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自分だけのバランス

前回のトリドーシャ理論の続きです!

アーユルヴェーダでは、
宇宙の万物は「空風火水土」の五大元素から成り、
この5つのうち、2つずつがペアとなって、
3つのドーシャ(生命エネルギー)が構成されます。

人は皆、この3つのドーシャから構成されているということ。



ヴァータは空と風の元素からなり、
速い、軽い、動くという性質。
コミュニケーションや輸送、運動を司ります。

ピッタは火と水の性質からなり、
軽い、熱い、鋭いという性質。
燃焼させる作用があるので、消化や代謝という
働きをします。

カパは水と土の元素からなり、
冷たい、重い、安定性、粘着性という性質。
体力や免疫力、人体の構造を維持する働きをします。

この3つの生命エネルギーの組み合わせは、
人の数だけあるともいえるので、
「一人として同じ人はいない」
ということになります。

  

これはたくさんの人の体質診断を
すればするほど実感すること。

その人の身体的、生理的、行動的、精神的特徴は
ヴァータ・ピッタ・カパで面白いくらい異なる上に、
その中でも微妙にそのバランスが違う。
  
そして診断の回数を積むと、
初対面の方でもおよそ第一印象で
大抵分かるようになります。

※ちなみにアーユルヴェーダでは
このような「第一印象」、
すなわち直感のようなものも
大切にするように説いているのも面白いところだと思う。



またこの3つのバランスは、食べものや季節、時間、
年代などによって、常にゆらぎ、変化している。
  
  
そしてそのゆらぎの中で、
できるだけ生来的バランスに落ち着いていることが、
その人らしさを発揮できるということ。


自分らしさを発揮すること、
あなたはできていますか?
  
  

  
  


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