話しましたが、
この概念には、【オーカ サートミャ】という概念も付随してきます。
【オーカ サートミャ】とは、習慣的に摂取することによって、それがたとえ一般に有害とされるものであっても身体がそれに適応してしまうことです。
例えば、アルコール依存症の人の場合は、アルコールがその人の身体にとって、オーカサートミャになってしまったと考えます。前回説明したように、身体が慣れしんだものは、急に取り除くと離脱反応が出るので、たとえ、一般的に有害なものであっても徐々に取り除いていかなければなりません。
【ヴィシャ カンニャ】という言葉を聞いたことはありますか?
毒の女(ヴィシャ=毒、カンニャ=女) という意味のサンスクリット語になります。
幼い頃から、少量の毒を継続的に摂取することによって身体そのもの(唾液、吐く息、身体からでる粘液等)が毒化してしまいます。
古代インドでは、このように女子を毒化してヴィシャカンニャを育て、敵の国に送り込んで、敵を性的に誘惑し(あとは想像におまかせします〜)、敵を殺すということが行われていたようです。
ヴィシャカンニャは毒がオーカサートミャになってしまったので、彼女自身は毒による作用をほぼ受けることがないのです。
このオーカサートミャの概念、日本に蔓延した放射能にも言えるのでしょうか?放射能は、人体にとって有害ですが、長期間継続的に何世代に渡って汚染を受け続けることによって、日本人の身体にとってオーカサートミャとなりうるのか? ということを時々考えることがあります。
数年前に琉球大学の研究論文を読んだことがあり、
『ヤマトシジミにおける異常率の時空間的な動態:福島原発事故後3年間のモニタリング調査」』という論文で、
汚染地域における成虫の異常率は急速に増加し2011年秋(5世代目)または2012年春(7世代目)にはピークに達するが、それ以降、11世代目または13世代目には正常なレベルに戻ったというものでした。
これを読んだ時に、アーユルヴェーダのオーカサートミャという概念がまさにこれだと思ったのです。
生物の生命力はすごいですね!
私たち人間も、健康的な食事や生活習慣を行えば、免疫力も生命力もアップします。
毒におかされようが、放射能におかされようが、ウィルスにおかせれようが、正しい健康的な
食事と生活習慣を身につけて、無意味に怯えずに、でも必要な用心はしてこのコロナパニックを乗り切りましょう〜
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