プラクリティとヴィックリティの違い（１）

プラクリティはドーシャ的な特徴、個性、傾向で、ヴィックリティとはその時のドーシャの乱れです。

例えば、ヴァータプラクリティの人を例にとった場合は、ヴァータ ドーシャ特有の属質（小さい、速い、動く、不安定、不規則、乾燥、軽い、冷たいなどの性質）が、その人の特徴や個性に反映されます。

　そして、ヴァータドーシャが乱れる「傾向」があります。ここで、特記したいのが「傾向」ということです。
　なので、バランスの取れた生活を送りヴァータ ドーシャを乱さなければ、ヴァータ ドーシャによる病気にならないのです。ヴァータプラクリティだからと言って、必ずヴァータ ドーシャが乱れているわけではないということです！

　あくまでも、「傾向」なのです。

反対にヴァータプラクリティの人が、カファ 的な食事や生活を送るとカファ ドーシャの乱れによる病気になってしまいます。
　ただ、もともとあるドーシャ傾向（プラクリティ）が、ヴァータ ドーシャであるため、カファプラクリティの人よりも、カファ ドーシャの乱れによる病気はかかりにくかったり、かかったとしても、症状が軽く済みます。

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