いきり万太郎。
仕事の通勤は車で移動をしている。
以前は大好きな歌手の歌とか聞いてたけど、後の資格を取得する際に出会う師匠に悩みを打ち明けて言われた一言。
『ラジオを聞け』
話すと長くなるので今は割愛し
それ以来ずっとラジオを聞いている。
私にとって新たな開拓だった。
その中で、あるラジオ番組のあるアナウンサーがよく
『いきり万太郎』
この言葉をよく言いはる。
その番組は人間の妬み嫉みなどを赤裸々に放送するラジオ番組。
うん。
めっちゃわかる。
そういう捉え方なんだ。
など意外に為になる(笑)
私は誉められたりして
育ってきたわけじゃなく
おかんには、皆と同じ事が出来ないから
『どうしてできないの』とか
『○○ちゃんはこんなにできるのに』とか
今では子育てという分野でゆーたらあかんワードのオンパレードで育ってきた。
おとんといえば絵に書いた、昭和のクレイジーおとん。
鮮明に覚えてるのが運動会前に応援団の練習を友達と家でやっていて、ポンポンのビニールが数本落ちていて、それを見てなぜか発狂したおとんは友人の前で私を地下足袋の金具のとこでぶん殴り(笑)
友達がビビって逃げて帰ったと言う話がある。
アラフォー過ぎた未だ友人に言われる。
そんな二人に育てられると誉められたりした事は記憶にない。
いつも、劣等感の塊であった。
そんな、私がインストラクターになり晴れてスタジオの中央に立つことに。
駆け出しの頃はレッスンが終わった後、いわゆる常連と言うお客様にかこまれ
『あんた、あの振り付けなんなん、
おもんないわ』
罵声を浴びさせられながらも(笑)
ただただ、エアロビクスインストラクターになれて、晴れてスタジオの前に立てて
それが嬉しくてエアロビクスのレッスンがしたくて仕方がなくて無我夢中でレッスンをなんと言われようが毎日やっていた。
まぁ幼少期に毎日罵声を浴び慣れていたので、常連と言うお客様の罵声なんて気にもならんかった。
だんだん私もキャリアを積むようになると自分のレッスンに来てくださるお客様が増え、『楽しかった』『先生おもろいわ』など誉められるようになり少しづつ自分に自信をもつ。
このお仕事をしていると自分のレッスンが好きと言って頂ける方がお越しくださる。
アラサー初めの私は誉められる事に快感を覚え案の定周りが見えなくなり(笑)
その当時のスタッフ様にはご迷惑をかけたかと思う。
はい。
私
【いきり万太郎】
になった。
『何でできない』と言われてきたので反動で、誉められヨイショされる事が私をかなり調子に乗らした(笑)
人ってかんたんに自分を見失う(笑)
恐らく、お客様にも横柄な態度も取っていただろう。
いきり万太郎。
ほんとに怖い魔物です。
その魔物を一発でぶった斬りをしたのが
今の主人である。